【埼玉】自然の中で川遊び＆バーベキュー！嵐山渓谷バーベキュー場で夏を楽しもう

埼玉県の嵐山町にある「嵐山渓谷バーベキュー場」は、東京の都心から北西に約50キロ、車で約1時間の好アクセスです。「嵐山（らんざん）」というと京都の「あらしやま」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、町名は「京都・嵐山に似た風景をもつこと」が由来なのだとか。

嵐山渓谷バーベキュー場は、嵐山渓谷を流れる槻川 （つきかわ）の河原を整備した、広々としたバーベキュー場です。とある観光情報サイトが発表したバーベキュー・キャンプ場の人気ランキングでは、8年連続で関東エリア第1位、2年連続で全国第1位を獲得し、不動の人気を誇っています。

2020年春以降は「彩の国『新しい生活様式』安心宣言」に準ずるべく、トイレ改修を行い、また、トイレや洗い場等の共用施設ではマスク着用を推奨。新型コロナウイルス感染予防に注意しつつ、だれもが安心してバーベキューを楽しむことができるように配慮されています。

嵐山渓谷バーベキュー場にマイカーで訪れる場合は、関越自動車道の「東松山IC」あるいは「嵐山小川IC」を利用するのが便利です。いずれのICからも国道254号、県道173号線経由で約8キロです。

約300台収容の嵐山渓谷バーベキュー場　駐車場

県道173号線に架かる槻川橋のたもとには、約300台が停められる駐車場を完備。公共交通機関を利用する場合には、東武東上線の武蔵嵐山駅 西口よりバスで約10分、「休養地入口」停留所で下車すると到着です。

武蔵嵐山駅内の「嵐山町ステーションプラザ　嵐なび」

武蔵嵐山駅内に設置されている「嵐山町ステーションプラザ　嵐なび」では、嵐山町の歴史や自然などの観光情報を得ることができますよ！

きれいな川を目の前に、広い河原でバーベキュー。みんなでわいわい、スイカ割りなどをしても楽しそうですね！

屋根つきのバーベキュー場

上記画像のように、屋根やテントのついた野外炉が24基設置されており、レンタル料金は1基3,300円（税込）。野外炉の利用に加え、鉄板・網いずれか1点、木炭、着火剤、火ばさみ、トング、軍手などを加えた「野外炉セット 」は6,000円です（事前予約制・8名ぐらいまで利用可能）。

火がよく燃え広がるかまどを作るのはなかなか難しいもの。 自信がない人は野外炉をレンタルし、手軽にバーベキューを楽しみましょう！夏の強い日差しや急な雨を凌ぐこともできて便利ですね。

テントつきのバーベキュー場

炉を囲むようにベンチが備えられていて、オープンカフェにいるような感覚でバーベキューを楽しめます。

清掃の行き届いた洗い場

敷地内には清掃の行き届いた洗い場もあります。すぐ近くに調理台も準備されているので、食材の準備や下ごしらえも便利ですね！蛇口の数も多いので、人がたくさんいても安心です。

嵐山渓谷バーベキュー場の売店は通常、品ぞろえがよいのですが、2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、取扱商品は最低限としているのだとか。3密を避けるため、店内に入らず商品が購入できるように工夫して営業されています。

嵐山渓谷バーベキュー場の売店の中

こちらは2019年に撮影した売店の様子。
食材の他にも、川遊び用のグッズや水着、着替えまで販売されていました。現在はバーベキューに使う食材やドリンク類、調味料やアイス、トング・包丁・皿・箸などのバーベキュー用品など、最低限のものに限って販売しています。

4人前以上の予約が必要ですが、事前に予約をしておけば食材を用意してもらえ、売店に立ち寄るだけで材料がそろいます。
国産牛肉（上）200グラム前後、フランク1本、野菜3種、たれ、箸、皿のプレミアムプランは1人前1,950円。他には嵐山町ご当地B級グルメ、「嵐山辛モツ焼そばセット」などもあり、定番の肉類や野菜類になど加えてみてはいかがでしょうか。
※品揃えはその日によって異なります。詳細は公式HPよりご確認ください。

嵐山町観光協会公式ホームページ

食材を用意して現地に持っていきたいという方におすすめなのが「嵐山農作物直売所 」。バーベキュー場から北に約1キロ、国道254号沿いにありますのでわかりやすいですよ。新鮮な食材を入手できます！

嵐山農作物直売所で販売される地元産野菜

直売所内には嵐山町で収穫された新鮮な野菜はもちろん、地酒も扱っています。

■嵐山農作物直売所
住所：埼玉県比企郡嵐山町大字千手堂686-1
TEL：0493-62-6596
定休日：毎週水曜日（祝日の場合は営業することがある）
営業時間：9:00～17:30
交通アクセス：関越自動車道「東松山」ICより車で約10分　国道254号沿い、東武東上線「武蔵嵐山」駅より徒歩約20分

嵐山渓谷バーベキュー場は、好みに応じたスタイルでデイキャンプを楽しむことができます。

嵐山渓谷を流れる槻川の清流

キャンプサイトに沿って流れる槻川は、水深が浅い上に流れも穏やか。川遊びにうってつけで、水しぶきをあげながら遊ぶ子どもの笑い声が絶えません。

特に危険な場所はないものの、川遊びの際は必ず大人の方が見守りをするようにしてくださいね。

川沿いには結晶片岩の岩畳があり、埼玉県内では長瀞と並んで人気の景勝地。槻川上流の西方には嵐山渓谷が広がり、河原、清流、川にかかる木々が作り上げる美しい景観が見られます

現代短歌の礎を築いた与謝野晶子は、嵐山渓谷の自然などをテーマとし、「比企の渓 」29首を歌いました。嵐山渓谷の中心に設けられた冠水橋からは、四季折々の表情が楽しめますよ。

嵐山渓谷の紅葉

例年11月下旬から12月上旬の時期には、モミジなどの美しい紅葉がみられます。豊かな色彩のグラデーションで清流を染め上げる様子を、ぜひ鑑賞してみてください。
渓谷の中は歩きやすい遊歩道が整備されていますので、自然を満喫しながら、木立の中をのんびり散策してみるのもよいですね。