【沖縄離島】石垣島、宮古島周辺の個性豊かな島々をチェック!
沖縄本島とはまた違った魅力をもつ沖縄の離島。石垣島、宮古島周辺には、それぞれに個性的な特徴をもった離島が数多く点在している。雄大な大自然や昔ながらの町並みに身をゆだね、リゾートフルで、ゆったりとした南...
更新日:2021年6月19日
透明度抜群の青い海に心が躍る沖縄の島々。
今回ご紹介する八重山諸島は、沖縄本島から約400km離れた石垣島を拠点に、島をめぐることができます。
アクティビティはもちろん、グルメやショッピングスポットが充実する石垣島。
昔ながらの集落を水牛車でまわれる竹富島や、亜熱帯のジャングルが広がる西表島、星空の美しい波照間島など。
八重山諸島の観光で押さえておきたいポイントを、さくっと予習しましょう!
石垣島旅行に出かける前に、各エリアの位置関係を把握して楽しい旅の観光プランを立ててください。
そして都会の喧騒を離れて、豊かな自然と伝統文化が息づく個性いっぱいの島めぐりを楽しんでみましょう。
日本最大規模のサンゴ礁が広がる海や亜熱帯の森でアクティビティを満喫。一等星が輝く星空も美しい。
また、島食材がたっぷりの郷土料理や石垣牛、八重山そばなどのグルメも豊富。南国フルーツがふんだんに散りばめられたスイーツもお楽しみ。
八重山諸島では、石垣島と竹富島は必須。竹富島、西表島、小浜島、黒島、鳩間島は石垣島から日帰りできるので、2、3つの島をめぐりたい。
海水浴を楽しみたいなら、5月中旬~9月がベスト。
オフシーズンの10~4月は旅行代金が手ごろ。本土より暖かくて過ごしやすいが、冬の沖縄は曇りや雨の日が多い。
買い物やクラフト体験など、雨でも楽しめるプランを立てておきたい。
オフシーズンで石垣島まで、3泊4日で飛行機料金と宿泊料金を合計して約8万円が目安。
年末年始やハイシーズンには倍以上になることもあるので要注意。LCC(格安航空会社)を利用するなど、お得に旅をする方法を見つけよう。
空港と市街地のバスターミナルを結ぶ路線バスが約15分おきに運行。
島内に点在する見どころを周遊するにはレンタカーが便利。空港送迎付きのレンタカーを予約すると、効率よく観光できる。
石垣島にはリーズナブルなビジネスホテルが多数あり、観光にも便利なロケーション。
周辺の島々にも大型リゾートホテルや民宿、ゲストハウスなどがあるので、ゆっくりと宿泊して、島の魅力を満喫するのもいい。
人気のビーチや、インスタ映え抜群の絶景スポットをピックアップ!海風を感じるドライブで絶景をめぐるのもよし、憧れの美しいビーチでおもいっきり羽を伸ばすのもよし。あらかじめ行きたい場所や目的を決めておくのも、旅の大事なポイントです。
海岸近くまでサンゴ礁が迫り、小さな熱帯魚もいるのでシュノーケリングに最適。沖合は潮流が速いため、遊泳には注意が必要。ビーチサイドにキャンプ場を併設。
川平湾から徒歩15分のところにある石垣市指定海水浴場。マンタに出会えるダイビングスポットとして人気の川平石崎近くにあり、白い砂浜に遠浅の海が続く。シャワー、トイレ、休憩所がある。
ブルーの絵の具を流したように鮮やかな海が美しい、石垣島で一番人気の観光名所。川平湾周辺の海でサンゴ礁や熱帯魚を観賞するグラスボートが運航している。
のどかな牧草地を抜けた先にある、石垣島の最北端に位置する岬。コバルトブルーの海を背景に白亜の灯台が際立つ。よく晴れた日には多良間島が望める。
石垣島の東海岸にあり、島北部の平久保半島から南西方面の海原が見渡せる絶景ポイント。駐車場から展望台までは花に覆われた遊歩道になっている。駐車場には公衆トイレもある。
於茂登岳の山裾に自生するヤシ群落。樹高10mから15mのヤエヤマヤシは、石垣島と西表島だけに分布する一属一種の貴重な固有種で、現在石垣島ではここだけに残る。
せっかく石垣島に来たからには、八重山諸島ならではのおみやげをゲットしたいところ。そこで、離島ならではの食品や定番みやげはもちろん、地元の作家さんが手がけるアイテムを扱うショップをラインナップ。お気に入りを見つけましょう。
ユーグレナモールの中心にあり、表では野菜や果物、地階では肉や魚、カマボコなどを販売。2階には島の工芸品や加工食品などを扱う石垣市特産品販売センター、3階には食堂がある。
ユーグレナモール内、公設市場の2階にある。食品から民芸品、泡盛まで、石垣島を代表する特産品を一度に見て買えるのがうれしい。商品の全国発送もしてくれる。
手づくりのあたたかみがある焼物は、食器からシーサーまですべてオリジナル。ディスプレイに凝った店内も店主夫婦の手作り。オリジナルイラスト入りの布小物も人気。
子どもから大人まで楽しめる、話題のレジャースポットも要チェック。七色に輝く海をグラスボートで堪能したり、島伝統の織物作りを体験したり。ファミリーやカップル、お友達と、かけがえのない思い出ができること間違いなし!
数百種類ともいわれる色鮮やかなサンゴや熱帯魚が豊かな川平湾内を、約30分でまわるグラスボート遊覧を行っている。
標高230mのバンナ岳の地形を活かした自然豊かな公園。園内には森林散策路のほか、展望台、子供広場、世界の昆虫館、セグウェイツアーなどがあり、1日中遊べる観光スポットとして人気。
赤瓦屋根の民家を移築して昔ながらの町並みを再現したテーマパーク。昔の玩具作りや、唄や踊りなどの体験アトラクションを行う。モンキーガーデンでは珍しいボリビアリスザルに餌付けができる。
古より伝わる伝統的工芸品「八重山みんさー織」の織元。色鮮やかなアイテムが豊富にそろう。「いつの世までも末永く…。」の想いが込められた絣模様の製品は熟練した職人たちの手仕事によって仕上げられ、自然をモチーフにした色合いは癒やしを与えてくれる。資料館や工場見学の他、手織り体験も人気。
海に囲まれた石垣島には、海鮮料理のほか、八重山そばや石垣牛の焼き肉など、郷土料理がずらり。また、南国フルーツを使った絶品のひんやりスイーツもはずせません。ご当地名物を味わえる、選りすぐりの名店をご案内します。
創業60年超の豆腐屋が開いた食堂。毎朝作るできたてのゆし豆腐を工場の横に設えた食堂スペースで味わえる。サトウキビ畑のなかにある開放的な店。
ロースからホルモンまで、最上級ランクの石垣牛、美崎牛を提供。上ロースを炭火で炙る焼きシャブが名物。人気店なので早めに予約しよう。
澄んだあっさりスープに丸細麺、豚肉の細切れとかまぼこがトッピングされた昔ながらの正統派八重山そば。営業は11~14時の昼どきのみで、12時台は行列ができるほどの人気店だ。
創業30年超の八重山そばの専門店。豚肉を3時間かけて煮込んで作るダシはあっさりした味わい。米味噌を使った「みそ汁」や、デザートに氷ぜんざいも好評。
オーナー自身が漁に出て獲ってきた新鮮な魚介を使ったメニューが自慢。5~9月は、獲れたてだからこそ味わえるレバ刺しなどのかつお料理がおすすめ。席はいつも地元客や観光客でいっぱい。
どこに座っても海が見渡せる開放的な造りのカフェ。海風に吹かれながらのんびり過ごせるテラス席があり、トロピカルパフェがおすすめメニュー。
新鮮な島野菜を味わうバーニャカウダ、島野菜と島豆腐入りミートタコライス、素揚げ野菜カレーなど、とれたて野菜をふんだんに使った料理がメイン。ディナータイムはバーニャカウダが食べ放題。
自家農園で栽培されたグァバを中心に、トロピカルフルーツを使ったジュースやスムージー、スイーツメニューが豊富なフルーツパーラー。全メニュー、テイクアウトができる。
石垣島産の旬のフルーツをたっぷり使った大理石アイスのメニューが人気。そのほか、石垣島産ジャージー牛ミルクのソフトクリームや季節のジェラートなどのメニューも豊富。テイクアウトも可能。
石垣島から高速船や飛行機でアクセスできる、周辺の離島を紹介します。移動時間の短い島なら、日帰りで2島以上をまわるツアーの催行もあるので、事前に予約をして効率よく周遊するのもおすすめです。
石垣島から高速船で10~15分
情緒たっぷりの赤瓦屋根の町並みが、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。レンタサイクルや水牛車でのんびりと集落を散策しよう。カイジ浜(星砂の浜)で星砂を探すのも楽しい。
真っ白な砂浜が広がり、遠浅の海は限りなく透明に近い。浜づたいに星砂が拾える皆治(カイジ)海岸に抜けることができる。トイレや更衣室、無料シャワーがあり、夏期には移動販売の店が出る。
「星砂」で有名なビーチ。流れが速いため遊泳注意だが、ハスノハギリの木陰でのんびり過ごすのに最適。浜の入口には売店があり、かわいい猫たちが出迎えてくれる。
八重山の伝統が息づく街並みを巡る竹富島名物の水牛車観光。大きな体を揺らしながら進む水牛の足並みはゆったり穏やか。ガイド役の御者が三線で爪弾く「安里屋ユンタ」をBGMに、のどかな竹富情緒が楽しめる。
先代から味を受け継ぐ八重山そばが看板メニュー。そばを引き立てるピィヤーシ(島胡椒)を振って味わって。昼時は混雑を避けて早めの来店がおすすめ。夜は郷土料理が自慢の居酒屋として営業する。
島の中心部、なごみの塔の近くにあるカフェ。竹富島では珍しい2階家で、窓ぎわの席からは町並みを眺めることができる。さたくんこうなどのスイーツや軽食が味わえる。
石垣島から高速船で35分~1時間
沖縄県で2番目に大きい島。日本最大規模のマングローブを、トレッキングやカヌーなどで満喫できる遊びのメニューが豊富にそろう。水牛車で渡る島や、秘境のビーチも人気が高い。
西表島の東、美原集落の沖合約400mのところにある周囲2.15km海抜1.5mの小島。水牛車で渡る自然の植物楽園。ヤシの木など亜熱帯の樹木や花々に覆われている。
西表島の北端にあるビーチ。砂浜では星の形をした星砂が多く見られる。海は透明度が高く、礁湖内は波もおだやかなので、海水浴やシュノーケリング初心者におすすめ。
ピナイ川上流にある落差約60mの県下最大の滝。「ピナイサーラ」とは「白く長いひげ」という意味を持つ。干潮に合わせてカヌーや徒歩で滝を目指すツアーが人気。
全長17.5kmの仲間川。その河口から上流の6.5kmにわたって広がる日本最大規模のマングローブ林を遊覧船でクルージングできる。日本最大のサキシマスオウノキは必見。所要1時間10分。潮位によってはサキシマスオウノキまで行けない場合があるので、事前に問い合わせてみよう。
窓ガラス越しに緑深い山が望めるレストラン。夜は郷土料理のほか近海魚のカルパッチョなど地元食材を和洋にアレンジした居酒屋メニューを出す。
石垣島から高速船で25~40分
美しい海とサトウキビ畑が広がる島をレンタサイクルでのんびりとめぐる。人気テレビドラマのロケ地としても有名。島の東側には大型リゾートホテルがあり、リゾート気分でゆったりと過ごせる。
島の南東から北西の集落へ続く一本道。周囲にはサトウキビ畑が広がり、サトウキビの収穫の時期にはトラックが行き交う。道の中ほどには一本松がある。
NHKドラマ『ちゅらさん』で、ヒロインの生家である民宿として登場。撮影時に使用した民宿の看板をそのまま残している。実際は民家のため敷地内の見学はできない。
石垣島から高速船で1時間~1時間30分
日本最南端の有人島で、いつまでも眺めていられるような群を抜いて美しい海が魅力。全88星座のうち84の星座を観察できる“星の島”としても有名で、4~6月には南十字星が見えることもある。
波照間島の北側にあるビーチ。コバルトブルーの海にサンゴ礁が点在する海の美しさは八重山随一で、のんびりと眺めて過ごす人も多い。トイレ、シャワーを備えている。
東経123度47分、北緯24度2分。有人島としては日本最南端にある波照間島の高那海岸に建てられたモニュメント。断崖絶壁が1km近くも続く高那崎のダイナミックな絶景が見渡せる。
夜間に星空ガイドを開催している。4月から6月は、夜間の開館時間内で水平線上に南十字星が輝くロマンチックな星空が観察できる。
石垣島から飛行機で35分、フェリーで4時間
日本最西端の有人島。雄大なヨナグニウマの放牧地や、島の南東部の海底に広がる謎の海底遺跡など、見どころが点在している。西崎からは、日本でいちばん最後に沈む夕日を眺めることができる。
島の西端。台湾からわずか111kmの距離に位置し、日本最西端の地であることを記した石碑がある。晴れた日には、展望台から台湾の島影を見ることができる。
テレビドラマ『Dr.コトー診療所』の撮影舞台となった診療所セットが見学できる。現在は比川地域づくり協議会(民間)が管理し、公開している。白衣を着て記念写真を撮ることができる。
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