京都観光はこれでOK!エリア別・おすすめ観光スポットと基本情報
1200余年の長い歴史を持ち、日本の魅力が詰まった街・京都。古い寺社や史跡、街並み、文化施設などが数多く存在し、外国の方にも人気の観光地です。平成6(1994)年には「古都京都の文化財」として17か所...
京都市内にはじつに800以上の神社と、1700以上のお寺があります。
縁結び、厄除け、金運、商売繫盛、合格祈願、病気平癒、安産、家内安全、心願成就、必勝…
果たしてどこにお参りすればよいの?
と悩める方に、祈願のテーマごとに京都屈指のスポットをご紹介します。
さあ、パワーチャージの旅に出かけましょう!
くぐる前に一礼して神様にご挨拶を。参道の真ん中は神様の通り道なので端を歩こう
手水舎では、ひしゃくを持ち左手→右手→左手に水をとり口→左手の順で清め、ひしゃくの柄を洗って戻します
お賽銭を入れ鈴を鳴らしたら、2回深くおじぎして2回拍手。お祈りして再度深く一礼します。
この一般的な二礼二拍手一礼(にれいにはくしゅいちれい)が作法とされていますが、詳しくは神社などに掲示されていることが多いので、参考にしてみてくださいね。
素敵な恋がしたい!そんなあなたに、恋愛運があがると有名な京都の5つのパワースポットをご紹介します。すてきなご縁がありますように…。
たどりつければ両想い恋の行方を占う2つの石
清水寺の境内にあり、縁結びの社として人気があります。本殿をお参りしたら、恋の行方を占うなど楽しみながら参拝しましょう。
恋占いの石。10mほど離れた2つの石の間を目を閉じたまま歩き、恋の成就を占おう
ご縁もとりもつ水の神様
平安時代の歌人、和泉式部も夫との復縁を祈願して叶ったと伝えられ、縁結びのご神徳で知られています。
あたりには凛とした空気が漂い、恋の成就を祈願する参拝者が多く訪れます。
情緒あふれる石段が本殿へと導く
御神水に浸すと文字が浮かび上がってくる水占みくじ
和泉式部にちなみ、平安貴族がモチーフのむすび守
紫式部が通い恋の歌を詠んだ
正式名称は賀茂別雷(かもわけいかづち)神社。創建年代は不詳だが、京都最古の社といわれています。境内の片岡社は紫式部も参拝し、恋愛成就を祈願したとか。式部の歌が記された絵馬に願いをしたためて奉納しましょう。
鮮やかな朱塗りの楼門を通って本殿へ
ハートにも見える葵の葉をかたどった絵馬
玉の輿祈願のあとは「あほかしさん」へ
八百屋の娘から江戸幕府第3歳将軍徳川家光の側室に、やがて第5代将軍綱吉の母となった「お玉」こと桂昌院を祀ることから、「玉の輿」祈願に訪れる人が後を絶ちません。
境内には、「阿呆賢(あほかし)さん」と呼ばれる神占石があります。手の平で石を3回たたいて持ち上げ、次に願い事を心のなかで唱えながら手のひらで3回なで、再び石を持ち上げてみましょう。最初に持ち上げた時よりも軽く感じれば、願い事は叶うといわれています。
石を持ち上げて願い事の行方を占う「阿呆賢さん」
白い石を三笠山の形に積んで祈願
織物のまち、西陣の住宅街にひっそりとたたずむ社。第59代宇多天皇の皇后が、離れてしまった天皇の心を取り戻そうと夢のお告げに従って社の前にあった白い砂を三笠山の形に積み祈願したところ、願いが叶ったという逸話がルーツ。「高砂山祈願」と呼ばれるこの祈願法は、恋愛成就、浮気封じ、縁保ち、復縁祈願にご利益があるといわれています。
高砂山祈願は遠方の場合、郵送も可能
もっと綺麗になりたい!京美人はいつの世も女性のあこがれ。
全国で唯一の髪の健康を祈願する神社や、「鏡絵馬」で有名な神社をご紹介します。
女神を祀る神社にお参りして身も心も磨きをかけて
美を司る宗像三女神を祀る。八坂神社の境内にあり、祇園の芸舞妓さんも通っているそうで、憧れの京美人に一歩近づけるかも。恋みくじも当たると好評。
御神水は「美容水」と呼ばれ、肌につけると美肌になれるという
美容の神様が描かれた絵馬で美への開運を祈願する絵馬
理想の自分にメイクアップ女心をくすぐる鏡絵馬
下鴨神社の摂社、河合神社。女性の守護神が祀られていることから、美への願いが叶うといわれ、信仰を集めています。
なりたい顔にメイクを施して奉納する鏡絵馬が人気。クレヨンや色鉛筆も用意されているが自分のメイク道具を使ったほうがよりいいそうです。
「鏡絵馬」に「美しくなれるように」と願いを込めてメイクしよう
鏡絵馬 。奉納された絵馬を見るのも楽しい。裏面に願い事を書こう
かりん美人水 。かりんを使った飲み物で美容に効果があるそう
シールタイプの鏡守。鏡に貼って美麗祈願
かりん美人飴 はかりんと蜂蜜から作った飴。おみやげにどうぞ
最強の運を引き寄せて、今年こそはラッキーな年にしたい!というあなたに、芸能関係者が多く信仰する神社や、ユニークな祈願方法で知られる神社などをご紹介!
数々の伝説を残す陰陽師
祭神は平安時代の陰陽師・安倍晴明。もとは晴明の住居跡といわれています。
境内には、魔を除ける力があるといわれる厄除桃や、晴明公が念力で湧出させた晴明井があります。
星のようなマークは陰陽五行をあらわす社紋で晴明桔梗と呼ばれている
向上守 600円は営業や学力などの壁を突破する心強い味方
厄除け桃をなでて厄除けのご利益を!
晴明井と呼ばれる井戸から湧き出す水は、病気平癒のご利益があるとされている
木と石にふれてパワーを授かる
古来、桜スポットとして愛される平野神社。神使であるリスのおみくじが人気です。樹齢400年の御神木、クスノキにもご注目。御神木にふれながら反時計回りをすると、厄除けのご利益があると伝わります。
また、御神木の前には日本最大級の餅鉄「すえひろがね」が据えられています。授与所で「授かる守」を求め、この霊石にピタッと引っ付けると、パワーを授かれるといわれています。
御神木のクスノキ。手前に「すえひろがね」がある
素焼きの皿を投げて厄災を飛ばす
青もみじや紅葉で名高い神護寺。御本尊は薬師如来なので、心身の病いを癒す仏さまです。
素焼きのお皿を投げて厄除けを願う「かわらけ投げ」は、全国にいくつかありますが、神護寺は発祥地として知られているそう。
眺望抜群の渓谷「錦雲渓」に向かって思いっきりかわらけを投げましょう。厄除けのご利益はもちろんのこと、澄み渡る空気をたっぷり吸い込んで、気分もスッキリ爽快です。
かわらけ投げは200円
パワーストーンに願いを込めて
芸能人御用達の「芸能神社」が有名な車折神社。
境内には、悪運や災いを浄化するという清めの社があります。こちらにお参りして心身を清めたら、社務所で祈念神石という名のパワーストーンを授かって。本殿にもお参りをしたら、参拝完了。願い事が叶ったら、後日、石を奉納してお礼参りをしましょう。
お礼参りで奉納された石が山積みになっている
大湯呑にお賽銭が入ればご利益“万倍”!
地獄と極楽の間を取り仕切るという閻魔様が本尊。
閻魔様の姿をしたおみくじや扇子のかたちのおみくじなどご利益アイテムもおすすめですが、ぜひ試してほしいのが本堂のお賽銭箱の上にある「萬倍碗」。この大きな湯呑のなかにお賽銭を投げ入れ、見事入れば「万倍」のご利益があるそうですよ。
入りにくい位置にあるのも闘志をくすぐる!?
お正月には何時間もの行列ができる神社や、宝くじの当選を願って祈願する人が後を絶たない神社など、京都の中でも指折りの財運アップのパワースポットをご紹介します。
黄金色に輝く鳥居に誘われ、金運アップ祈願
黄金色に輝く鳥居が異彩を放つ、御金神社。鉱山や鉱物をつかさどる金山毘古神が主祭神です。金属や通貨を扱う近所の人びとがよく参拝に訪れたことから、次第に通貨の神として信仰されるようになったそうです。
手水舎に置いてあるざるにお金を入れ、柄杓で水をすくってお金を洗い清めると、金運が高まるのだとか。
お金を洗い清めて金運アップ
鳥居のカゴにお金が入れば商売繁昌
商売繁昌のご利益で知られる京都ゑびす神社。
2つ目の鳥居を見上げると、「えべっさん」があしらわれた「福箕(ふくみ)」というザルのようなものと熊手が備えられています。ここにお賽銭を投げ入れて見事入れば願い事が叶うのだとか。運動会の玉入れ気分でチャレンジしてみましょう!
ちなみに、こちらのえびす様はお耳が少々遠いそうなので、本殿でお参りをしたあとは、左側の壁をコンコンとやさしくたたいて、えびす様に「お参りに来ましたよ」とお知らせをしてくださいね。
福箕と熊手は2つ目の鳥居の上にある
鳥居をくぐって商売繁昌祈願
鮮やかな鳥居の連なりが、まるで異次元の世界に続いているかのような伏見稲荷大社。五穀豊穣、商売繁昌、家内安全などにご利益があるといいます。
「奥社奉拝所」の「おもかる石」は、願い事をしながら丸い石を持ち上げ、予想より軽ければ願い事が叶うといわれます。山頂をめざす往復約2時間の「お山めぐり」とあわせて開運を願いましょう。
伏見稲荷大社のおもかる石
社寺の数だけ種類もご利益もさまざまなお守り&おみくじ。
身に着けているだけで幸せな気分になれそうなキュートなお守りをはじめ、指折りのパワースポットをご紹介します。
開運勝利のご利益がある摩利支天を祀る
建仁寺の塔頭。亥は禅居庵の鎮守で、開運勝利のご利益があると言われています。また亥歳生まれには守り本尊としてもご利益があり、境内には至る所に猪の石像が並んでいます。
尊像は秘仏で10月20日のみの開帳となります。
陶製のミニ猪の中におみくじが入っている
道真公生誕の地で合格祈願!
菅原氏の邸宅、菅原院があったところで、菅原道真公と、その父・是善と祖父・清公という親子三代が祀られています。境内の井戸の水は、学業成就や病気平癒のご利益があるといわれ、汲んで持ち帰ることも可能です。
道真と縁が深かったという牛にちなんだ牛みくじ
愛らしい姫みくじが話題!
平安京建都の翌年に創建された歴史をもつお社。以来、女人守護の社として女性の願いのすべてにご利益が篤いとされています。
「女人厄除祈祷所」として名高く、女性の参拝者が絶えません。
女人守護の社ならではの、かわいらしい姫みくじ
幸福鳩みくじが幸運をよぶ♪
聖徳太子が創建したという寺で、本堂が六角なので六角堂と呼ばれています。
古来より京都の真ん中を示すといわれている「へそ石」が境内に残っています。呼び名は本堂の形から。境内には鳩がたくさんいて、幸運を招くという鳩みくじが有名です。
一願成就。願い事を書いて鳩の中に入れて本堂に奉納しよう
清らかな御神水に浸して占う
御手洗社の前の授与所で「みずみくじ」を1枚求め、御手洗池に浸すと、次第に文字が浮かび上がってきます。神様のお告げは「願い事」「体調」「金運」「学業・仕事」「恋愛」「旅行」の6項目。当たると評判です。毎年夏、土用の丑の日前後に開かれる「御手洗祭」は、御手洗池に足を浸し、蝋燭をそなえて心身の穢れを払う神事。御手洗池が発祥とされる加茂みたらし茶屋の門前名物「みたらし団子」は、厄除けのご利益があるといわれているので、参拝後に立ち寄りましょう。
みずみくじ。どの文字が浮かび上がってくるかドキドキして待とう
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