玄関は家の中で物が増えやすい場所のひとつ。靴だけでなく、下駄箱の上にもつい物を置いてしまって散らかりやすいスペースです。でも、玄関に置いておきたいおでかけグッズもありますよね。ダイソーの突っ張り棒を使ったちょっとした工夫で、忘れ物を防ぎつつ忙しい朝の身支度の時間にもゆとりが生まれるかもしれません。

＜使用するアイテム＞
・つっぱり棒 70～120cm
・アルミツイストS字フック

下駄箱と天井付近の収納棚の間までに十分な高さの空間があるので、そこにダイソーの突っ張り棒を使って小物をつり下げられるようにします。

木目調にするか迷いましたが、玄関は人目につきやすい場所でもあるので、アンティークな雰囲気の花柄の突っ張り棒にしてみました。白地にモスグリーンの配色が上品です。この長さでデザインもおしゃれなのに1本110円とはお得！ 同柄で紺地×白い花のパターンもありましたよ。

通常のS字フックだと、突っ張り棒に対して物を平行に掛けることになります。一方、ツイストS字フックの場合は、突っ張り棒に対して物を垂直に掛けることができるので、カバンやリュックサックをつり下げるのに最適。省スペースにも役立ちます。

設置する下駄箱上のスペースは、帽子や鍵などをそのまま置いて雑然としていました。しかもその上にはぽっかりと空間ができています。幅は約90cm。突っ張り棒とツイストS字フックを使うとどれくらい変化するでしょうか。

帽子やキーケースだけでなく、あちこちに置きっぱなしになっていたエコバッグも玄関に集約。ここにつり下げておけばでかけるときに目に入るので、置いてきぼりになりがちなエコバックを忘れていくことが減りそうです。下駄箱の上の空いたスペースには、ちょっとした観葉植物やフレグランスなどを置いても良いかもしれません。

そのほか、外出の必需品をまとめておくと利便性も高まります。マスクやハンカチなどをポケットやミニバッグに入れてここにつり下げておけば、身支度の動線がよりスムーズに。ただし、こちらの突っ張り棒の耐荷重も1kgなので、あまりたくさん掛けすぎないように留意してくださいね。

突っ張り棒の使い道といえば「何かを掛ける」という漠然としたイメージがあるだけでした。しかし、実際に使ってみるともっと早く知りたかった！ といういろんな活用法がありました。

また、ダイソーの突っ張り棒を使ってアレンジを実践するなかで、設置する場所の寸法に対してできるだけ伸ばさずに使えるようなサイズの突っ張り棒を選んだ方が良いという発見もありました。突っ張り棒を伸ばす部分が減ると、パイプ同士が重なる部分が増えて強度が得られるからです。もちろん耐荷重は守らなければならないですが、強度があると安心感も増します。

これまでDIYや家具の組み立てに苦手意識があったのですが、このくらいなら抵抗なく作業できたので、DIY初心者の方でも難なく扱えると思いますよ。