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【八尾】おわら風の盆へ行こう!楽しみ方をチェック!

by mapple

更新日:2018年8月19日

3日間で約20万人の観客を動員する「おわら風の盆」。おわら節の旋律に合わせて揃いの衣装をまとった踊り手たちが踊りながら歩く姿は情緒がある。そんな魅力いっぱいの「おわら風の盆」の歴史や鑑賞に役立つ情報を紹介。

越中八尾 おわら風の盆ってどんな祭なの?

毎年9月1日~3日の3日間で20万人が訪れる全国屈指の祭。哀愁を帯びた三味線と胡弓の音色や味わいのある唄が踊り手の優美な所作をより一層引き立てている。起源は江戸時代、八尾の町衆が町外に流失した大切な書類を取り戻したことに歓喜し、三日三晩踊り明かしたのが始まりとされている。今では五穀豊穣を祈願する行事として定着。発祥からすでに300年を超え、これまで磨き上げられてきた芸は見るものに感動を与える。
www.yatsuo.net/kazenobon/

輪踊り
観衆が周りを取り囲む中、踊り手が輪になって踊ることを「輪踊り」と呼ぶ。種まきや稲刈りなど農作業にちなんだ豊年踊りが基本となっている。

舞台踊り
演舞場や特設ステージなどで上演されるのが舞台踊り。豊年踊りや男女の踊りを組み込み、踊り手が創意工夫した演技は見る者をとりこにする。

町流しとは…

唄と楽器を奏でる地方と呼ばれる一団と踊り子たちが町中を踊りながら練り歩くことを「町流し」という。

昼の町流し
妖艶ムード漂う夜と違い、陽光を浴びた浴衣姿は眩しく煌めく。昼間の町流しは小さい子どもたちも参加するので愛らしいしぐさも観客を喜ばせる。

深夜の町流しもチェック!

おわら風の盆の行事は午後11時までとなっているものの、町で気の合うもの同士が自然に集まって町流しが行われることも。踊り手が自分たちのために踊る姿は、独特の哀愁が漂う。

夜の町流し
編笠の間からわずかに顔を覗かせ、男女それぞれが揃いの法被や浴衣で艶やかに舞う姿はぼんぼりに照らされて何とも幻想的。

全国に誇る民謡 「越中おわら」

300年の歴史を持ち、哀調を帯びた旋律の中にも気品と優雅さを感じる「越中おわら」。長年、多くの人々を魅了する「越中おわら」の詩を紹介。

(長バヤシ)
越中で立山 加賀では白山
駿河の富士山 三国一だよ
(ハヤシ)
唄われよー わしゃはやす
(唄)
八尾よいとこ おわらの本場
二百十日を オワラ 出て踊る
合い手(ハヤシ)
唄われよー わしゃはやす
(唄)
唄の街だよ 八尾の町は
唄で糸とる オワラ桑もつむ
(長バヤシ)
三千世界の松の木ァー 枯れても
あんたと添わなきゃ
娑婆へ出た甲斐がない
(ハヤシ)
唄われよー わしゃはやす
(唄)
竹になりたや 茶の湯座敷の
ひしゃくの柄の竹に 
いとし殿御に持たれて 汲まれて
一口 オワラ 呑まれたや
合い手(長バヤシ)
春風吹こうが 秋風吹こうが
おわらの恋風 身についてならない

知っておきたい基礎知識

2018年スケジュール(予定)

前夜祭 8月20日~30日

期間中は11町のうち1町内で毎日20~22時に輪踊りと町流しが行われる。輪に入って一緒に踊りたい時は係員の指示に従おう。また、八尾曳山展示館ホールで期間中午後6時30分~7時50分までおわらの踊り方解説や本場のおわらステージを鑑賞(1500円)することができる。

本祭 9月1日~3日

1日と2日は午後3時~午後5時と午後7時~午後11時の間、各町内が決めたコースで輪踊りと町流しが行われる(3日は午後7時~午後11時のみ)。期間中、八尾曳山展示館(入館料500円)では入館者を対象に踊り方教室を開催しており、おわら踊りを誰でも気軽にマスターできる(開催時間未定)。

前夜祭がおすすめ

3日間で20万人が訪れる本祭の混雑を考え、踊りを堪能したいならば前夜祭がおすすめ。比較的ゆったり鑑賞でき、毎晩違う町内の踊りを楽しむことができる。どこで踊るか、事前にホームページ(おわら風の盆行事運営委員会)でも紹介されるのでチェックしておこう。

事前にしっかり確認しておこう

初めて行く時は どうしたらいい?

事前にホームページや案内所のMAPでスケジュールチェックをしておこう。天候や演じ手の都合で予定通り実施されないこともある。

宿を予約

八尾町内の旅館やホテルは1年前から予約が入っていることが多い。そのため富山市内のホテルか庄川や宇奈月などの最寄りの温泉地まで選択肢を広げてみるのもありかも。

食事はどこで?

町内の飲食店はどこも混雑する。しかし、屋台も多く出店するので簡単な食事ならば問題ない。

トイレは心配ない?

越中八尾駅前や曳山展示館付近など町内数カ所に仮設トイレが設置される。

雨天の場合はどうなるの?

風の盆は屋外の行事なので、雨が降ると楽器が使用できず、衣装も高価なため小雨でも一時中断になる。雨が止めば再開されることも。曳山会館のホールでの「おわらステージ」は雨天でも上演される。

見逃せないものは?

本祭期間中、おわら演舞場(八尾小学校グラウンド/有料)やおわらステージ(曳山展示館/1500円)、特設ステージ(越中八尾駅前/無料)など特設会場を舞台に踊りが披露され、幻想的な雰囲気を堪能できる。

八尾おわら資料館

風の盆を一年中楽しめるSPOT
おわらの歴史的な資料を展示している。祭の様子を上映するシアターは幻想的である。

おわら風の盆をもっともっと楽しもう!

三日三晩、坂の町がおわら一色に染まる。楽器や唄を担当する地方衆と踊りを披露する若者たちは一年中稽古に励んでいる。そんな八尾の生活に根付いたおわらの魅力をここでもっとディープに取り上げる。

Q.そもそも風の盆ってどんな意味?

A.風の厄日に祈願したことに由来する
おわら風の盆が開催される9月1日は立春から数えて二百十日前後になり、ちょうどこの時が旧暦では台風のシーズンにあたる。「風の厄日」に風神鎮魂と豊作を祈願したことからこの名が付いたというのが一般的な説だ。

Q.踊り手はなんで編笠で顔を隠して踊るの?

A.気恥ずかしさを隠すため
町を練り歩きながら踊ったり、演奏したりする現在のスタイルは約100年ほど前から始まったとされている。その時に参加者が照れや気恥ずかしさを隠すために手ぬぐいなどで顔を隠していた。それが今の編笠に替わったといわれている。

Q.女性の帯の色が黒いのはなぜ?

A.高価な衣装の負担を減らすため
男性は法被、女性は浴衣姿で踊るため、高価な衣装だけに女性は帯までなかなか手が届きませんでした。そこでどこの家でもある黒い帯を使うことにし、帯留だけが華やかな現在のスタイルとなりました。

Q.衣装はみんな同じなの?

A.11町それぞれが違う衣装で踊る
風の盆は11の町で行われるが、それぞれ違う衣装を持っている。また、地方や踊り手、年齢によっても衣装が異なっている。

Q.おわらってどういう意味があるの?

A.3つの有力説が残る
まずは「おわらい」が「おわら」に転じた説。次に豊作を祈願し、稲をたくさん集めてわらが大きくなるよう祈り、「大藁」が「おわら」に変わったという説。最後に子守唄が上手だった女性の出身地・小原村から付いたという説もある。

3種の踊りに注目!!

三者三様に魅力があり、幻想的な世界に引き込む。それぞれの踊りの魅力を大公開。

男踊り(かかし踊り)

力強さを感じる勇敢な踊り
農作業をモチーフにした素朴で力強い踊り。田畑の石を投げる仕草を表現した「石投げの手」や鍬で田畑を耕す仕草を表す「鍬打ち」など農作業の苦労や喜びを表すシーンも見どころだ。

豊年踊り

おわらを代表する最も古い踊り
大正時代に完成した最も古い踊り。種まきや稲刈りなど農作業の動きを表現しているのが特徴。農具の中に種が残っていないかをチェックする「確認の手」や農作業を終えてひと息付く「直りの手」などのしぐさも何とも美しい。

女踊り(四季踊り)

女性らしいしぐさに魅了される優雅な踊り
河原でホタル狩りを楽しむ女性の姿を表した踊り。手鏡を見て化粧を直す「かざしの手」やくしで髪をとく「髪すきの手」など女性らしいしぐさも人気だ。ホタル狩りが終わりお別れのあいさつをする「合わせの手」は艶っぽさの中にかわいらしさが表現されている。

小説やマンガ、映画、歌にもたびたび登場する「おわら風の盆」

作家・高橋治の小説「風の盆恋歌」がおわらブームのきっかけとなり、以降テレビドラマ化も実現した。その後、石川さゆりの「風の盆恋歌」もヒットし、おわら風の盆は全国的に有名になり、現在のように3日間だけで約20万人の観光客が山あいの小さな町・八尾を訪れるようになった。このほかにもミステリー作家の内田康夫や西村京太郎の小説、小玉ユキのマンガ「月影ベイベ」の題材にも使われるなど、おわらの魅力は今も幅広い人々に支持され続けている。

筆者:mapple

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発売日:2018年04月12日

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この記事の出典元は「まっぷる富山’19」です。掲載した内容は、2017年9月~2018年2月の取材・調査によるものです。飲食店メニューや商品内容、料金ほか各種データが変更されたり、季節による変動や臨時休業などでご利用できない場合があります。また消費税の見直しにより各種料金が変更される場合があります。そのため施設により税別で料金を表示している場合があります。ご利用の際には改めて事前にご確認ください。

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