千葉ってこんなところ!エリアと王道スポットをご紹介
動物園やテーマパーク、寺社など見どころがめじろ押し! 三方を海に囲まれているため、新鮮な魚介を味わえるエリアも多い。...
全国から大勢の人が参詣する寺院。境内各所で開運厄除など、さまざまなご利益を授かり、建築美も楽しみながら、ぐるりとまわろう。
関東屈指の名刹
不動明王のお告げにより、天慶3(940)年に寛朝大僧正が開山。2018年に開基1080年を迎える。成田屋の屋号でおなじみの歌舞伎役者・市川家は、初代團十郎が祈願してから縁深い。
16万5000㎡ある成田山公園には滝などが点在
聖徳太子の理念に基づいて建立した聖徳太子堂
出世稲荷では絵馬に名刺を貼って出世祈願
大錫杖横にある、不動明王が持つ俱利伽羅剣の像
参拝客を出迎える成田山の正門
寺の内と外を区切る総結界の入口。門の周囲には16体の獅子頭が飾られ、楼上には生まれ歳守り本尊八体仏が安置されている。
総ケヤキの門は開基1070年を記念して2008年に落慶
ご利益UPポイント
蟇股(かえるまた)の十二支生まれた年の干支の下を通るとご利益があるとされる。
伽藍守護の役目を担う
門の左右には、朱振りの仁王尊とも呼ばれる密迹(みっしゃく)・那羅延(ならえん)金剛力士像が奉安されている。
天保2(1831)年に再建された入母屋造りの門
「魚がし」と書かれた提灯は、築地の魚河岸講により奉納
きらびやかな極彩色の彫刻
正徳2(1712)年に建立。塔内には五智如来が奉安されている。2007年に周囲の修復が行なわれ、建立当時の極彩色によみがえった。
四方の扉横には、十六羅漢の彫刻がはめこまれている
一枚板で造られた各層の垂木には見事な雲水紋の彫刻
御本尊不動明王を奉安
成田山で最も重要な御護摩祈祷を行なう道場。堂内には御本尊不動明王のほか、四大明王などを祀る。
建築家・吉田五十八の設計で昭和43(1968)年に建立
ご利益UPポイント
お守り堂内には御守受場もある。左から学業成就御守800円、魔除御守800円、勝御守500円。
開運厄除けの祈祷所
釈迦如来を御本尊に、普賢、文殊、弥勒、千手観音の四菩薩を奉安。現在の大本堂ができるまでは本堂として使われていた。
御堂の壁には五百羅漢や二十四孝の木彫が施されている
ご利益UPポイント
厄除け御祓い厄年のお祓いは釈迦堂で申し込もう(予約不要。7000円~)。祈祷後には御札を持ち帰れる。
奉納された額や絵馬を飾る
信徒から奉納された額や絵馬を掛けるための建物。なかには、江戸時代の絵馬など貴重なものもある。
文久元(1861)年建立。堂内は柵外から見学できる
堂内には7代目市川團十郎みずから寄進した石像も
恋愛成就のご利益
現在の2代前の本堂。愛を司る愛染明王を奉安し、恋愛成就にご利益があるといわれる。その年の当たり星を祀り、開運出世を願う星供御守札の受所もある。
愛染明王のほか大日如来、不動明王も祀る
ご利益UPポイント
絵馬とお守り愛染明王が描かれた恋愛成就絵馬1000円(上)と願い事を書ける縁結び御守800円(下)。
真言密教の教えを象徴
昭和59(1984)年に建立された大塔で、総高58mの5階建て。参拝客は1〜2階を見学できる。1階の霊光殿では、成田山の歴史の展示も行なう。
霊光殿では写経体験(予約不要。1000円~)も可
長さ3mの錫杖
御護摩祈祷に欠かせない法具の錫杖。長さは3mあり、振ったり持ち上げたりできる。
石に彫られたお不動さま
石碑の中央に彫られたお不動さまに触れると、健康になれるといわれている。
節分会 2月3日
関取や俳優らが、国土安穏・五穀豊穣・東日本大震災復興などを祈願して豆まきをすることでも有名。
祇園会 7月7〜9日
300年ほど続く夏祭り。祇園会期間中のみ、光明堂裏の奥之院が開扉され、大日如来に参拝できる。
※山車引き回しは7~9日近くの金~日曜
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