【茨城】水郷・佐原をゆったり観光! 潮来からひと足のばそう
古くから利根川水運の中継地として栄え、「江戸まさり」といわれた佐原。小野川沿いやその周辺に、江戸時代の風情が残る。情緒あふれる町並みをゆったり探訪しよう。...
更新日: 2022年12月14日
かつて水運の町として栄えた佐原。
利根川分流の小野川沿いを中心に、今でも多くの歴史的建造物が建ち並び、その面影を残しています。
白壁の立派な蔵が建ち並ぶ景観は、江戸時代の名残をとどめており壮観!
水郷佐原の見どころや老舗店をめぐりながら、往時の姿に思いを馳せてみましょう。
こちらの記事では小江戸佐原のおすすめみやげもご紹介。
ぜひ最後まで記事をチェックしてみてくださいね。
佐原は古くから利根川水運の中継地として栄え、その繁栄ぶりは「江戸優り」ともいわれるほどだった。小野川や香取街道沿いには、今でも土蔵造りの商家や千本格子の町家が軒を連ね、江戸時代の名残をとどめている。
小野川沿岸は関東で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定
もとは江戸時代に対岸の水田へ水を送るために造られた樋橋。現在は観光用に造り直されている
白壁の立派な蔵が商人の町としての歴史を物語る
格子窓の町家が続く風景に浴衣がよく似合う
レトロで温かみのある町並みはどこを切り取っても絵になる
水辺で風に揺れる柳の枝が情緒を誘う小野川沿い
【車で】
佐原香取ICから約7分
東関東自動車道佐原香取ICから県道55号経由で約4km
【鉄道で】
東京駅から約1時間50分〜2時間20分
JR総武線快速と成田線を利用、佐原駅下車
地図やパンフレットを入手できるほか、スタッフが観光のアドバイスをしてくれる。さんぽ前に訪れてみよう。
小野川沿いにたたずむ。このほか佐原駅前など3か所に観光案内所がある
小野川沿いを中心に蔵や洋館など、歴史を感じる建物が建ち並んでいる。のんびり歩いて巡ってみよう。
農業用水の運搬手段として長らく町を支えてきた
江戸時代から300年近く農業用水を送り続けた大樋の名残。現在も、大樋から川へ水が流れ落ちる様子を30分間隔で見られる。
伊能忠敬旧宅前に架かる。流れる水の音から「じゃあじゃあ橋」ともいう
老舗醤油店が作る味わい深い加工品
寛政12(1800)年創業の醤油店。ワカサギを自家製の醤油ダレで味付けしたいかだ焼1串220円~など、醤油を使った加工品も手がける。
江戸時代後期に建てられたと伝わる店舗。隣の土蔵とともに県指定有形文化財でもある
築100年ほどのルネサンス様式の洋館
大正3(1914)年に銀行として建てられたレンガ造りの洋館。明治時代の西洋建築の流れをくんでいる。保存修理工事が終了して一般公開が再開された。
県指定有形文化財。2階建てで、木骨銅板葺きの屋根をもつ
約300年の伝統佐原の大祭を知ろう
江戸時代から受け継がれてきた佐原の大祭を解説。祭りで実際に曳き廻された山車や囃子に使われる楽器の展示、ビデオ上映などを通して知ることができる。
3階建ての館内では展示物を間近で見られる
明治時代に建てられた重厚感あふれる土蔵
江戸時代から醸造業などで栄えた商家、与倉屋。醤油醸造用に建てられた大きな土蔵が今も残り、イベントスペースなどとして親しまれている。
明治22(1889)年に完成。約500畳もの広さを誇り、コンサートなども開催される
祝ユネスコ登録!
関東三大山車祭りのひとつで、山車行事は国の重要無形民俗文化財に指定されている。開催は年2回で、夏は7月10日以降の金~日曜、秋は10月の第2土曜を中日に金~日曜。迫力ある山車の曳き廻しを見ようと、毎年多くの人が訪れる。
こだわりの名酒ぞろい
淡麗でまろやかな大吟醸「叶」(720㎖)4200円
ぬくもりある姿の郷土玩具
佐原張子の郷土玩具・餅つきうさぎは年賀はがきのデザインに選ばれたことも
品ぞろえ豊富な菓子処
楽菓もなかは落花生入り(写真は断面)
古式製法で造るごま油
伝統製法で作る玉絞め一番搾り純正胡麻油(180g)700円
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