【東京観光】1泊2日おすすめ旅行プラン! 定番もトレンドもバッチリ!
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更新日: 2020年10月23日
上野動物園のジャイアントパンダが暮らしているエリア「パンダのもり」が2020年9月8日に新しくオープンしました!
パンダの故郷である中国の四川省をイメージし、深い森を連想させる景観です。リーリーやシンシンは以前のパンダ舎からパンダのもりへ引越しをし、新しい生活を始めました。
人間も新しい日常生活を送る中で、ジャイアントパンダや動物たちとのさらなる共生を実現した上野動物園は、ますます多くの人を引きつけることでしょう。今回はパンダのもりを中心に、上野動物園や上野恩賜公園をご紹介します!
※2020年9月現在、上野動物園は新型コロナウイルスの感染防止予防のため、事前予約制での入園が可能です。
上野動物園は、2020年でなんと開園138年!
日本で一番古くからある動物園です。1882(明治15)年に、かつての農商務省が管轄する博物館の付属施設として、開園しました。
現在は園内東西2つのエリアに、約350種2500頭(匹)の動物が飼育されています。
<東園>
旧パンダ舎、ゴリラ・トラの住む森、ゾウのすむ森、クマたちの丘、ホッキョクグマとアザラシの海、など
<西園>
パンダのもり、キリン・カバのエリア、小獣館、アイアイのすむ森、両生爬虫類館、子ども動物園すてっぷ(うさぎやモルモットと触れ合えるコーナー)、など
園内は道路を隔てて東園と西園に分かれており、昨年冬までは東西をつなぐモノレールが運行していましたが、車両の劣化に伴い運行を休止。再開の目処はたっていませんが、園内は代わりに電気自動車が走っています。
東西を歩いて行き来することも可能で、その場合は歩道橋を渡っていくことになります。
園内をすべて見て回るなら、最低半日は確保しておきましょう。
2020年3月に予定していた「パンダのもり」のオープン。新型コロナウイルスの影響で完成が遅れ、9月に延期となりました。完成記念式典が9月7日に行われ、上野動物園は東京都の管理下にあることから、小池都知事が来園。
「上野動物園も上野恩賜公園も、新しい日常の中で新しい上野の見所としてますます発展してほしい」と主賓の挨拶を述べられました。
それではパンダのもりの紹介です。
ジャイアントパンダは中国南西部の標高1300mを超える高山地域に生息。パンダの主食であるタケも生える森の中で、様々な動物たちと暮らしています。
パンダのもりは実際の生息地の環境に近づけられました。環境だけでなく、中国の深い森を連想させる美しい景観には、思わず感嘆の声を上げるでしょう。
ジャイアントパンダと共生するために必要な豊かな森には、樹木がふんだんに植えられました。いずれ大きな森に育つとのこと。
ジャイアントパンダの生息地の気候に近い環境を保つ屋内施設には、大量のタケを新鮮なまま保存できる大型冷蔵庫があります。また、パンダが運動不足にならないように起伏にとんだ屋外施設には、雨をしのぐための洞窟まで!
式典を行ったこの日は、強い雨が降ったり止んだりしていたこと、またまだまだ暑い日だったためパンダは屋内施設にいましたが、秋になって涼しくなれば外に出てくるとのこと。
新しいパンダのもりで遊ぶ姿が楽しみですね!
ここでジャイアントパンダの歴史を軽くおさらいしましょう。
ジャイアントパンダが日本へ来たのは、1972年の日中国交正常化の後。親交を深めるため中国から日本にパンダが贈られ、上野動物園へやってきます。来日当初はパンダ舎が完成していなかったため、少しの間ジャイアントパンダはトラ舎で過ごしました。
上野動物園の歴代のジャイアントパンダたちは、残念ながら生まれてすぐ赤ちゃんで亡くなった2頭を含め、11頭。現在はシャンシャン、リーリー、シンシンの3頭のジャイアントパンダが、穏やかに暮らしています。
2017年6月12日生まれのシャンシャン(メス)。
誕生したときは、連日ニュースで見ない日はないほど大人気ぶりで、皆がシャンシャンの成長に注目しました。現在は3歳になり、成獣のパンダよりは体が小さいのですが、すっかり大人のパンダになっています!
シャンシャンはパンダのもりへは引っ越しをせず、旧パンダ舎に残留となりました。2020年12月に中国へ返還することが決定しているため、体調や免疫などを考慮してとのことです。
なお混雑緩和のため、シャンシャンは入園して最初に全ての来園者に見ていただくよう、係員の誘導があります。動物園の指示に従いましょう。
リーリー(オス)とシンシン(メス)はこの夏でともに15歳になりました。
これまで暮らしていた旧パンダ舎から、8月にパンダのもりへと2頭仲良くお引っ越し。夏は暑いので温度が調整された室内にいますが、屋外へは秋頃に少し涼しくなってから出てくるようです。
パンダは出生時は150gと大変小さいのですが、成獣は体重が100kgを超えます。食料は消化が悪いため1日にタケ60kgを必要とし、目が弱いなどとてもデリケートな動物です。
パンダの体調のために環境を少しずつ慣らしてから、パンダのもりが公開の運びとなりました。現在は、パンダの体調を考慮して撮影は禁止です。必ず守りましょう。
パンダのもりの出入り口には、レッサーパンダとキジたちも!
レッサーパンダは中国の森に生息し、タケを主食としています。名前にパンダとつきますが、実はパンダは、ジャイアントパンダ(クマ科)とレッサーパンダ( レッサーパンダ科)の2種を指しています。私たちが何気なく「パンダ」と言っているのは「ジャイアントパンダ」なのです。レッサーパンダとジャイアントパンダとは親戚みたいなものですね。
キジもまた実際の環境と同様に、パンダのもりのエリアにいて、鮮やかなその色彩からパンダの生息地の豊かな自然を感じることができます。
動物園内では、保育室やモニター室、検査室などがあり、中国と協力して飼育・繁殖・研究を行っています。
パンダの飼育下において繁殖に取り組んでいますが、未解明なことばかり。毎日の飼育管理の中で得られる知見が、動物園のパンダだけでなく野生のパンダを守る助けとなっています。
上野動物園や上野恩賜公園に来たらぜひ寄ってほしいのが、トイレミュージアム。ミュージアムと言っても、入場料を払って入館するのではなく、私たちが利用することのできるトイレです。
実はこの日、パンダのもり記念式典に先がけ、トイレミュージアム完成のお披露目式も行われています。「上野の町が芸術の観点からもますます発展してほしい」と都知事が挨拶をされました。
上野恩賜公園内にあるトイレを改修するにあたり、都が近隣にある東京藝術大学に依頼し、学生たちが共同で制作したのが「トイレミュージアム」。
ただ動物の絵が描かれているトイレではありません。ミュージアムの名の通り「2つの循環を見つめる」ことをテーマとしています。
①内省的な循環
私たちの体内にある消化器系を通じて循環されるエネルギー吸収
②対外的な循環
排泄物を微生物が分解し土に還るという大きな生態系
「排泄と健康」「わたしと健康」を考える小さなミュージアムのような場所となってほしいという思いが込められています。
トイレミュージアムの制作は、東京藝術大学の専攻学科を越えて協力しあい、建築、声楽、デザイン、絵画、陶芸、鋳金、作曲などの科に属する40名の学生の共同作品となりました。
こだわりは藝大生ならではと言っても過言ではありません。トイレのアナウンスや音楽にまでこだわり、特に流水音は動物の鳴き声や地域の環境音を、学生自ら楽器や身近なものを用いて音を作り出しています。
お子さんと一緒にぜひ寄って確認してみてくださいね!
ここで、上野動物園のある「上野恩賜公園」について簡単に紹介を。
日本の都市公園として明治6年開園し、147年もの歴史のある都立公園「上野恩賜公園」。その面積はとても広く、園内には美術館や博物館、不忍池、弁天堂など見所がたくさん。上述の「トイレミュージアム」も公園内の大噴水の横にあり、1日のんびり満足できるスポットです。
上野動物園にもほど近い国立博物館では、日程未定ですが2021年に特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」が開催予定。
鳥獣戯画は歴史や絵画好き以外にもファンが多く、販売される文房具なども人気なので、一度実際の展示を見てみるのも良いかもしれませんね。
中世ヨーロッパのような建物の東京国立博物館
ファミリーやカップルにおすすめなのが、不忍池(しのばずのいけ)。夏は水面が蓮の花で美しく覆われ情緒がたっぷり。ボートに乗って、都会の喧騒を忘れてのんびりしてみてはいかがでしょうか。
池の周囲は約2キロで散歩にもおすすめ
続いてはちょっと変わり種の上野大仏。受験生の合格祈願に人気の大仏様で、写真の通り顔だけ。関東大震災で損壊し、戦時中は金属供出に胴体が持ち出されたため顔だけが残っています。「これ以上落ちない」と本当にご利益がありそうですね。
SNS映え・・・に良いかも!?
上野で意外と知られていないのが、西郷どん(せごどん)でお馴染みの西郷隆盛の銅像。せごどんと言えば薩摩ですが、実は上野恩賜公園にも縁が。上野の寛永寺は徳川所有であったことや、幕末の戊辰戦争の一つ、上野戦争で戦った彰義隊に縁が深かったためと言われています。
おいどんは江戸にもいるでごわす
新型コロナウイルスの影響でパンダのもりのオープンが遅れましたが、動物たちはそれを知ってか知らずか、変わらず元気に暮らしています。
飼育員の方たちの動物への愛にはただ頭が下がる思いしかありません。新しい日常生活の中、ジャイアントパンダをはじめ、動物たちに癒されてみてはいかがでしょうか。そして、シャンシャンたちに会いに上野に来たら、ぜひ上野恩賜公園も散策して、日々の疲れを癒し楽しんでくださいね!
取材・撮影・文 やくしじ 紫
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