【仙台】杜の都の見どころ!遊びどころ!チェック!
東北唯一の政令指定都市として存在感を示す杜の都。街なかを流れる広瀬川や青々と生い茂るケヤキ並木など、自然景観の美しい街には、魅力のグルメや洗練されたアイテムがそろうショップなど、見どころ食べどころがい...
極彩色が美しい霊屋、仙台の街を見守るように建つ騎馬像など、市内には初代仙台藩主・伊達政宗ゆかりの歴史スポットが点在。便利な観光循環観光バス「るーぷる仙台」で、政宗の足跡を追う歴史さんぽに出かけよう。
仙台駅発着で便利な観光バス
政宗ゆかりの名所を含む市内中心部の観光スポットを結ぶ、レトロな循環バス。乗り降り自由な一日乗車券を購入すると、沿線施設の割引などさまざまな特典が受けられる。
所要:約5時間
仙台駅西口
↓「るーぷる仙台」で15分
瑞鳳殿(45分)
↓「るーぷる仙台」で4分
仙台市博物館(60分)
↓「るーぷる仙台」で3分
仙台城跡(60分)
↓「るーぷる仙台」で21分
大崎八幡宮(30分)
↓「るーぷる仙台」で27分
仙台駅西口
政宗が眠る豪華絢爛な霊屋
藩祖政宗を祀る霊屋。本人の遺言でこの地に建てられたという桃山風の廟建築は、豪華で見ごたえ十分。併設の資料館では、発掘調査の記録映画や貴重な副葬品を見学できる。
2001年の改修で、創建当時の色彩が鮮やかに甦った
杉木立の参道が藩政時代からの歴史を物語る
初夏はアジサイ、秋は紅葉が、参道や境内を鮮やかに彩る。
参道に咲きこぼれるアジサイ
仙台藩に関する貴重な資料を展示
仙台城三の丸跡に建つ。政宗の具足など、伊達家の貴重な文化財を含む約9万7000点の資料を収蔵する。 国宝でユネスコ記憶遺産の慶長遣欧使節関係資料も見逃せない。
伊達政宗騎馬像とともに仙台の街を望む
約270年にわたる伊達家の居城跡。現在残るのは、石垣の遺構や復元された脇櫓など。政宗の騎馬像が建つ天守台は、仙台市街を一望できる絶好のビュースポットとなっている。
昭和42(1967)年に復元された脇櫓
夜間は騎馬像がライトアップされ、幻想的な光景が広がる。色は曜日によって変化。
夜景観賞とともに楽しもう
儀式や政務を行なった大広間の模型や、藩主が座った「上段の間」の床を原寸大で再現。発掘調査や石垣工事の様子も展示する。
仙台城の資料をパネルや映像で展示
伊達家に関する貴重な資料を展示。仙台城や城下の街並みを再現したCG映像は、17年をかけ制作した力作で臨場感たっぷり。
仙台藩の甲冑など貴重な収蔵品もある
政宗造営のきらびやかな国宝社殿
政宗の命により当時の名工を招いて造営。精巧な細工が施された豪壮な社殿は見事の一言。本殿、石の間、拝殿が一体となった権現造りの建造物としては現存最古で、国宝に指定されている。
荘厳なたたずまいの御社殿
鳥居に掲げられた神社名の文字に注目。授与所には仙台名物・松川だるまが並ぶ。
「八」の字は鳩が向かい合っている
境内の中で探してみよう
仙台藩62万石の基礎を築いた初代藩主。さまざまな戦略と武功で多くの窮地を切り抜け、豊臣秀吉、徳川家康などの天下人とわたりあった。幼少時に天然痘で右目を失明し、のちに独眼竜の異名を持つ。
政宗のシンボルといえば、三日月とも弦月とも言われるかぶとの前飾り。当時「妙見信仰」により月や星に武運を祈ることが流行しており、政宗の前飾りもその表れのひとつとされる。
当時金箔張りだった前飾りは、戦場でもひときわ目立った
日本の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定する「日本遺産」。政宗が確立した、伝統に裏打ちされつつも斬新さを有する独自の文化が、今なお受け継がれるというストーリーが2016年4月に認定された。
政宗が志向した豪華絢爛な文化を体現する、瑞鳳殿の装飾
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