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日本海サイクリング! 北陸本線の旧線路跡トンネルを抜けて絶景を走る「久比岐自転車道」

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日本海サイクリング! 北陸本線の旧線路跡トンネルを抜けて絶景を走る「久比岐自転車道」

フォッサ・マグナ、糸魚川静岡構造線…昨今「糸魚川」と聞くと、やや地球的・地学的・アカデミック的なイメージが強いかもしれません。ちょっと社会科の勉強みたいですね。NHKのテレビ番組でもときどき紹介されているので、「糸魚川ユネスコ世界ジオパーク」に認定されていることをご存知の方も多いことでしょう。

しかし今回のテーマは「トンネル」と「サイクリング」と「鉄の道」系。ちょっと斜めからの?糸魚川周辺をご案内します。

糸魚川は弓状に長い新潟県の西の端、隣はもう富山県、北アルプスを深い谷で刻んだ姫川が日本海に注ぐ河口の街は、北陸新幹線の開通により首都圏からのアクセスも飛躍的に向上しました。まだ春浅い3月のある日、新潟県糸魚川地域振興局・糸魚川市観光協会主催のメディア向け取材会からのリポートをお届けします。

※本記事は実際の取材ツアーをもとに「久比岐自転車道」とその周辺のスポットについて「まっぷるトラベルガイド」独自の視点で構成したものです。
※掲載した画像には新潟県糸魚川地域振興局提供の画像が含まれます(※印・タイトル写真も)。

世界ジオパークの糸魚川は鉄道の街でもある

東京駅から乗った北陸新幹線は、まだ雪が残る長野県をたくさんのトンネルで抜けて約2時間半、車窓右側に日本海を望むと糸魚川駅に到着します。高いホームからは街や山の様子がよく見えます。せっかく遠くまで来たのです。慌てることはありません。まずは景色を解説したパネルがあるので眺めてみましょう。

金沢行の新幹線を降りると黒姫山や雨飾山などが見えます。今日はあいにくの天候なので想像しながら眺めます。

糸魚川の駅は新幹線のほかに、えちごトキめき鉄道とJRの大糸線が発着しています。新幹線の開業までは大阪や新潟を結ぶ長距離列車が行き交う北陸本線という日本海縦貫ネットワークの主要駅だったこともあり、長く長く伸びるホームが印象的ですが、今は1・2両の列車がちょっと寂しそうにぽつんと停まっています。

[左上]新幹線の改札を出ると案内パネルがあります。左が日本海口、右がアルプス口です。[右上]発車を待つえちごトキめき鉄道の列車。[下]新幹線開通前は長い編成の特急列車も発着した風格あるホーム。

そんな「鉄道の街」でもあった糸魚川を今に伝える場所が駅の南口、アルプス口を出たところの高架下にある「糸魚川ジオステーション ジオパル」です。入り口には近くの工場で1982年まで使われていた希少な産業用の小型蒸気機関車が展示されているのでしっかりチェック、右側には観光案内所やジオパーク関係の解説パネルもありますが、まずは左の鉄道関係施設に行ってみます。

駅の階段を下りたところが入り口です。

中にはこちらもホンモノ、その昔大糸線などで走っていた昭和のレジェンド的なディーゼルカーが置かれ、まるで鉄道車庫の中のような雰囲気。もちろん車内にも入れますので、4人掛けのボックス座席に座ったり、レトロチックな窓の開閉つまみに触れてみたり、今の車輌とは違う感触を体験してみましょう。

このディーゼルカー「キハ52形」のグループは昭和30年代から平成にかけて、東北から四国・九州までの国鉄・JRローカル線の輸送を担っていました。

2010年まで大糸線を走っていた車両は当時のままの姿で保存されています。隣に見える緑色の車両はかつての寝台特急「トワイライトエクスプレス」食堂車を再現したもので、車内でコース料理が楽しめます。

車両の反対側に出るとそこには鉄道関係のグッズや模型、プラレールなどが意外な規模で展開する「ジオラマ鉄道模型ステーション」。

入ってすぐにプラレール、鉄道模型のレイアウトは奥にあります。

壁には昔このあたりで使われていた列車の行先板や駅名標が掲げられ、糸魚川付近の景観を模した鉄道模型の大きなレイアウトでは、有料ですが運転席のモニタを見ながら模型車輌の運転が楽しめます。懐かし系の本物グッズから最新モノまでが並ぶ、少し鉄道に興味がある人ならあっという間に1時間が経ってしまうような、ちょっと危険な(笑)スポットですが、なんと入場無料という素晴らしさです。

[上・左下]糸魚川駅周辺をイメージした広大なNゲージ(1/150)の鉄道模型レイアウト。運転台ふうのコントローラでモニタを見ながら運転体験ができます(有料)。[下・右下]姫川の流域を再現した1/80サイズの模型レイアウト。車庫には除雪車も待機しています。

[左]「サボ」と呼ばれる鉄製の行先表示板。昔は車両の側面に1枚1枚掲げられていました。[右]貴重な昭和時代の鉄道用品がさり気なく展示されています。

「もうここで充分」という「鉄」な人は放置して、先ほど素通りした入り口ホール「ジオパーク観光インフォメーションセンター」に戻ります。展示パネルで糸魚川がジオパークと呼ばれる理由、地形や地質を「予習」したら奥の観光案内所で更に情報収集を。スマホでググるばかりが情報ではありません。現地ならではのネタを仕入れてみるのも旅の楽しみのひとつです。

[上]糸魚川ジオパークを学べる様々なパネルが展示されています。[下]観光案内所でパンフレットやロコ情報をゲットしましょう。レンタサイクルの貸し出しもここで。青い床は日本海です。

海沿いのサイクリングコース! 「久比岐自転車道」には鉄道遺構がいっぱい

海沿いのサイクリングコース! 「久比岐自転車道」には鉄道遺構がいっぱい
※久比岐自転車道は全長32km、全線ほぼ海沿いを走ります。

さてずいぶん寄り道をしましたが、今回のメディア向けツアーは「久比岐(くびき)自転車道」のPRが大きなトピックです。アテンド頂くのは新潟県糸魚川地域振興局や糸魚川市の方々、そしてサイクリングコースの途中にあるトンネル群については、特別講師としてトンネルツーリズムの第一人者、総務省地域力創造アドバイザー花田欣也氏の解説付きという贅沢なプランになっています。

自転車道にある旧北陸本線のトンネル群を案内頂く花田欣也さん。鉄道ファンでもある花田さんはツアーなどで全国各地の「歩けるトンネル」の魅力を伝えています。

取材当日はときどき小雨模様の天候で、まだまだ厳しい冬の日本海!ふうのシーンも見られましたが、サイクリングはやはり青空のもと、海からの心地よい風を感じて走りたいものです。ここでは「よい季節・よい天気」の画像を織り交ぜながらお送りしましょう。

久比岐自転車道は糸魚川の街はずれから上越(直江津)方面に向かって全長32km、ほぼ全線日本海に沿って延びています。そのルートの大部分は1969年(昭和44年)まで国鉄の北陸本線として使われていた線路敷跡を転用したもので、海岸沿いの一段高いところを走る景観に加え、随所に残るトンネルや橋梁跡などの鉄道遺構も見どころになっています。

なおレンタサイクルは下記の場所に用意されています。
・糸魚川駅アルプス口総合観光案内所
・糸魚川駅日本海口 伊藤商会
・道の駅マリンドリーム能生
・直江津駅北口 サイクルショップイワシマ

糸魚川寄りのスタート地点は糸魚川からひと駅、梶屋敷駅の付近、早川の河口から。「自転車道入口」の大きな標識の側には無料の駐車場、東屋やトイレ、コンビニもあります。海のすぐ横という、いきなり強力なロケーションに気持ちも高まるでしょう。しばらく浜辺の防波堤のようなところを走ります。

自転車道の糸魚川側起点。正式名称は「久比岐自転車歩行者道」(※左上・※右上)

※天気が良い日の海沿いサイクリングは最高ですね。

このサイクリングコースの「久比岐」は現在よく使われている「頸城」とは漢字が異なりますが、同じ新潟県上越地方を指す古名だそうです。
漁港の脇を抜けてスタート地点からは2km少し、浦本駅前でコースは国道8号を渡って山側に移ります。車道から離れて少し築堤を上ったところから、いよいよ旧北陸本線の線路跡に入ります。現線路(えちごトキめき鉄道)はここから直江津手前の有間川まで山の中を長いトンネルの連続で抜けるので車窓から海は見えません。海を眺めてのんびり走っていた昔の汽車旅を追想するのも、旧線跡サイクリングならではの楽しみ方です。

久比岐自転車道の特徴は
・ほぼ海岸線を走る
・大部分が旧北陸本線の線路跡、いわゆる廃線跡を利用
・鉄道線路跡なので急坂、急カーブが少ない
・周囲より一段高いところを走ることが多く眺めが良い
・煉瓦造りの歴史ある鉄道トンネルを8本通過
・橋梁跡(橋脚)や古レールの雪崩防止柵などの鉄道遺構が見られる
・随所に残る古い町並み
などが挙げられます。もちろん、途中ちょっと寄り道すれば日本海のグルメを味わうこともかんたんです。

緩やかにカーブを描いたサイクリングコースは、海に落ち込む山を回り込んで能生の町に入ります。部分的に専用コースではなく一般道路もありますので案内表示を確認しながら進みましょう。町なかの大きなスーパーのあたりがその昔、能生駅があったところだそうです。車道の横に区切られた専用コースでしばらくは住宅と山の間を走ります。

灯台と神社がある弁天岩に渡る

少しずつ坂を上って左手に白山神社が近づくと、再び自転車の専用道に入ります。この先から楽しいトンネル区間となりますが、ちょっと我慢して寄り道ポイントへ。コースを外れて300mほど海方向に行くと、見えてくるのが紅い橋がかかった弁天岩。フォッサマグナの海底火山の溶岩や火山噴出物で形成された島には海の神様、厳島神社が祀られ、「恋する灯台」と認定された白い灯台がある頂上まで登ることができます。浜辺には小さいながら海水浴場もあって夏は賑わうのでしょう。

※弁天岩もジオパークならではのポイント。航海の安全を祈った祠があります。

「恋する灯台」には絵馬で願掛けができます。ヒスイの形をした専用の絵馬は「マリンドリーム能生」や近くの観光施設などで販売。

 

自転車道へ戻る途中にある白山神社にも立ち寄ってみましょう。茅葺きの壮大な拝殿が圧倒的な存在感を示す境内には船絵馬や聖観音立像などの国指定文化財が保有され、山からの湧き水で水分補給もできます。

いよいよ旧線路跡のトンネル群へ

いよいよ旧線路跡のトンネル群へ

サイクリングに戻ります。白山神社の山側には336mの白山トンネルが構えています。トンネルに入る前に一時停車。ここでは花田さんの解説に耳を傾けましょう。ポイントはトンネルポータルと呼ばれる坑口を構成する煉瓦です。

明治時代の建造から100年の歴史を経て今なお現役で利用できる貴重な産業遺産であること、入口上部の笠石という部分の三角形煉瓦の意匠は高度な技術がないとできないこと、煉瓦の目地の丁寧な仕上げに職人技が見られること、このエリア特有の地滑りや湧水など過酷な環境下では保守作業が重要なことなどなど・・・。花田さんによると、様々な背景や歴史を考えながら通るとき、ただ暗く長いだけの「トンネル」が次第に愛おしいものになるそうです。

「トンネルポータル」の観察方法をわかりやすく解説する花田さん。大部分がコンクリートで補修されていますが、上部の笠石という部分に煉瓦の装飾が残されています。

次の小泊トンネルも中で大きくカーブしているので先が見えない面白さがあります。出口付近に設けられた雪崩覆いの明かり部分が印象的で、この構造は道の駅「マリンドリーム能生」からよく観察することができます。

※各トンネルの入口には延長と通過時間を記した看板が整備されています。

※小泊トンネルから続く明かり窓部分。落石や雪崩から線路を守るためにつくられました。

道の駅「マリンドリーム能生」から見た小泊トンネルのスノーシェッド

少しお腹が減ってきたようです。ここで昼食にしましょう。

道の駅「マリンドリーム能生」はカニカニカニ

道の駅「マリンドリーム能生」はカニカニカニ

カニを始めとする海産品が豊富な「道の駅」。レストランでは海鮮料理が楽しめます。カニづくしセット(左下)は3,740円、カニちらしセット(右下)は1,920円

「マリンドリーム能生」では、海産グルメが味わえるレストランでお好みのメニューをチョイスしましょう。カニ本命の方は漁船直営の店がずらりと並んだ「かにや横丁」でベニズワイガニを「丸ごと1パイ買い」、その場で食べることもできます。もちろん海産品のおみやげも豊富に並んでいます。

[上]「かにや横丁」には能生漁港で穫れた新鮮なベニズワイガニの直売所が並びます。この日は1パイ1,100円から![下]カニを選んで買ったら「カニかに館」へ。その場ですぐに食べられます。

4月からは新しいテナント、新潟県立海洋高等学校アンテナショップ「能水商店」がオープンします。地元の高校生のアイディアによる地産品を活用した商品を高校生自らの手で販売するという産学協同の試みだそうで、どんなショップにどんなアイテムが並ぶのかとても楽しみですね。
なお自動車で来た方はここを拠点にレンタサイクルを利用する、というプランも可能です。

自転車の修理用工具や空気入れの貸し出しサービスもあります。

緩やかにカーブするコースに北陸本線を偲ぶ

「この先を見てください!この素晴らしいコース!まさしく線路、北陸本線のカーブですね。昔はここをSLが走っていたのです」ガイドの花田さんが感嘆の声をあげます。自転車道はゆるやかな線を描きながら、浜街道の町並みの裏側を延びていきます。

百川トンネルは立派な煉瓦ポータルと両側の壁柱、石造りの擁壁が印象的ですね(花田さん)

百川(ももかわ)トンネルを抜けてスタート地点から約14km、自転車道沿いに小さい集落と少し開けた土地があるな、と地図を確認すると、もと筒石駅があった場所でした。いまの筒石駅はずっと山の中、頸城トンネルの途中にあり、「トンネル駅」としてその筋の方々には有名だそうです。後で寄ってみることにしましょう。

駅跡を過ぎてしばらく走るとコースは筒石川を渡ります。が、橋のちょっと手前を左に入ってみましょう。筒石郵便局への看板が目印です。筒石漁港へ続く狭い道は両側に生活感溢れる3階建ての家がぎっしりと迫り、異時代的な街路となっています。ここは自転車を押してゆっくり歩いた方がよいかもしれません。自転車道が通る筒石川の橋の隣には北陸本線が通った橋梁を受けていた立派な煉瓦橋脚が残っています。このあたりが自転車道の中間地点です。

狭い道路の両側にびっしりと家が並ぶ筒石の街。玄関先をちょっと失礼して走ります。

さらに自転車道は山と家の間を走ります。木造3階建ての家が多いのは、昔1階部分に船などを格納していた「舟屋」の名残りだそうで、街道に沿った間口は狭く奥行きが長い家が並ぶ独特の景観を見ることが出来ます。

少し下って国道と同じ高さまで降りてきました。ここからは海、国道、自転車道とぴったり並行に進みます。上越市の看板が見えてきました。同じような景色に少し食傷気味になった頃、日本海を一望できる休憩所の先に長さ391mの大抜トンネルが現れます。路面に注意しつつ、トンネルの闇の向こうにはどんな光景が・・・と期待しながら走ります。出口の明るさがだんだん大きくなります・・・トンネルを抜けると、少しずつ海から離れ静かな集落が近づいてきました。

大抜トンネルは全長391m。

※歴史が刻まれたトンネルは久比岐自転車道の大きな魅力です。

自転車道はこの先名立の街を抜け、再び海岸沿いを今度は進路をやや東方向に変えて延びてゆきます。有間川駅を過ぎて谷浜駅の先までまだまだ10km以上、区間最長467mの長浜トンネルを含めて4本のトンネルがありますが、時間の関係で今回はここまでのご案内にてご容赦ください。

※直江津よりのトンネル群。左上から鳥ケ首、乳母岳、青木坂、右下が最長467mの長浜トンネル

※ふだんはスピード勝負の方も、寄り道しながらゆっくり走ってみてはいかがでしょう。いろいろなものが見えてきます。

「久比岐自転車道」について詳しく知りたい方は下記サイトからどうぞ。レンタサイクルの情報もあります。また「えちごトキめき鉄道」では、自転車をそのまま列車に乗せて運べる「サイクルトレイン」のサービスもあるそうです。ますます楽しみ方が広がりますね。

久比岐自転車道とその周辺に関する詳しい情報はこちら

地底のトンネル駅 筒石駅探訪

「久比岐自転車道」で走ったように、その昔北陸本線は海沿いを走ってました。車窓はとても良いのですが山と海に挟まれた厳しい地形で、土砂崩れや冬の雪崩などの災害も多かったこともあり、複線電化工事の際に山の中を長いトンネルで抜けるルートに変更されています。海岸近くにあった筒石駅は全長11km余りの頸城トンネルの真ん中に移設され、珍しい「トンネル駅」が誕生しました。

筒石駅に向かうにはまずぐんぐん山を登ります。舗装された1車線の道路ですがかなりの急坂で、自転車はまず無理、歩いて登るのもかなりの苦行なので、車を利用しない方の駅の見学は「えちごトキめき鉄道」の列車がおすすめです。

無人駅なので、ホームに入るには入場料金を「箱」に入れます。[右下]駅舎とホームに続く通路の間には、トンネルから吹く突風を弱める壁が設けられています。

道の途中、日本列島の形成地質学的にも貴重な砂岩と泥岩の重なるバームクーヘンのような崖を眺めつつ、標高で70mほどの高さまで登ると山の中に筒石の駅舎が現れます。無人駅ですが、ここからトンネル内のホームまでは地下に設けられた階段を290段、約40m下りることになります。

「地底」への階段を下ると…

トンネル工事の際に本坑に向けて山腹から掘られる作業用の「斜坑」を利用した長い階段は、ところどころ苔むしたコンクリートが薄明かりに照らされ、もし1人で来たらちょっと心細くなるかもしれません。

写真を撮りながらゆっくり下りて5分ほど、通過列車の突風を防ぐための扉を開けてホームに出ると、まさしくトンネルの中。複線線路の両側、互い違いに各々の狭いホームが壁にへばりついています。地下鉄の駅を想像しているとまるで違う、迫力あるワイルドな構造です。やがて轟々と車輪の音が響き、ヘッドライトが眩しく暗闇を照らして「えちごトキめき鉄道」糸魚川行の列車が来ました。筒石駅の1日平均乗車数は約15人とのことで、この列車に乗る人はいないようです。ホームの隅で見送ることにしましょうか…。

[左上]地下要塞への入口のようなトンネル内のホームに出る扉。[右上]列車が入ってきました。ホームの人影は乗客ではなく全員見学の方々です。[下]狭いトンネル内には互い違いにホームがつくられています。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

ややヲタ系ネタを主流に昭和平成懐かし系を経由して昔は良かった方面に参ります。