吉野観光地区
吉野観光地区のおすすめのスポット
ガイドブック編集部が厳選した吉野観光地区のおすすめの観光・旅行スポットをご紹介します。威容を誇る修験道の総本山「金峯山寺」、南朝の歴史を秘めた古社「吉水神社」、奥千本に建つ修験道の修行の場「金峯神社」など情報満載。
吉野観光地区のおすすめのスポット
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吉野観光地区の魅力・見どころ
山麓から山頂に向かって順に開花する桜は圧巻
国内随一といわれる桜の名所。麓から順に、下千本、中千本、上千本、奥千本と呼ばれ、谷や尾根を埋める桜は数万本から10万本といわれる。山奥に行くほど開花が遅く、長期間にわたって花見が楽しめる。その美しさは古くから知られ、多くの歌人が和歌に詠んできた。山上には修験道の総本山の「金峯山寺(きんぷせんじ)」をはじめ「吉水神社」、「吉野水分(みくまり)神社」、「金峯神社」などの名所も多い。奈良名物の柿の葉寿司はもともと吉野地方の家庭料理で、今もたくさんの店で売られている。
金峯山寺
威容を誇る修験道の総本山
修験道の根本道場で、吉野山の中心的存在。7世紀末に役小角(=役行者)が開いた金峯山に、蔵王権現の姿を山桜に刻み、堂を建てて祀ったのが蔵王堂だと伝わる。参道には銅の鳥居や仁王門がそびえ立ち、見る者を圧倒する。寺の手前にある銅の鳥居(発心門)は大峯奥駈道の入口。


吉水神社
南朝の歴史を秘めた古社
修験宗の格式高い僧坊のひとつ。明治初期の神仏分離令で神社となった。源義経と静御前が身を隠したというエピソードが残る。「後醍醐天皇玉座の間」「義経潜居の間」「豊臣秀吉花見の本陣」などがあり、幾度も歴史の舞台となってきた。


金輪王寺・吉野朝皇居跡
かつて南朝の皇居が置かれた
南北朝時代、吉水院に逃れた後醍醐天皇が実城寺を皇居とし、金輪王寺と改める。南朝没落後は衰退、明治時代には廃寺となり、現在は皇居公園として整備されている。


近鉄観光特急「青の交響曲」
濃紺色にゴールドのラインとエンブレムが印象的な列車
大阪阿部野橋駅と吉野駅を結ぶ近鉄観光特急「青の交響曲」。“上質な大人旅”をコンセプトとする同列車は、落ち着いた色合いの車両に広々とした座席を配し、高級感あるラウンジ車両やバーカウンターを備えるなど、くつろぎの旅を楽しめるのが特徴。吉野までの移動に一度利用してみるのがオススメ。


近鉄観光特急「青の交響曲」
- 住所
- 奈良県吉野郡吉野町近鉄吉野線吉野駅~大阪阿部野橋駅
- 交通
- 近鉄吉野線吉野駅からすぐ
- 料金
- 大阪阿部野橋~吉野駅=1690円(特急料金含む)/ (特急料金込)
柿の葉寿司 やっこ
ていねいな手仕事による手軽な一口寿司
金峯山寺門前で創業した大正時代から受け継ぐ製法を守り、骨抜きなど細かい作業も2人の職人の手仕事で仕上げる。3代目の店主曰く「昔ながらの味を心がけることが老若男女から支持される理由」だそうだ。


竹林院 群芳園
名庭を眺める格式高い宿坊
聖徳太子創建の椿山寺を前身とし、古くから修験者の宿坊として利用されてきた。本堂には聖徳太子や役行者の坐像を祀る。秀吉の吉野観桜大宴は、大和三名園のひとつ群芳園庭園の頂上で行なわれた。


柿の葉すし たつみ
香りもごちそうの食べやすい寿司
昭和54(1979)年創業の柿の葉寿司専門店。昔ながらの手作りにこだわり、創業当時から機械を一切使用しない。独自の製法により仕上げた鯖と鮭を酢飯とともに柿の葉にくるみ、杉の木箱に詰めて押し、翌日が食べごろ。紅葉の柿の葉を使う秋限定品もある。


如意輪寺
貴重な文化財が多く残る
延喜年間(901~923)の創建と伝えられ、のちに後醍醐天皇の勅願寺となった。鎌倉時代源慶作の金剛蔵王権現木像は傑作。ほかに後醍醐天皇の高杯や楠木正成の兜割りの刀など、貴重な宝物が残る。桜の季節には、中千本の名所として多くの人が訪れる。


葛の元祖 八十吉
深い歴史をもつ伝統的な吉野葛
嘉永4(1851)年創業の老舗。変わらない製法で作る純度100%の葛餅や葛きりを味わえる。席から望む吉野山の美しい景色も必見。
吉野温泉元湯
明治期創業、島崎藤村ゆかりの伝統の宿
明治時代創業、島崎藤村も滞在した由緒ある宿。客室や浴場からは、可憐な春の桜や秋の紅葉、深い緑が紡ぐ風景を愛でることができる。地元の味覚を生かした山里料理も滋味深い。

