【白川郷・五箇山】合掌造りに泊まろう!
白川郷や五箇山には見学するだけでなく、宿泊できる合掌造りも。建物の造りや土地の味をじっくり味わいながら、昔の暮らしに思いをはせれば、思い出に残る夜が過ごせそう。...
更新日: 2023年3月3日
白川郷の集落と同時に世界遺産に登録された二つの集落がある五箇山。
深い山々に囲まれた険しい地形から独自の文化が息づく地でもあります。
五箇山合掌の里の観光で必見の見どころやランチ、みやげ情報をご紹介します!
かつては加賀藩の流刑地とされ、平家の落人伝説も残っているほど。
和紙製造や養蚕をはじめ、塩硝(火薬の原料)作りを生活の糧として合掌造りの床下で製造を行なっていた時代もあり、今もなお残る保存されている施設を見て回ることができます。
まるでタイムスリップしたかのような気分になれる、世界遺産の里をめぐってみましょう。
相倉と菅沼の二つの集落間は離れており、車移動(約15分)がベター。集落内に車は入れないのでそれぞれの駐車場(1回500円)に停めて、歩いてめぐろう。集落は住民の生活の場なので、マナーを守って散策を!
白川郷ICから、東海北陸自動車道で五箇山ICまで約15分。
江戸時代、加賀藩の流刑地だった!
庄川によって隔てられた山深い五箇山は流刑の地とされ、1667(寛文7)年から明治維新までの約200年間で百五十余人もの罪人が送られてきた。
罪人を幽閉していた小屋を復元した、富山県指定文化財。入り口の柱にある小さな窓から食料を与えた。
罪人の脱走防止と塩硝の統制を狙いとして、架橋が許されなかったことにより造られた。(復元)
【世界遺産】
約100~350年前の合掌造りが建ち並ぶ
庄川から離れた段丘上に位置し、細長い台地に広がる集落に、合掌造り家屋23棟が現存。屋根葺きに必要な茅を取る「茅場」や、集落を雪崩から守る「雪持林」も史跡として保存されている。
貴重な民俗資料を展示
合掌造り家屋を使って、建築の構造を解説する。実際に使われていた生活用具も展示し、五箇山の暮らしを紹介。
先人の知恵や苦労が感じられる
【世界遺産】
川沿いに息づくのどかで美しい風景
険しい山と川に囲まれた小さな集落には、9棟の合掌造りが現存。一周15分程度で歩いて周れるほどの面積。集落と庄川の対岸を結ぶ菅沼橋からの眺めもすがすがしい。
国道沿いに集落を一望できる展望スポットがある
五箇山の一大産業”塩硝”を知る
江戸時代の五箇山の主力産業、塩硝作りの歴史や擬似道具を展示し、工程を人形や影絵で再現している。火縄銃の体験もできる。
材料の採取から出荷まで詳しく解説
【重要文化財】
建築当時の様式を今に伝える
古い時代の形式を残す貴重な代表的建築物。約350年前の建築と伝えられ、黒く光る柱が歴史の深さを物語る。
囲炉裏端で当主が歴史を語ってくれる
【重要文化財】
8年もの歳月をかけて完成
江戸中期に建てられた5階建て住居。かつては加賀藩の塩硝を上納する役宅で、内部のケヤキ造りや書院造の座敷、上階の養蚕の作業場などを見学できる。
国内最大規模の合掌家屋
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