【仙台観光】早わかり!人気エリア&基本情報をチェック!
宮城観光の前に、各エリアの位置関係や地域の特色をチェック!はずせない見どころや必食グルメなど、宮城観光のキホンの情報をサクッとご紹介します。...
更新日:2020年10月15日
日本三景に数えられる景勝地・松島。波穏やかな湾内に大小260の島が浮かび、瑞巌寺や五大堂など、伊達家ゆかりの見どころや、牡蠣や穴子などのグルメが楽しめます。
塩竈は寿司の名店ぞろいの港町。鹽竈神社はじめ、老舗酒造や邸宅などがあるレトロな街は散策にもおすすめです。
そんな松島・塩竈のおすすめの楽しみ方と観光・グルメスポットをまとめてご紹介します。
260余りの島々が浮かぶ松島湾は、日本三景にも数えられる絶景を誇る。瑞巌寺や五大堂など伊達政宗再建の寺社が建つなど史跡も多く、歴史と美景の街として人気。
円通院
穴子丼
遊覧船
駅周辺に見どころが集結
瑞巌寺や五大堂といった松島を代表する名所はもちろん、飲食店や遊覧船の乗り場なども駅から徒歩圏内。塩竈も駅前に有名寿司店が並ぶほか、鹽竈神社へ続く門前町の散策が楽しい。
絶景スポットへは車かバスを活用
景勝地「松島四大観」や、桜の名所「西行戻しの松公園」などは郊外にあるため、車での移動がマスト。バス移動の際は、本数が少ないので綿密なスケジュールを立ててから出かけよう。
観光パンフレットが多数そろう観光案内所。遊覧船中央桟橋そばにあり、クルージング前の立ち寄りにも便利。
瑞巌寺総門のそばに建ち、瑞巌寺と五大堂を案内。ガイドの説明付(有料)なので、より詳しく学びたいときにおすすめ。
街歩きマップや市内寿司店などのパンフレットを配布。玄関先の黒板では、その日のイベント情報などを紹介しているのでチェックしてみよう。
藩政期から伊達家との関わりが深い松島。桃山建築の粋を尽くした瑞巌寺や庭園が美しい寺、風流な月見の名所など、風情あるスポットをめぐり歴史散歩を楽しもう。
松島の絶景を愛した政宗。湾内には政宗みずからが名付けた小島もあるほど。心血を注いで再建した伊達家の菩提寺・瑞巌寺をはじめ、五大堂や観瀾亭などゆかりの史跡が点在している。
【国宝】
桃山様式の粋を極めた伊達家の菩提寺
天長5(828)年、慈覚大師により開山。戦国時代の混乱を経たのち、政宗が名工を招き、造営の縄張りを自ら行なうなど情熱を注いで再建した。6年半の大修復を経て、2016年に拝観が再開された本堂は見ごたえ十分。2018年6月24日には落慶法要も。
孔雀を描いた壮麗な襖絵がみごとな「室中孔雀の間」
伊達なポイント
方丈様式に書院を加えた10室。二重折上小組格天井や襖絵に注目。
入母屋造本瓦葺のおごそかな本堂
【重要文化財】
格式ある霊屋建築と風光明媚な石庭
本堂の奥まった場所に、政宗の孫・光宗の霊廟である「三慧殿」が建つ。当時としては珍しい西洋バラが描かれた厨子や、バラが咲き誇る庭園があることから「バラ寺」とも呼ばれている。紅葉シーズン(10月末〜11月末)に行なうライトアップも幻想的。
庭園の奥に建つ三慧殿
伊達なポイント
厨子の扉には、支倉常長が持ち帰ったと伝わるバラの絵が描かれている。
白砂や苔が美しい枯山水「雲外天地の庭」
本堂では、好きな石を選んで「数珠作り体験」(1000円〜)が楽しめる。
その人が選ぶ天然石が未来を暗示するという
【重要文化財】
朱塗りの橋を渡って松島のシンボルへ
海に突き出すように建つ松島湾のシンボル。慶長9(1604)年、伊達政宗が瑞巌寺に先立って再建した東北地方現存最古の桃山建築。中に安置された秘仏の五大明王像は、33年ごとに御開帳される。
足元から海が見える朱塗りの透かし橋で五大堂へ
お堂の四面を飾る繊細な彫刻は必見
伊達なポイント
屋根下の蟇股には十二支の浮彫りが。自分の干支を探してみよう。
【重要文化財】
由緒ある茶室で絶景と抹茶を楽しむ
伊達政宗が豊臣秀吉から拝領した伏見桃山城の一室を、江戸藩邸から松島に移築。藩主の納涼や観月に利用された御殿で、風景を愛でながら抹茶が味わえる。併設の博物館には、大名道具や武具など貴重な資料を展示。
縁側から穏やかに広がる松島の風景を望む
伊達なポイント
一木一石変えず移築した簡素明快な茶室。縁側から望む松島は絵画のよう。
季節の菓子と抹茶のセット
穏やかな湾内に浮かぶ大小260の島々をめぐるクルージングは、松島観光の醍醐味。松の緑が彩る変化に富んだ島の景色を、船の上でガイドの解説を聞きながら、間近に眺めよう。
松島湾内に浮かぶ個性的な形をした島々の名前の由来などの話を聞きながら、絶景めぐりを満喫できる観光遊覧船。
コースのメインスポット、松島湾の代表的な島・仁王島は必見。
海の青と島々の緑とのコントラストが美しい
湾内をグルッと一周
観光船の発着場。発券所は観光案内所に併設されている。桟橋からは、五大堂や福浦橋が眺められる。
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仲良く並ぶ2つの島
双子島の名前の由来は、細長い鮫島と丸い亀島が、波間に仲良く浮かんでいるところから。
寄り添うように浮かぶ双子島
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政宗公のお気に入り
島の名前は伊達政宗が「館まで運んだ者には銭千貫を与える」といった言葉に由来する。
松の木がぽつりと立つ
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ゴーンと鐘のような音が響く
海食によって空いた4つの穴が特徴的。波が打ち寄せると鐘のような音が鳴り響くという。
穴の形が小判のように見える
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松島を代表する自然の造形
侵食された集塊岩の上に乗った大きな泥岩が頭のよう。仁王像のような力強い姿が印象的。
仁王像のような形がユニーク
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福浦島は多彩な草花が茂る植物の宝庫。全長252mの朱塗りの橋を歩いて渡れる(通行料200円)。
福浦橋は、出会い橋とも呼ばれる
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松島の多島美を一望するビュースポット、松島四大観。異なる魅力をもつ4つの名所では、旅の記念にふさわしい感動の光景を目にすることができる。外国人観光客向け旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三つ星を獲得した絶景を眺めに出かけよう。
絶景を見渡す松島随一の大パノラマ
宮戸島にある標高106mの小高い山。頂上の展望台からは大パノラマが楽しめ、金色に染まる日没時の光景が素晴らしい。遊歩道には外灯がないため、ライトの持参を忘れずに。
【ビューポイント】
ベストタイム 9:00〜11:00、15:30〜16:00
ベストシーズン 10〜2月
撮影スポット 大高森展望台(駐車場から徒歩で約20分)
360度の大パノラマは松島随一の絶景
海に沈む夕陽が松島湾を金色に染める
行き交う船舶と美しい島々を遠望
七ヶ浜町の北端に位置する代ヶ崎の断崖。太平洋の荒波が打ち寄せる雄大な風景は、「偉観」と呼ばれる絶景。松島の島々を背景に塩釜港を行き交う大小の船舶が眺められる。
【ビューポイント】
ベストタイム 10:00〜16:00
ベストシーズン 4月中旬〜7月
撮影スポット 多聞山展望台(駐車場から徒歩で約15分)
真っ白な航跡も美しい
静かにたたずむ毘沙門堂。裏手には絶景が広がる
古来から賞賛される優美な眺め
松や杉の大木が茂る標高116mの頂上には、奥州三観音、富山観音で知られる大仰寺が建つ。静寂な寺の庭から眺める松島湾はとりわけ優美で、昔から麗観と讃えられている。
【ビューポイント】
ベストタイム 10:00〜15:00
ベストシーズン 7〜8月
撮影スポット 富山展望台(駐車場から徒歩で約20分)
展望台からはしっとり落ち着いた情景が楽しめる
扇状に広がる雅やかな入り江
山頂から眺める松島湾の入り江が扇の形に見えることから、扇谷の名がある。山頂までは階段で約3分と四大観のなかで最もアクセスがいい。紅葉時はいっそう幽玄の趣が深まる。
【ビューポイント】
ベストタイム 10:00〜15:00
ベストシーズン 7月〜11月上旬
撮影スポット 扇谷展望台(駐車場から徒歩で約3分)
他にもこんな絶景スポットが。こちらも見逃せない!
可憐な桜が華やかに咲き誇る
西行法師が童子と禅問答して敗れ、松島行きをあきらめたという伝説が残る場所。松島湾を望む園内は桜の名所としても知られている。
撮影スポット
西行戻しの松公園展望台
ピンクの桜の向こうに松島湾が広がる
縁を引き寄せる朱色の橋
福浦島にかかる、全長252mの朱塗りの橋。和情緒あふれる橋の上を歩きながら松島湾を見渡せば、特別な臨場感が味わえる。
撮影スポット
松島島巡り遊覧船
「出会い橋」とも呼ばれる縁結びスポット
夜にはライトアップされ、幻想的な光景に
松島の必食グルメといえばカキと穴子。三陸の雄大な海がはぐくんだ二大名物は、いずれも旨みがギュッと詰まった逸品。各店自慢のアレンジを利かせた旬のメニューを味わおう。
山盛りのカキを豪快にほおばろう
新鮮なカキを食べ放題で堪能できると、大勢の客が訪れる。殻付きのまま蒸し焼きにしたカキは、プリプリの食感で旨みたっぷり。冬季のみの営業で、カキ飯付のコースは前日の昼までに予約が必要。
50分間焼き牡蠣食べ放題(カキ飯セット付)3200円(要予約)
期間/10月下旬〜3月中旬(予定)
殻付きのカキを鉄板で蒸し焼きに。カキをスコップで盛る豪快さにも注目
地元客も多く、早めの予約がおすすめ
宮城県産のカキをメインに使ったカキ料理が味わえる。特製の醤油ダレで煮込んだ「カキ丼」やカキの殻焼きなどのメニューも人気。
【旨みたっぷりの新鮮な生カキ】
期間/通年
大粒のカキは新鮮でプリプリの食感。磯の香りとクリーミーな味わいが口いっぱいに広がる。
【甘辛醤油ダレで味わう名物・カキ丼】
期間/通年
甘辛く煮たカキが丼にたっぷり。散らしたゆずのすっきりとした香りがカキの旨みをひき立てる。
カキや穴子、牛たんといった宮城ならではのメニューが味わえる食事処。食事系のほか、ずんだ餅やくずきりなどの甘味も楽しめる。瑞巌寺や円通院に近く参拝後のひと休みにおすすめ。
【ジューシーなカキフライの卵とじ丼】
期間/通年
カキフライを卵でとじ丼に。カキの濃厚な旨みと卵のまろやかな味わいが幅広い世代から人気。
円通院の参道に面した場所に建つ
予約必至のカキ料理専門店
「一年中カキ三昧」をモットーに、多彩なメニューがそろう。みやげ品も扱っており、濃厚な味わいのカキの瓶詰め「牡蠣オイル漬」がイチオシ。
牡蠣づくしオイスタープレミアムランチ
期間/通年
カキのひつまぶしや焼きガキなど、多彩な味がそろうランチメニュー。
ボリューム満点の丼や定食を手ごろな価格で味わえる食事処。地元の漁師から直接仕入れる松島産の穴子は、ほどよく脂がのった逸品。新鮮な穴子ならではのふわふわの食感も特徴。
【器からはみ出る大迫力の看板天重】
アナゴ天重
期間/通年
身が厚く大きな穴子が丼を覆い尽くすようにのる。くせのない白身に自家製ダレがよく合う。
小上がりのほかテーブル席もある
松島では珍しい焼き穴子を味わう
新鮮な魚介をはじめ、契約農家直送の米や自家製味噌など、素材にこだわりのある店。看板メニューの「穴子丼」は、甘辛いタレで香ばしく焼き上げた穴子を堪能できる。
穴子丼(大)
期間/通年
午前中になくなる日もある人気メニュー。丼にのり切らないため、別皿で供する。味噌汁と漬け物付。
店内は居ごこちよく落ち着いた雰囲気
カキや穴子をはじめ、近海で獲れた魚介を生かした多彩な料理が味わえる。タレをからめた穴子を豪快にのせた「松島あなご丼」は、1日限定20食で予約必須の人気メニュー。
【脂がのった極上穴子丼】
松島あなご丼(限定20食、要予約)
期間/通年
大きな穴子をまるまる一匹使った食べごたえのある丼。香ばしい特製タレが身によくからむ。
2階席からは松島湾を見渡せる
松島で長年親しまれる寿司店。看板メニューは、身がほどよく締まった新鮮な穴子をシンプルに塩で味付けした「生あなご寿司」。シャリは自家栽培のササニシキを使っている。
【松島産穴子を生のにぎりで堪能】
生あなご寿司、煮あなご寿司 各(一貫)
期間/通年
生のプリッとした食感と、煮穴子のジューシーな味わいの食べ比べを楽しむのもおすすめ。
近海の新鮮なネタをそろえる
松島観光のメインロードでもある松島海岸駅から五大堂までの通りには、テイクアウトグルメの人気店が勢ぞろい! 眼前に広がる美しい海を眺めながら、松島ならではのグルメ、浜焼きや名物おやつを味わおう。
旨みがギュッと詰まった名物浜焼き
松島玉手箱館の1階にある海鮮焼きの専門店。タレをつけて焼いたほたて貝やつぶ貝などの芳しい香りが通りを行く人を誘う。仙台名物、牛たんの串焼きなどラインナップの多彩さも魅力。
ホタテ焼(1本)
身が厚く、やわらかなほたて貝を炭火で焼き上げる。タレの甘辛さがほたて貝のやさしい甘みと好相性。
牛タン
肉汁あふれるジューシーな牛たんを串焼きでより手軽に味わえると人気急上昇中
つぶ貝
コリッと歯ごたえのあるつぶ貝は、噛みしめるほどに貝の旨みが口の中に広がる
松島玉手箱館内で味わうこともできる
ジューシーなカキをごろっとイン
県内に11店舗を構えるベーカリー。松島店では、カキがまるごと入った「牡蠣カレーパン」や、ずんだ餡入りの「ずんだメロンパン」などを販売している。
牡蠣カレーパン
松島店限定の、カキがまるごと2個入った贅沢なカレーパン。カキの旨みとカレーの辛さがベストマッチ。
行列ができることも多い人気店
カキとミルクのコクが広がる
ミルキーなカキの殻焼きや香ばしい牛たんの串焼きなど、仙台と松島の名物が手軽に味わえる。カキやほたて貝、アカザラ貝などの海の幸と冷酒のセットもおすすめ。
かきチャウダー
バジルオイルとガーリックに漬け込んだカキを使ったチャウダー。濃厚なミルクスープはカキの旨みがたっぷり!
店の横に飲食スペースが設けられている
笹かまぼこの手焼きにチャレンジ
上質なすり身を使った、バラエティ豊かなかまぼこを販売。店内では、看板商品のお豆腐揚げかまぼこ「むう」の揚げたてを味わえるほか、笹かまぼこの手焼き体験が楽しめる。
笹かま手焼き体験(1本)
ぷっくりふくらみ、キツネ色に焼き目がついたらできあがり。焼きたての味は格別。
店内では東北の民芸品も販売
藻塩が効いた爽やかジェラート
ホテル「大観荘」の姉妹店。1階ではジェラートや牛たん入りのまんじゅう、みやげ品を販売している。2階と4階は眺めの良いレストランで、2階では洋食、4階では和食を味わえランチにおすすめ。
藻塩ジェラート カップ、コーン
ミルクのジェラートに塩竈の藻塩をプラス。ほどよい塩気がアクセント。
店内はミニカフェを併設
鹽竈神社の門前町として栄え、街のあちこちに歴史の面影が残る塩竈。意匠を凝らした邸宅や老舗酒造などのスポットに立ち寄りながら、ここちよい潮風が吹く港町を歩いてみよう。
“しおがまさま”の名で人々の信仰を集める神社
創建1200年以上の歴史をもち、海上安全や大漁、安産守護の神様として親しまれている。海を望む小高い丘の上にあり、国の重要文化財に指定されている本殿や拝殿など見どころが豊富。
長い石段を上ると朱色が鮮やかな随神門が見えてくる
天然記念物の鹽竈桜は毎年4月下旬が見ごろ
⇩ 徒歩5分
和洋併置式の珍しい建物
大正13(1924)年に建てられた和洋併置式の邸宅。伝統的な日本建築に西洋建築の技法を取り入れたハイカラな造りで、現代の左官技術では再現が難しいとされる貴重な建物。
古道の風情が残る鹽竈神社の東参道沿いに建つ
総合商社カメイの創業者の豪壮な旧邸宅を一般公開
⇩ 徒歩5分
鹽竈神社の御神酒酒屋を務める老舗
鹽竈神社に御神酒を奉納する蔵元「浦霞醸造元 佐浦」併設の店舗。店内では浦霞商品のほか、宮城県内の作家の酒器なども展示販売。おちょこを購入しての試飲サービスもある。
創業享保9(1724)年の老舗蔵元
⇩ 徒歩5分
全国にファンをもつフレンチの名店
港町の新鮮な魚介を使った本格フレンチが味わえるレストラン。本場フランスで修業したシェフの料理が評判で、全国からファンが訪れる。
彩り豊かなメニューがそろう
シックな雰囲気で居ごこちのよい店内
旬の果実のおいしさをジェラートで堪能
塩竈の老舗果物店が手がけるジェラートショップ。常時16種類ほどのフレッシュな手作りジェラートが並ぶ。旬の野菜や果物を生かしたみずみずしいジェラートを味わおう。
ジェラート(ダブル)
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
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