台北の人気観光スポット.15 十份


天燈上げで世界的に有名になった平渓線の、主要観光地が十分。日本統治時代は炭鉱の街として知られていた。現在は天燈上げを目当てに訪れる観光客で連日にぎわいをみせている。駅周辺には懐かしい古い街並みが残っており、線路を挟んで商店や民家が立ち並ぶ、珍しい光景が見られる。飲食店やみやげ物店が連なっているので、食べ歩きや散策がおすすめ。また、天燈上げのほかにぜひ楽しみたいのが、十分の大自然。台湾最大の滝で「台湾のナイアガラ」と称される十分瀑布は迫力満点だ。周辺の木々の緑も美しく、歩いているだけでリフレッシュできる。体力と相談しながら散策しよう。

食べ歩きも楽しい!

十份
交通:台北から台湾鉄路で芳瑞駅まで約40分。平渓線に乗り換えて約30分で十分駅。台北駅〜十分駅までの運賃は69元〜

台北の人気観光スポット.16 西門町


「台北の原宿」といわれ、夜までにぎやかな西門町は毎日台北っ子たちでいっぱい。流行のファッションやストリートグルメを楽しんだり、リノベスポットの西門紅楼に立ち寄るのがおすすめだ。

西門町
交通:MRT板南線・松山新店線の西門駅すぐ

台北の人気観光スポット.17 松山文創園区


1937年に建造されたたばこ工場を、当時の建屋を生かしながらリノベーションした広大な文化&芸術エリア。庭園もある緑豊かな敷地内には、クリエイティブなショップやカフェ、レストラン、ギャラリーが点在し、イベントも随時開催する。敷地内で異彩を放つモダンなビル「台北文創」は、雑貨も扱うカルチャー書店・誠品生活 松菸店が入っているので、併せて訪れてみたい。

松山文創園区
住所:光復南路133号
交通:MRT市政府駅から徒歩6分
営業時間:店舗・施設により異なる
休業日:無休

台北の人気観光スポット.18 猫空


猫空の茶藝館のほとんどは、深夜か明け方まで営業しており、週末の夜ともなれば、お茶とおしゃべりと夜景を楽しみに若者たちが集まってくる。とくに夏には涼を求めて大勢が押しかけ、人気店は満席になるほど。各茶藝館では、自家栽培の鉄観音茶や創作茶葉料理を出したり、自然環境や店内のインテリアに工夫を凝らしたりして個性を競い合っている。

市街の眺望を楽しむなら昼間の方が空いていておすすめ。猫空での移動はバスか歩きになる。帰りはロープウェイのほか、駅近くから市内中心部へのバスも出ている。市内より気温が低いので、秋から冬には寒さ対策も忘れないようにしよう。

麓の動物園駅と山上の貓空駅を結ぶロープウェイ

猫空
交通:台北からMRT板南線で忠孝復興駅まで約5分。MRT文湖線に乗り換えて約16分で動物園駅。MRT動物園駅からロープウェイ乗り場までは徒歩で約5分。貓空駅までの運賃は120元

台北の人気観光スポット.19 鶯歌


台湾で唯一の陶芸文化の博物館である新北市立鶯歌陶瓷博物館と、陶磁器店が並ぶ尖山埔路老街や重慶街などが観光のポイント。尖山埔路老街は品ぞろえがよく、価格も安いことから週末を中心に行楽客でにぎわう。

重慶街は、作品展示を目的としたギャラリーも多く、作業風景を見せてくれるところもある。丹念にまわって好みのものを探してみよう。陶芸教室も体験したい。

鶯歌
交通:台北駅から台鉄で所要30分。鶯歌駅下車すぐ

台北の人気観光スポット.20 宮原眼科


台北から日帰りで行ける台中にある、日本統治時代は日本人医師が営む眼科医院だった建物を改装したスイーツショップ。2階は食事やお茶が楽しめるレストラン。

アイスにワッフル、果物など、てんこ盛りの冰淇淋305元

宮原眼科
住所:台中市中山路20号
交通:台鉄台中駅から徒歩5分
営業時間:10:00~22:00
休業日:無休

台北観光前に基本情報をチェック!台北ってこんなところ


■面積272㎢、人口約248万人の台北市は、行政院直轄の特別市。名実ともに台湾最大の都市として繁栄している。

■大昔は湖であったという台北盆地が、長い歳月を経て湿地化したのが、400年ほど前。当時は、ケタガラン族と呼ばれた人々の居住地域で、その後、中国大陸からの移住者によって淡水河流域の開墾が始まり、1875年に清国によって「台北」という名で城府が置かれ、台北市の基礎が築かれた。

■1895年の下関条約で、台湾は日本に割譲され、以後50年にも及ぶ日本統治時代が続く。台北に総督府を置いた日本は、市街地の建設整備に着手した。今、台北市のメインストリートとして賑わいをみせる中山南路や忠孝西路は、城壁の跡地が日本人の手によって整備されたものだ。

■1945年の日本敗戦により、日本の台湾統治は終了した。そして、中国本土で勃発した内戦で、蔣介石率いる国民党政権が台湾へと敗走してくる。1949年、国民党政権が首府を台北に移したことで、台北市は国民党の拠点として新たな時代を迎えた。しかし、戦後の長い間、軍事予算に圧され、市内のインフラ整備は遅れていた。今見るような、台北市の近代化が本格的に始まったのは、台湾人初の総統である李登輝が就任した1980年代に入ってからのことだった。

■20~21世紀にかけてはインフラの整備も進み、MRTや高速鉄路などの交通システムや通信サービスも発達した。

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