【青森】旅の魅力を探る5つのキーワードをチェック!
移り行く季節ごとに異なる表情を見せる絶景や祭り。アート作品や歴史的建造物に見る素敵な意匠、外せない温泉やグルメ。青森独自の方言をキーワードに、青森の魅力を探ろう!...
津軽半島の玄関口で、伝統ある夏の風物詩、五所川原立佞武多が有名な五所川原。
一年中、立佞武多が見学できるスポットをはじめ、鉄道情景やユニークなご当地グルメからも目が離せません。
レトロな雰囲気が残る津軽鉄道に乗って、風景を楽しみながら旅をしてみましょう。
新青森駅
↓ JR奥羽本線・五能線(1時間5~45分)
五所川原駅
東北道浪岡IC
↓ 津軽自動車道ほか19㎞
五所川原駅
超高層の山車が夜空を彩る、五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた)。現代によみがえった伝統の祭りが五所川原立佞武多だ。昔は豪商や地主がその力の象徴として作ったという巨大な立佞武多。夏の夜空に届きそうな迫力ある姿を見てみよう。
巨大な立佞武多3台を含めて、中型、小型を合わせて約15台のねぷたが夏の夜を練り歩く。明治時代に作られ、一度は姿を消した巨大な人形ねぷただが、設計図や写真が発見されたのをきっかけに1998年、およそ80年ぶりに復活。今や迫力ある「立佞武多」は五所川原の夏の風物詩になっている。
2017年夏に初出陣した「纏(まとい)」。火事場に立ち向かう火消しを高さ23メートル、重さ19トンで表現した
運行コースは年により変わるが、観覧はロータリー付近がおすすめ。最終日の立佞武多の3台そろい踏みは迫力満点。有料観覧席の設置場所や料金などは事前に発表されるので確認を。
祭りに出陣する大型立佞武多が、格納・展示されている。立佞武多をスロープで取り囲んだ展示は圧巻で、その細部まで間近に見ることができる。
館内には食事処やみやげ物店も入っている
立佞武多展示室では、精巧に作られた立佞武多をいろいろな高さから見よう
立佞武多製作所では、ねぷたの紙貼りや色付けができる
夏の風鈴列車、秋の鈴虫列車、冬のストーブ列車などのイベント列車で人気のローカル線。車窓に広がるのどかな田園風景も楽しみたい。アテンダントの観光案内も好評。
津軽平野を一直線に走る
夏は短冊を下げた風鈴を車内に吊るして運行する風鈴列車になる
ストーブ列車ではスルメを焼く光景も見られる
園内を津軽鉄道が走る自然豊かな公園で、「日本さくら名所100選」に選ばれている。また、小説家太宰治ゆかりの地でもあり、文学碑や銅像などがある。
春になると現れる「桜のトンネル」の中を津軽列車が通る姿は絶好の撮影ポイント
地元金山地区の良質な粘土で作る津軽金山焼は、薪窯による焼き締めが特徴。ギャラリーにはさまざまな種類の器がたくさんあり、外の庭には陶器の動物園もあるので子どもから大人まで幅広く楽しめる。
窯場は見学自由。窯焚きや窯詰めの様子を見ることができる
創業100年を超える老舗で、おすすめは天中華。自家製の細めのちぢれ麺とあっさりスープの中華そばの上に、ほたてが入ったかき揚げ天ぷらがのったもの。スープがしみた天ぷらも美味。
青森特産のほたてを使ったかき揚げがのる天中華800円
たい焼きを油で揚げた地元で人気のスイーツで、中身はつぶ餡、カレー、チョコ、クリーム、バーガーなど5種類。バーガー以外に砂糖がまぶされ、外側がカリッ、中はふんわりとした独特の食感はクセになるおいしさ。
あげたい1個130円。揚げない通常のたい焼きも販売している
五所川原市では、積もった雪が強風で舞い上がり、目の前が真っ白に染まる現象「地吹雪」を体験できるプログラムを実施。絵画の世界に迷い込んだかのような、幻想的な光景は必見だ。
角巻・もんぺ・かんじきの北国3点セットを身に着けて、地吹雪の中へ!
北海道を中心に地域密着のおでかけ情報、観光情報をお届けします。