【日光の宿】エリア別にチェック!
世界遺産である日光山内への観光にも便利な市街地の宿から、眺望抜群の中禅寺湖畔の宿、豊かな自然に囲まれた奥日光の宿までを一挙ご紹介!...
文明開化期の日本に大きな影響をもたらした諸外国の人々が、避暑地として選んだのが中禅寺湖湖畔。明治中頃から昭和初期にかけて欧米各国の大使館や外国人の別荘が数多く建てられた。異国情緒漂うエリアをのんびり散策しよう。
森に囲まれた静かな別荘で英国文化の黄金期に触れる
中禅寺湖湖畔の南岸にある英国大使館別荘は、もともとは明治維新に大きな影響を与えたアーネスト・サトウが明治29(1896)年に建設した個人別荘。2016年より一般公開がスタート。内部では国際避暑地の礎となった歴史や当時の英国文化などを暮らしぶりとともに見学できる。
英国外交官アーネスト・サトウの生涯や、サトウが愛した奥日光の自然、建物について展示。2階では当時の英国文化を紹介。
日光ステーションホテルクラシックが運営する英国文化交流室「Tea Room 南4番Classic」。駐日英国大使館シェフが監修したスコーンと紅茶のセットなどが楽しめる。
日本の伝統とモダニズムが融合したデザイン性の高い木造建築美
昭和3(1928)年に建築家アントニン・レーモンドが建築した別荘で、当時の設計図をもとに復元・公開。中禅寺湖の景観を生かした設計や、杉皮や竹をめぐらせた独特な内外装など、「周辺環境との調和」に注目したい。1階の「Caffe Como」ではコーヒーやクッキーなどが楽しめる。
1997年まで歴代の大使が使っていた。1階は食堂・居間・書斎のワンルームで、2階が寝室。ゆったりと過ごせる空間だ。
敷地内に隣接する副邸では、国際的な社交倶楽部を生んだ中禅寺湖の歴史を展示。本邸とは違い、森の中の景観を生かした設計となっている。
【栃木県・紅葉】例年の見頃時期やイベント、ライトアップなど情報満載!栃木のおすすめ紅葉スポット9件
【栃木・日光のそば】日光市内で食べたいそば屋さん12軒。日光、中禅寺湖、鬼怒川温泉、川治温泉
【東京発】青春18きっぷで行く!世界遺産・日光の名所をめぐる日帰りプラン
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
静岡や伊豆、日光、栃木、岐阜エリアの旅行ガイドブックの編集から取材執筆、撮影などに携わっている、静岡を拠点とする編集プロダクションです。
代表の志水は、静岡のローカル情報番組のコメンテーターを歴任するなど、20年以上にわたり旅と暮らしに関わり続けています。乗り鉄&呑み鉄旅が好き。日本各地の手ぬぐい収集癖がある一方、引っ込み思案。
その他にも多彩で個性的なライター陣により、現場の空気感を拾い上げたレポートをお伝えしていきます。