五箇山合掌の里をめぐろう 観光の見どころやランチにぴったりのグルメ&みやげ情報も
白川郷の集落と同時に世界遺産に登録された二つの集落がある五箇山。 深い山々に囲まれた険しい地形から独自の文化が息づく地でもあります。 五箇山合掌の里の観光で必見の見どころやランチ、みやげ情報をご紹...
更新日: 2018年8月27日
五箇山や白川郷では見学するだけでなく、宿泊できる合掌造りもある。建物の造りや日本の古き良き時代の暮らしに思いをはせれば、思い出に残るとっておきの夜を過ごせそう。
合掌家屋は屋根が合掌した手の形に似ていることから名付けられた。随所に豪雪地帯に生きる人の知恵が詰まっている。そんな宿に泊まれば思い出も特別なものになるはず。
屋根
雪の重さに耐え、雪下ろしの苦労を減らすためにほぼ60度という急勾配になっている。毎年4月、屋根上部の棟茅(むながや)の手入れを実施。
あま(屋根裏)
屋根の内部にあたる。2階から4階の空間。おもに養蚕作業の場所として利用されていた。
小屋組
釘などの金具を一切使わず、マンサクの木をやわらかくした「ネソ」や藁縄など自然の素材で固定している。
ゆるり(囲炉裏)
大家族が集う「おえ(居間)」や「だいどこ(台所兼食堂)」の中心に設けられている。
ないじん(仏間)
浄土真宗への信仰があつい白川郷と五箇山では、各家庭に立派な仏壇がすえられている。
だいどこ(台所兼食堂)
台所兼食堂。部屋の中央には囲炉裏が置かれている。
おえ(居間)
囲炉裏を備えた居間のこと。囲炉裏は部屋を暖めるだけでなく、煙による殺虫効果やススが建材を強くするなどの役目も。
まや(馬屋)
土間に設けられた牛馬の飼育場所。かつては農作業の大切な労働力として、牛や馬を飼う家が多かった。
囲炉裏を囲んでくつろぐ宿
相倉集落に佇む築200年の合掌造りの宿。1日2組限定で温かいもてなしが受けられる。夕食は囲炉裏を囲みながら地元の食材を使った旬の料理を味わえる。宿の女将さんのトークにも癒される。
1泊2食付 1万2960円~
大浴場
囲炉裏
建てられた当時の姿を今も残しています
2階
料理
女将特製の心のこもった料理は格別です
客室
基本は6畳で2間続きの大部屋も利用可能
1日1組のくつろぎの宿
明治元(1868)年に建てられた合掌造りで、旅の疲れを癒すことができる。元カメラマンの宿主が語る五箇山の魅力も興味深い。10〜15時は宿泊者以外も有料で館内を見学できる。
1泊2食付 1万2000円~(冬期暖房費500円)
食事は囲炉裏を囲んで
のんびりと心和む宿
築200年以上の合掌民宿で、気さくな夫婦が迎えてくれる。14畳の囲炉裏では、宿泊者そろっての夕食や、食後の語らいも楽しみのひとつ。相倉合掌集落の中ほどにあり、散策にも便利。
1泊2食付 9200円~(冬期暖房費400円)
趣のあるたたずまい
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