【福島】道の駅ガイド!美味しいものがいっぱい!
新鮮な採れたて野菜や地元の特産品が集まる道の駅。ご当地グルメを楽しめる施設も多いので、旅の途中に立ち寄りたい必須スポットだ。...
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室町時代に開かれた城下町・福島県二本松市。
実は県内屈指の酒どころとしても有名です。
市内には「大七酒造」や「奥の松酒造 酒蔵ギャラリー」といった200年以上の歴史をもつ蔵元を含め、4つ蔵元が点在。
それぞれが手がける酒は国内外で評価されています。
また、2011年にはクラフトワイナリー「ふくしま農家の夢ワイン」が誕生するなど、二本松市はおいしい酒が生まれる町として、年々注目を集めています。
さあ、こだわりの酒造りにふれる旅をしに、福島県二本松を訪れてみましょう。
福島県の中部に位置する二本松市は、名峰・安達太良山に抱かれた自然豊かなエリア。県庁所在地の福島市や観光の玄関口である郡山市から車で30~40分ほどと、アクセスも良好です。
市街地のほど近くに温泉地「岳温泉」があるのもうれしいポイント。安達太良山から引く酸性泉の湯は、旅の疲れを癒やしてくれますよ。
また、平安時代から続く手漉き和紙の産地でもある二本松市。和紙の小物販売や和紙漉き体験を行なう「二本松市和紙伝承館」に立ち寄って、伝統の技を感じるのもいいですね。
車で
郡山ICから東北自動車道に乗り二本松ICで下車
鉄道で
JR東京駅から東北新幹線に乗り約で約1時間18分。JR郡山駅で下車し、東北本線に乗り換え約22分。JR二本松駅で下車後
二本松市を語る上で欠かせないのが、県内有数の酒どころであるということ。市内には4つの蔵元があり、安達太良山の伏流水と上質な酒米を使った銘酒をつくりだしています。
全国新酒鑑評会や世界酒蔵ランキングで受賞したり、杜氏が「現代の名工」として表彰されたりと、それぞれの蔵元が国内外で高い評価を得ているのもすごいところ。例えば、2018年に開催された世界最大規模のワイン品評会「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」では、奥の松酒造 酒蔵ギャラリーの吟醸酒「奥の松あだたら吟醸」が日本酒部門の最優秀賞を受賞しています。世界から認められる日本酒が生まれているなんて、驚きですよね!
日本酒の伝統的な醸造法「生酛造り」一筋で酒を醸す大七酒造。全国新酒鑑評会において、生酛造り初の金賞を受賞した「宝暦大七」や、力強い味わいが魅力の食中酒「妙花闌曲」など、手がける酒は、米から仕込み、貯蔵にいたるまで手造りにこだわっています。
事前予約で工場見学(有料)も可能。テイスティング付きなのもうれしいポイントです。
グラマラスな味わいを楽しめる「宝暦大七」
「妙花闌曲」は、口に含むと広がる複雑な香りも魅力
1716(享保元)年創業と、300年を超える歴史をもつ奥の松酒造 酒蔵ギャラリー
。伝統の技と最新技術を融合させた上質な酒造りを行なっています。
おすすめは、芳醇な吟醸香が魅力の「奥の松 大吟醸」と、ふくよかな味わいの「あだたら吟醸」。いずれも社屋内の酒蔵ギャラリーで販売しているので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
IWCで日本酒部門の最優秀賞を受賞した「あだたら吟醸」
辛口の吟醸酒「奥の松 大吟醸」
「ふくしま農家の夢ワイン」は、新たな産業で街を活気づけたいと地元農家たちが立ち上げたワイナリー。地元産のぶどうのみを使い、栽培から醸造、販売まで、すべて自社で行なっています。
ショップスペースでは、口あたりやわらかな「一仁」や、甘い香りが広がる「一慶」など、18種類のワインを販売。オール二本松のワインは、おみやげにぴったりですよ。
岳温泉バス停のそばに建つ「ソースかつ丼 成駒」は、地元で長年愛される老舗食堂。名物は、分厚いカツがのった「ソースかつ丼」です。カツはヒレとロースから選べますよ。マイルドな辛さの「安達太良カレーライス」(1100円)もおすすめです。
二本松駅から車で約6分の場所に建つ「蔵カフェ 千の花」は、味噌・醤油の醸造元「国田屋醸造」が営むカフェ。味噌や醤油を使った料理が評判で、自家製の甘酒をかけた「白玉クリームあずき」がイチオシです。やさしい甘みに心が癒やされますよ。
小腹が空いたときにぴったりなのが、二本松駅から徒歩約10分の場所に建つ「菓子処まつもと」の「ねこどら」です。ねこどらは、ふわふわの生地でチョコやクリームを挟んだ洋風どら焼き。素朴な味わいと猫のキュートな表情が好評です。
おみやげ選びなら、二本松駅から徒歩5分の場所に佇む「玉嶋屋」へ。江戸時代に創業した老舗和菓子店です。看板商品の「玉羊羹」は二本松銘菓としても有名。ゴムに入った球状の羊羹で、小豆の豊かな風味と上品な甘みを楽しめます。
豊かな風土が育む二本松市の酒は、いずれも銘酒ぞろい。実際に足を運び、伝統の技やつくり手の想いにふれると、よりおいしく感じるかもしれません。
お気に入りの一本を探しに、訪れてみてはいかがでしょうか?
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