【京都】パワースポット! ご利益めぐりでHAPPYに♪縁結び、厄除け、金運、商売繫盛、合格祈願…京都の社寺にお参りに行くならおすすめはコチラ♪
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更新日: 2023年11月27日
京都を南北に流れる鴨川の合流地点に建つ「下鴨神社」と、そこからさらに北へ進むと見えてくる「上賀茂神社」は、どちらも京都最古といわれるほどの歴史を誇る神社です。
名前が似ていることから、「関係や違いを知りたい」と思う人もいるのではないでしょうか。
両神社を実際に訪れた筆者がその魅力をご紹介しつつ、1日で両方を回りたいという人のために効率的なルートをガイドします。
上賀茂神社の神様は「賀茂別雷大神」(かもわけいかづちのおおかみ)、下鴨神社の神様は「賀茂建角身命」(かもたけつぬみのみこと)と「玉依媛命」(たまよりひめのみこと)です。
賀茂別雷大神からみると、賀茂建角身命は祖父、玉依媛命は母であり、合わせると親子三代の神様、ということですね。
いずれの神様も古代の京都で強大な権力を持っていた賀茂氏の氏神であり、両神社の創建は神代の時代にまでさかのぼります。
元は「賀茂社」とも称されたひとつの神社でした。
祇園祭、時代祭とあわせて「京都三大祭」といわれる京都最古の祭「葵祭」は、両神社の例祭です。
毎年5月15日に斎行される葵祭は、正式には「賀茂祭」といいます。
平成6(1994)年にはどちらも「古都京都の文化財」のひとつとしてユネスコの世界文化遺産に登録されており、国内のみならず海外からも観光客が訪れる、京都を代表するスポットとして知られています。
上賀茂神社は「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」、下鴨神社は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」が正式名称です。
どちらも正式名称には「賀茂」の字が使われていることがわかりますね。
通称の漢字の違いは、一説では両神社を混同しないためだともいわれています。
ちなみに近くを流れる鴨川も、上流は「賀茂川」、高野川との合流地点から南側は「鴨川」と表記されます。
両社の関係を押さえた後は、ダイジェスト動画で見どころをご紹介!
北側に位置する上賀茂神社は、市街地に近い下鴨神社よりものどかな雰囲気があります。
鳥居を抜けた先の広々とした境内には、参道を歩く参拝者のほか、木陰でくつろぐ人や遊び回る子どもたちの姿も。市民の憩いの場といった雰囲気を感じさせます。
上賀茂神社では、白い神馬ににんじんをあげることができます。
その美しい姿は神々しく、会えただけでもご利益がありそう。
ただし神馬の出社日は日曜・祭日などに限られているため、いつでも会えるわけではありません。
上賀茂神社の本殿と権殿(社殿の造営や修復のときにご神体を一時的に遷座する仮殿)は国宝です。上賀茂神社の式年遷宮は21年ごとに行われます。
第42回式年遷宮は平成27(2015)年に行われました。
細殿の前にある三角錐の形をした「立砂」は、ご神体山である神山をかたどったもの。
玄関先に置く「盛り塩」や土地などのお祓いに用いる「清めの砂」は、こちらが起源だといわれています。
京都の夏は暑いことで知られていますが、緑が多く境内に川が流れる上賀茂神社では自然がもたらす清涼感を味わうことができます。
川のほとりを歩けば、清浄な雰囲気の中で身も心も洗われるような感覚に。いつまでもここで過ごしていたいと思わせてくれる心地よさに包まれます。
鴨川の合流地点、Y字になっている三角の部分にたたずむ下鴨神社は、京都の市街地に近く境内周辺はにぎやかな雰囲気。
アクセスのよさもあってさまざまな人が訪れます。最寄りのバス停は西参道の近くにあります。
見上げるほど大きな楼門は下鴨神社の象徴的な建物です。国宝に指定されている本殿に参拝するためにはこちらをくぐります。
本殿の手前にある「言社」には7つのお社があり、それぞれに十二支を守護する神様が祀られています。思わず自分の干支を探してしまいますよね。本殿とあわせてこちらにもお参りしましょう。
下鴨神社では、水に浮かべると言葉が浮かび上がる「水みくじ」を引くことができます。
水みくじは自分で1枚選び、境内を流れる御手洗川に浮かべて結果をみます。清流にひたすと、じわじわと文字が浮かび上がってきます。
下鴨神社の正参道は南側に伸びています。
背の高い木々に囲まれた参道は、道に沿う形で小川が流れ、京都の市街地とは思えない静けさ。
古代から大切にされてきた人々の祈りの場であることが肌で感じられます。
正参道を通って南側から参拝したいときは、京阪電車「出町柳」駅から徒歩で向かうのがおすすめです。
上賀茂神社と下鴨神社は、どちらも京都市内を南北に流れる鴨川のほとりに鎮座しています。
上流(北側)にあるのが上賀茂神社、下流(南側)にあるのが下鴨神社で、両神社の間の距離は4キロほど。
京都駅からみて近いのは南側の下鴨神社です。参拝順などは定められていないため、旅行の予定に合わせて好きなほうから足を運びましょう。
京都駅からは、どちらの神社も京都駅前と上賀茂神社を結ぶ「4号系統」の市バスで行くことができます。
ただし京都駅前のバスターミナル付近は道が混雑することが多いため、混雑を避けるには地下鉄で市内北部の「北大路駅」まで行き、北大路駅→上賀茂神社→下鴨神社と順に南下するコースがおすすめです。
1日で両神社を回りたいときは、京都市交通局が発行している1日乗車券を活用するとお得です。京都タワーなどの観光スポットでは、提示することで入館料の割引などが受けられます。
京都市営地下鉄・バス1日乗車券
地下鉄・バス/大人900円、子ども450円
バスのみ/大人600円、子ども300円
<下鴨神社から参拝するコース>
京都駅―(市バス4号系統もしくは205系統:約30分)―下鴨神社(「下鴨神社前」下車)―(市バス4号系統:約25分)―上賀茂神社(「上賀茂神社前(御薗口町)」下車)
<上賀茂神社から参拝するコース>
京都駅―(地下鉄烏丸線:約13分)―北大路駅―(市バス37号系統もしくは北3系統:約10分)―上賀茂神社(37号系統は上賀茂御薗橋下車、北3系統は「上賀茂神社前(御薗口町)」下車)―(市バス4号系統:約25分)―下鴨神社(「下鴨神社前」下車)
※2020年3月20日より、上賀茂神社の最寄りバス停は「上賀茂神社前(御薗口町)」に変更となりました。
両神社の参拝時間はどちらも1時間から2時間程度で、間の移動には待ち時間を含め30分から50分ほどかかります。余った時間で立ち寄れるスポットをご紹介します。
上賀茂神社と下鴨神社の間に位置する植物園で、開園は1924年と100年近い歴史を誇ります。桜林や温室、クスノキの並木などがあり、日本の四季と癒しを感じられるスポットです。
市バス4号系統で行くときは「北山駅前」で下車すると徒歩圏内です。
明治時代まで天皇が居住した場所です。以前は限られた機会にしか見ることができませんでしたが、平成28(2016)年から一般公開が始まり、いつでも見学可能になりました。下鴨神社から徒歩圏内です。
京都の代表的な河川で、牛若丸と弁慶が出会ったという五条大橋もこの川にかかっています。古代から変わらない流れをたたえる河原を散策してみましょう。
「ことりっぷ御朱印帖」はコンパクトな大きさなので、旅にもっていくときもバックの中にすっぽりおさまるうれしいサイズです。
表紙柄は寺社めぐりしたくなる「金沢」と「松江・出雲」をイメージしたデザイン。(現在発売中のことりっぷ書籍の表紙とはデザインが異なります)
お寺をめぐるときは「金沢」柄、神社をめぐるときは「松江・出雲」柄と使い分けをするのもいいですね。
また御朱印帖として使用する以外に、旅先のスタンプ、チケットや写真を貼るなど「思い出ノート」として使うのもおすすめです。
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