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自宅で駅弁づくりを体験! 修善寺駅『武士のおうち駅弁』をお取り寄せしてみました。

駅弁こんしぇるじゅマルワ

更新日: 2022年6月17日

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自宅で駅弁づくりを体験! 修善寺駅『武士のおうち駅弁』をお取り寄せしてみました。

雨の日が続く季節は、傘を片手にお出掛けするのが少し億劫。さらに、夏に向かって気温と湿度がぐんぐん上がり、食欲も落ちてしまいがち。そんなとき頼りになるのが、「お取り寄せ」です。昨今はコロナ禍で“おうち需要”が高まったことから、各地の駅弁が通販で手軽に買えるようになりました。

この季節に筆者がおすすめするイチオシは、『武士(たけし)のおうち駅弁』。
静岡県伊豆市の修善寺駅の名物駅弁『あじ寿司』(1,300円)が、自宅で手軽に楽しめるようになりました。なんと、自分でお米を炊いてお弁当箱に詰める、体験型の商品です。炊きたてのごはんで作る出来たての駅弁は、現地で買うより美味しいかも??

※価格は税込みです。

こだわりは無添加・手作りの味

こだわりは無添加・手作りの味

『あじ寿司』を手掛けるのは、伊豆箱根鉄道・修善寺駅前に店を構えて半世紀以上の歴史を持つ寿司店「舞寿し」。二代目店主が「地産地消の寿司駅弁を作ろう」と試行錯誤して、2000年(平成12年)に誕生した駅弁です。

しかし、新型コロナウイルスの影響で旅行者が激減。お店に買いに行けないと嘆くファンから“ネットで販売して欲しい”という熱い要望が寄せられ、一念発起して『武士のおうち駅弁』が開発されました。商品名に入る“武士(たけし)”は創業者の苗字で、ほかの鯵寿司に負けない商品を作ろうという意気込みで命名したとか。

こだわったのは、伊豆の素材を活かした無添加・手作りの味。それは通販になっても変わりません。
通販の取り扱いは、公式サイトのオンライン注文のみ。必要な食材が一式揃った「基本セット」は、2人前(5,000円)と4人前(9,000円)の2種類。食材の仕入れ状況や作業の都合で発送できる数量に限りがあるため、販売数も限られています。
筆者も幾度か「SOLD OUT」の表示に泣かされつつ、こまめにサイトを見に行って、無事ゲットできました。お昼すぎのアクセスが狙い目かも。

クール便で届いた段ボール箱を開けると、風呂敷で包まれた商品の上には手描きのメッセージが。きれいな筆跡から、店主のおもてなしのこころが伝わってきます。これを見ただけで、胸にぐっときませんか?

「基本セット」は豪華版! お米からおろし金まで

「基本セット」は豪華版! お米からおろし金まで

注文したのは、2人前の「基本セット」。鮮やかな黄色の風呂敷包みを解くと、これだけの量の食材が入っていました。

・あじの切り身セット 2.5人前(鯵の切り身のほか、桜葉漬け2枚、針生姜、ガリ、レモン)
・伊豆産のお米 1.5合×2袋
・天城産の生わさび 1本
・おろし金 1個
・西伊豆田子のカネサの鰹節 1袋
・修善寺醤油 1本
・『武士のあじ寿司』の弁当箱 2個
・舞寿し秘伝のすし酢(1.5合分) 1個
・白ごま 1袋

……すごい。なんと、駅弁の弁当箱や割箸、わさびのおろし金に至るまで揃っているではありませんか! しかも、鯵もお米も必要以上の量。濃口醬油は150mlのボトルです。「切り身セット」は要冷蔵ですので、届いたらひとまず冷蔵庫へ。

いざ調理! お米を炊いて酢飯をつくります

いざ調理! お米を炊いて酢飯をつくります

では、さっそく作っていきましょう!

一度に使うお米は1袋(1.5合)で2人前。酢飯に適した味わいの伊豆産コシヒカリとキヌヒカリのブレンド米が使われています。すでに計量されているので、軽く研いでから、普通に炊きます。炊き加減は少し硬めがおすすめ。炊飯器に「酢飯モード」があれば活用してください。

炊きあがったごはんを飯台(寿司桶)かボウルに移し、半世紀の歴史がある“秘伝のすし酢”を回しかけ、切るように混ぜます。味がなじむまで10分ほど寝かせたら、白ごまを入れて軽く混ぜます。酢をまとったごはんが艶やかで、いい匂い! 思わず深呼吸してしまいます。

酢飯の準備ができたら、お弁当箱の出番。フタを開けて、酢飯を半量ずつ、ふんわりと平らに盛ります。四角も隙間なく、丁寧に。
店頭で買うのと同じ、越前和紙の華やかな器と掛け紙は、発売当初から変わっていません。割り箸もセットされているのが嬉しいですね。旅気分が一気に盛り上がります。

栄養豊富な鯵は初夏が旬!

栄養豊富な鯵は初夏が旬!

そして、いよいよ主役の鯵が登場。2.5人前の切り身が入っています。鯵がお好きな方は、この「切り身セット」を単品(3,000円)で購入することもできます。

鯵は通年で手に入り、馴染みのある食材ですが、旬は初夏。まさに今の時期が最も脂が乗り、身が締まって美味しい季節です。

鯵には、食品で摂取しにくいビタミンDが含まれているのも魅力です。骨や筋肉を強くするビタミンDは、皮膚が直射日光に当たると体内に生成されますが、日照時間の少ない季節や、日常的に日焼け止めを使っていると、十分な生成ができません。在宅勤務で外出機会が減っている人、運動不足が気になる方に、特におすすめしたい食材です。
抗酸化作用を持つ生姜やレモンと一緒に食べるのも、栄養を効果的に摂るポイントです。

真空パックされたトレーには、ぴかぴかの駿河湾産鯵の切り身がたっぷり。地鯵の小骨を1本ずつ丁寧に抜いて、酢で軽く〆てあります。その上には、松崎町の桜葉の塩漬け。バランに乗せたガリと針生姜、レモンが添えられているので、あとは封を開けて盛り付けるだけの手軽さが嬉しいですね。

それでは、盛り付けていきましょう。まずは、酢飯の中央に桜葉の塩漬けを1枚。その上に鯵の切り身を並べていきます。ここは見栄えよく、丁寧に。むっちりと肉厚な鯵は、1折に10枚ほどが目安です。並べ終えたら、ガリと針生姜、レモンを添えて。

最後の仕上げが、わさび。すりおろして時間が経つと風味が飛んでしまうので、ぜひ食べる直前に。茎を切り落とし、茎の側から半時計回りでやさしく円を描くようにすりおろします。鮮やかなみどり色が、とても綺麗。すっきりした香りに食欲がそそられます。

残った生わさびは、濡らしたキッチンペーパーに包んでラップを巻き、冷蔵庫で保存。使いきれないときは、まるごとラップして冷凍し、凍ったまますりおろせば香りが楽しめるそうです。天城の清流で育ったフレッシュな生わさび、最後まで美味しく食べきりたいですね。


できました! “おうちであじ寿司”、完成です。

せっかくなので、最後はフタをして、掛け紙をかけましょう。店頭で買うのと同じものが、家で簡単に作れる楽しさ。何より、自分で折に詰めることで作り手の気持ちも感じられ、特別感が増しました。ごはんを炊くのは少し手間かもしれませんが、出来たてを食べるのは格別の美味しさです。

軽い甘さを感じるまろやかな酢飯と、肉厚で存在感のある鯵がベストマッチ。後からふんわり桜葉の香りが追い掛けてきます。生わさびの爽快な辛味はもちろん、レモンを絞ると、さらにフレッシュな味わいに。あれ?、鯵ってこんなに美味しかったっけ?と思うほど、奥深い味わいです。青魚があまり得意でない人でも、この鯵寿司は美味しく食べられるのではないでしょうか。

残った食材でアレンジ わさび飯も美味

残った食材でアレンジ わさび飯も美味

公式サイトでは、作り方を解説した動画のほか、「基本セット」で残った食材を使ったアレンジレシピも紹介されています。

その中から、一番簡単そうな「わさび飯」にチャレンジしました。
炊きたてのごはんの上に、西伊豆の鰹節をたっぷり。真ん中におろしたてのわさびをチョイと乗せたら、鰹節の上に、修善寺の濃口醤油をくるりと回しかけるだけ。シンプルなのに、わさびの上品な香りと鰹節の甘さが引き立って、これがまた、美味。

「あじのタルタル」や「あじと胡瓜の酢の物」など、そのほかのレシピも、冷蔵庫にある食材で簡単にできるものばかり。あぁ、惜しかった! 「あじの切り身セット」が2.5人前だったのは、こうしたお楽しみのためでもあったのですね。
今回は欲張って切り身を全部お弁当に乗せて食べてしまったので、次回ぜひチャレンジしてみたいと思いました。

『武士のおうち駅弁』には、リピーター向けの商品もあります。基本セットから、醤油とおろし金を省いて500円引き。「わさび飯」がお気に召した方には、濃口醤油に生わさびと鰹節のセット(2,000円)もあります。「かゆいところまで手の届く」とは、こういうことかもしれません。
20,000円以上お求めの場合は送料が無料になるとのことなので、近くに住む家族や友人と申し合わせて、まとめて注文するのもいいですね。

2人前で5,000円は、高い?安い?

2人前で5,000円は、高い?安い?

当初は、2食分の駅弁にしては少しお高めな値段、しかも、なぜお米や鯵が多めに入っているのかな?と不思議に思ったのですが、なるほど。体験してみると、『あじ寿司』をはじめ、伊豆が自慢にしている食材をまるっと味わえる発展型のセットでした。高いどころか、むしろオトクかもしれません。

手描きのメッセージや修善寺の温泉マップも入っていて、旅情をそそります。パンフレットで予習をして、ぜひ、自慢の温泉や青い海を楽しみに伊豆へお出掛けしたいものです。その際は、修善寺駅改札横の「舞寿司」で名物駅弁『あじ寿司』を買うのをお忘れなく。手作り版の味と違いがあるか、ご自身の舌で確認してみてください。購入した駅弁は、南口ロータリー前の「駅弁カフェ たけし」店内で食べることもできるそうです。

なお、セットの消費期限は、製造日から4日間。つまり商品到着日の翌日が期限です。お店の定休日の関係で、火曜水曜の受注と、水曜木曜の発送業務はお休み。到着日時指定ができないので、注文するタイミングにはご注意ください。

では皆さま、たまにはおうちで、よい旅を。

マルワ

武士のあじ寿司 https://ajizushi.jp/
武士のおうち駅弁 https://ajizushi.stores.jp/

修善寺 駅弁 舞寿司
〒410-2407 静岡県伊豆市柏久保625-6
営業時間:9:00~16:00
定休日:水曜日
電話番号:0558-72-2416

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

駅弁大好き歴25年。平成の”Windows95”時代から某IT企業のインストラクターとして全国の官公庁・小中学校へのパソコン導入に携わりながら、各地の駅弁や名産品を食べ続けるうち「うまいもの」「みやげもの」で日本地図が描けるようになりました。これまで全国を旅して食した駅弁は2,000個以上、「駅弁大会」と聞けば連日通って“大人買い”、休日は朝昼夕と駅弁が食卓に並ぶような家庭です。時々ちょっと苦手な食材もありますが、そこはすべて「実食」してのルポがモットー。食味の感想には個人差がありますので、その点はご容赦ください。

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