山口県の絶景・美景!フォトジェニックスポット!
山口県は絶景の宝庫!フォトジェニックな景色を一挙にご紹介します。 透き通った海に架かる角島大橋や赤い鳥居と青い海が印象的な元乃隅神社など、 インスタをはじめとしたSNSで自慢したくなる「絶景」...
更新日: 2021年12月3日
2015年に「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録された萩反射炉、大板山たたら製鉄遺跡、恵美須ヶ鼻造船所跡。
「明治日本の産業革命遺産」の構成資産は九州・山口を中心に23あり、
そのうち5つが山口県の萩にあります。
人材育成の観点で評価された松下村塾以外の、
日本の近代化を担った点で評価された萩の世界遺産を詳しく解説します。
産業技術に果敢に挑んだ長州サムライたち
反射炉とは、西洋で開発された金属溶解炉のこと。日本では当時佐賀藩だけが完全な反射炉を稼働させていました。この遺跡は佐賀藩の反射炉を真似、自分たちで大砲を造ろうと奮闘した長州藩士の物語でもあります。
ここに注目!
本来の反射炉にある、煙突が2つに分かれているところの段差を、石で巧みに表現。設計図を手に入れられなかった藩士たちはスケッチだけで懸命に再現したのでしょう。
ここに注目!
韮山や佐賀の反射炉はレンガが規則正しく積み上げられたのに対して、萩反射炉は地上から9mまでは安山岩、それより上はレンガ積が不規則に積み上げられています。
大砲に適した鉄を生み出すことができた炉のことを指します。右の構造図にある燃焼室で炊いた燃料の炎と熱をアーチ形の天井に反射させ、溶解室に置いた原料鉄に熱をあて溶解。高い煙突を利用して大量の空気を送り込み炉内の温度を上昇させ、鉄に含まれる炭素の量を減らす構造になっています。この工程を経て大砲に向いたやわらかく粘りのある鉄ができるのです。
トライ&エラーの遺産
佐賀藩で反射炉をスケッチさせてもらい建設を始めるも、萩反射炉には他の完全な反射炉とは異なる部分がいくつもあり、当初から試作炉として建設されたといわれています。
産業化を支えた日本古来の技術
江戸時代中期から後期にかけ操業した「たたら」の遺跡で、ここで造られた鉄が近代化の先駆けである洋式軍艦丙辰丸に使用されました。西洋技術による近代化は、たたら製鉄のような日本在来の匠の技によって支えられていたのです。
たたらって何?
日本の伝統的な製鉄方法で、その歴史は古墳時代まで遡る。砂鉄を原料とし、風を使って木炭を燃焼させて鉄を造っていました。砂鉄が豊富に採れ、豊かな森林に覆われた中国地方で栄えていったのです。
炭窯の位置から見るとこのように見える
幕末の洋式造船技術の様相を伝える遺構
欧米諸国に対抗しようと、大板山たたら製鉄の鉄を用いた長州藩初の洋式軍艦丙辰丸が建造された場所。現在は、石組みの防波堤が残っているだけですが、幕末の造船にまつわるエピソードとして重要な価値があります。
ロープで仕切られているエリアは、発掘調査が進められている場所なので立ち入り禁止
灯台は昭和初期に建てられたもので、造船所があった頃のものではない
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