青森【下北半島】本州最北端を1泊2日でめぐるドライブ
四方を海に囲まれた下北半島は、本州最北端の地。異世界のような景観が広がり、最高級のマグロやウニなど、ほかでは出会えない魅力に満ちあふれている。ぐるっと一周ドライブへ!...
大間のマグロで知られる下北半島は、ほかにもほたて、アンコウ、ウニ、ぼたん肉などグルメの宝庫でもある。名物料理が盛りだくさんの下北の味覚を一挙に紹介しよう!
下北半島は津軽海峡、陸奥湾、太平洋に囲まれており、その面した海によって特産物はさまざま。大間のマグロをはじめ、豊富な漁場に恵まれ海産物はとにかく新鮮。また厳しい自然で育った旨みが強い大間牛なども、古くからこの地方の食文化を支える。
大間のマグロはクロマグロだよ
1本数千万の値がつくほど、高級品とされるクロマグロ。特に秋〜冬が最高にうまい!
伝統的な漁法「一本釣り」で豪快に釣り上げられる「大間のマグロ」。津軽海峡の荒波で身が引き締まったうえ、イカやサンマを食べて脂がのった頃に回遊してくるのがうまさの秘密。
生マグロのおいしさをリーズナブルに
良心的な価格で旬の魚介を提供する。生マグロにこだわっているので、大間産(9・10月)や近海産(4〜8月)と季節によって産地はさまざま。マグロのうまさを十分に楽しもう。
まぐろだけ丼2800円
赤身、大トロ、中トロと生マグロの3つの部位が味わえる贅沢な丼(数量限定)
生マグロがないときは休業なので確認を
厚切りマグロがぎっしりの丼に大満足
厚切りのマグロが所狭しと敷き詰められたマグロ丼は破格のうまさで、この一杯で満足できるほどボリュームもたっぷり。店内には釣り上げたマグロの写真がずらりと並ぶ。
三色まぐろ丼3300円
大間の厚切りマグロの大トロ、中トロ、赤身がどっさりのった丼
1本2020万円のマグロを釣った漁師の店
大間崎を目の前に大間のマグロと近海の魚介を堪能
厚い切り身を花びらのように盛り付けた、見た目にも美しいマグロ丼が名物。海峡丼、鮭丼、塩辛など大間近海のうまい魚介もいただける。夜は宿としても営業している。
マグロ丼2500円~(時季により変動)
花びらのような盛り付けがきれいな丼はボリューム満点
店舗の目の前には大間崎が広がる
日本一のマグロを熟練職人のにぎりで楽しむ
創業50年を超える寿司店。伝統漁法で釣り上げた本場のマグロをにぎりでいただこう。口の中でとろける日本一のマグロを堪能できる。不定休なので事前に営業日の確認を。
本マグロにぎり1カン500円~
最高級のマグロのにぎりはネタとシャリのバランスが抜群
マグロ丼や海鮮丼もおすすめの店
生でも加熱しても旨みたっぷり
津軽海峡や陸奥湾で獲れた、新鮮で濃厚な味わいの魚介類が多いのも下北半島の特徴。
旬の魚介を丼や一品料理で楽しめる
新鮮な下北の魚介を、こだわりの料理にして提供する。陸奥湾で獲れたほたてで埋め尽くした釜めしや、下北の魚介をいろいろ食べられるむつ湾づくし御膳が人気。
ほたて釜めし1080円
陸奥湾で採れた肉厚のほたてが、ご飯を覆い隠すほどのボリューム
観光客でも気軽に入れる雰囲気の店
新鮮魚介を驚きの安さとボリュームで
新鮮で安くてボリューム満点の食事を求め、地元以外からも多くの客が訪れる大衆食堂。その日の朝に獲れたばかりの魚介の甘さや濃厚さに感動すること必至。
歌舞伎丼1000円
とろけるようなウニ、イカ、イクラ、マグロなどで覆われた人気No.1の丼
※時期により具材変更の場合あり
交通が不便なのに客足が絶えない評判店
その時季に獲れた旬の魚介が豊富な食事処
仏ヶ浦から北へ約6.5km、福浦港の漁師が営むドライブイン。新鮮なウニやアワビを使った丼ものやイカ刺し定食など、いつでも下北の旬を味わえる。
海鮮丼1200円
口の中でとろける甘いウニをはじめ、下北の魚介で埋め尽くされた丼
いつ訪れても下北の旬を味わえる
下北の郷土料理みそ貝焼きの元祖といわれる
みそ貝焼きの元祖といわれる食事処で、代表料理はもちろんみそ貝焼き。ほかにもほたて料理が名物で、刺身やフライが人気メニュー。定食のほか単品でも提供してくれる。
みそ貝焼定食1000円(単品800円)
大きなほたての貝殻に、野菜や魚介を入れて味噌で煮込み、卵でとじる
2017年9月に店舗を改装
下北の味覚アンコウ料理は絶対の自信あり
むつはまなすラインに面した、みやげ店併設の食事処。ウニなど下北の名物が味わえ、なかでも冬の味覚アンコウ料理には絶対の自信がある。
風間浦鮟鱇鍋定食1500円(12~4月限定)
生きたまま水揚げされる地元のアンコウを、豪快な漁師風鍋で提供
魚介メニューのほかラーメンも人気
下北半島の名物は海の幸だけじゃない!
旧海軍の食事がもとになった!?
旧海軍の食事レシピがもとになるといわれるご当地グルメ。牛の脂で揚げるのが特徴。店ごとにアレンジを加え、約20店舗で販売する。
販売店MAPは「ぐるりんしもきた」で検索しよう
「陸マグロ」の異名を持つ牛肉
マグロで有名な大間町は、大トロにも負けない肉質と評される牛肉の産地。大間の厳しい自然環境が育んだ、丈夫で健康な牛肉をご賞味あれ。
A5ランクの肉もあり、マグロに続く特産品として期待されている
江戸時代に東北地方と上方の間を行き来した北前船の影響で、下北半島には今も上方の文化の影響が随所に見られる。そのひとつが卵に似た餅料理「けいらん」。室町時代に京都で点心として食されていたという。
しょっぱい汁と甘い餡が絶妙
観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。