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萩【世界遺産 萩反射炉】どんなトコ?基本情報をチェック!

by mapple

更新日:2018年10月10日

2015年に「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録された構成資産は九州・山口を中心に23あり、そのうち5つが山口県の萩にある。松下村塾はもちろん、日本の近代化を担った萩の世界遺産を見てみよう。

萩反射炉

産業技術に果敢に挑んだ長州サムライたち
反射炉とは、西洋で開発された金属溶解炉のこと。日本では当時佐賀藩だけが完全な反射炉を稼働させていた。この遺跡は佐賀藩の反射炉を真似、自分たちで大砲を造ろうと奮闘した長州藩士の物語である。

ここに注目!
本来の反射炉にある、煙突が2つに分かれているところの段差を、石で巧みに表現している。設計図を手に入れられなかった藩士たちはスケッチだけで懸命に再現したのだろう。

ここに注目!
韮山や佐賀の反射炉はレンガが規則正しく積み上げられたのに対して、萩反射炉は地上から9mまでは安山岩、それより上はレンガ積が不規則に積み上げられている。

反射炉のしくみ

大砲に適した鉄を生み出すことができた炉のことを指す。右の構造図にある燃焼室で炊いた燃料の炎と熱をアーチ形の天井に反射させ、溶解室に置いた原料鉄に熱をあて溶解する。高い煙突を利用して大量の空気を送り込み炉内の温度を上昇させ、鉄に含まれる炭素の量を減らす構造になっている。この工程を経て大砲に向いたやわらかく粘りのある鉄ができる。

トライ&エラーの遺産
佐賀藩で反射炉をスケッチさせてもらい建設を始めるも、萩反射炉には他の完全な反射炉とは異なる部分がいくつもあり、当初から試作炉として建設されたといわれている。

大板山たたら製鉄遺跡

産業化を支えた日本古来の技術
江戸時代中期から後期にかけ操業した「たたら」の遺跡で、ここで造られた鉄が近代化の先駆けである洋式軍艦丙辰丸に使用された。西洋技術による近代化は、たたら製鉄のような日本在来の匠の技によって支えられていた。

たたらって何?
日本の伝統的な製鉄方法で、その歴史は古墳時代まで遡る。砂鉄を原料とし、風を使って木炭を燃焼させて鉄を造っていた。砂鉄が豊富に採れ、豊かな森林に覆われた中国地方で栄えていった。

炭窯の位置から見るとこんな感じ

恵美須ヶ鼻造船所跡

幕末の洋式造船技術の様相を伝える遺構
欧米諸国に対抗しようと、大板山たたら製鉄の鉄を用いた長州藩初の洋式軍艦丙辰丸が建造された場所。現在は、石組みの防波堤が残っているだけだが、幕末の造船にまつわるエピソードとして重要な価値がある。

ロープで仕切られているエリアは、発掘調査が進められている場所なので立ち入り禁止

灯台は昭和初期に建てられたもので、造船所があった頃のものではない

筆者:mapple

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