富山【砺波】チューリップと散居景観の美しい街!
庄川の流域の扇状地・砺波平野は名水に恵まれ、米づくりやチューリップ栽培などが盛んな地域。屋敷林に囲まれた家が点在する散居村など美しい田園風景を今も残している。...
更新日: 2021年5月25日
北陸の浄土真宗信仰の中心だった、井波別院瑞泉寺の門前町。瑞泉寺再建を機に誕生した「井波彫刻」は、欄間や獅子頭などで有名。彫刻産業としては全国一の規模を誇っている。
●車
北陸道 砺波IC→(15分/8㎞)→瑞泉寺前
●鉄道/バス
JR城端線 高岡駅→3分→新高岡駅→20分→砺波駅→加越能バス 24分→瑞泉寺前
加越能バス 高岡駅→8分→新高岡駅→30分→砺波駅→24分→瑞泉寺前
木槌の音がひびく通りを彫刻たずねてお散歩
主な見どころはいくつもの彫刻工房が軒を連ねる「八日町通り」。運がよければ旅の途中で職人さんの作業風景が見られるかも。
井波彫刻って?
江戸時代中期に、瑞泉寺が井波の大火によって焼失した。その再建のために京都の本願寺より彫刻師が派遣され、参加した地元の大工が彫刻の技法を習ったのが井波彫刻の始まり。現在は日本一の彫刻の町として、彫刻師が約200人、工房が約120件存在する。
井波別院瑞泉寺に続く、彫刻店や格子戸のある町家が並ぶ石畳の通り。電話ボックスやバスの標識など、随所に井波彫刻を見ることができる。
ユーモラスな表情
七福神ユーモラスな動きや彫り方に個性が表れる七福神。写真は大黒天
子どもの聖徳太子
聖徳太子太子信仰が盛んな瑞泉寺は像や絵巻を多数所蔵。童子の彫像が町にも
こんなものまで!? 電話ボックス
こんなものまで!? バス停&イス
待ち時間も優雅な気分に
井波彫刻をはじめ、南砺市周辺の作家の作品を中心に扱うギャラリー&カフェ。手作りのしっとりとしたシフォンケーキやサイフォンで淹れたコーヒーを作家の器で味わうことができる。
シフォンケーキ350円
石焼ブレンドコーヒー450円(セットで750円)
明徳元(1390)年開創。本堂は明治18(1885)年に井波の大工や彫刻家によって再建された。北陸地方の真宗木造建築の寺院としては最も大きな建物で、各所の彫刻は井波彫刻の原点ともなっている。
県重要文化財に指定されている山門の精微な彫刻が見どころ
井波を代表する木彫工芸家が、訪れる観光客とのふれあいを大切に制作活動をしている。遠近感のある欄間は井波彫刻の特徴のひとつ。【井波】【見る】
欄間や天神様など、美しく迫力ある作品が並ぶ
大正13(1924)年に建てられた、旧北陸銀行の石造り神殿風の建物をそのまま利用した美術館。日本美術展覧会などで活躍するアーティストの絵画や彫刻などのさまざまな作品を展示している。【井波】【見る】
地元作家の木彫、ブロンズ像や書などがある
木彫彫刻体験工房や木製品などを販売するショップのほかレストランも併設した道の駅。ものづくりが好きな人や子どもなら、30分からできるクラフトなどの創作体験教室がおすすめ。【井波】【遊ぶ】
入り口では七福神の大彫刻が来客を迎える
水をテーマにした公園。敷地内には美術館などの施設のほか足湯もあり、四季と自然を感じながらゆっくりとした時間を過ごすことができる。【庄川】【見る】
シンボルは高さ約36mまで水が噴出する大噴水
庄川峡の渓谷美をめぐる船旅。小牧ダムの船着場を出航し大牧温泉までのおよそ8kmを30分かけて運航。25分間のショートクルーズもおすすめ。【庄川】【遊ぶ】
春や秋はもちろん、冬も雪と青空のコントラストが美しい
観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。