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海外旅行はいつから行ける?再開のためのステップ6 年末年始はキャンセル料の有無がポイント

海外旅行はいつから行ける?再開のためのステップ6 年末年始はキャンセル料の有無がポイント 写真:123RF

まだまだ予断を許さない新型コロナウイルスの感染状況ですが、国内は県外への移動自粛が解除。夏以降には「Go Toトラベル」キャンペーンも行われる予定があるなど、国内旅行への期待が高まっています。

一方で海外旅行はどうでしょう。ヨーロッパやアジアの一部、オセアニアのように感染が終息に向かっている国々もあれば、アメリカやブラジルのようにまだまだ拡大中の国もあります。

今回は日本と海外の現状と、観光を目的とした海外旅行再開に向けての予測をまとめてみます。

目次

  • 海外旅行再開のためのステップ6
  • 日本からの海外旅行は行ける?日本政府の対応
  • 海外の国々の日本人受け入れ状況/行動制限措置は?
  • 今後は徐々に海外の行き来ができるようになる?渡航が緩和されていく予定の国々
  • 海外旅行のパッケージツアーは現在販売されている?
  • 海外旅行ツアーはいつから再開されるの?
  • 国際線の運航状況は?
  • 航空券の払い戻しについて
  • 空港での状況
  • 年末年始の海外旅行-キャンセル・取消料はどうなる?
  • 今後の海外旅行はどうなる?再開のためのステップ6

海外旅行再開のためのステップ6

観光のための海外旅行が再開されるために必要な事項・ステップを予測してみます。

1.外務省の危険情報が少なくともレベル1になること(現在は全世界に対してレベル2)。

2.日本帰国後の14日間の待機期間が緩和されること。少なくとも空港でのPCR検査の結果が陰性であれば、公共交通機関を使い、帰宅できるようになること。

3.渡航先の入国制限が緩和され、現地での待機期間がなくなること

4.目的地の観光施設などが営業を再開し、観光資源が利用できること

5.国際線の定期便が通常運行に戻ること

6.ワクチンが開発されること(使用されるのは2021年以降の見込み)

夏以降、これらが前後しながら段階的に進むことになるでしょう。

上記ステップに至るまでの、現在の状況を記載していきます。

日本からの海外旅行は行ける?日本政府の対応

日本からの海外旅行は行ける?日本政府の対応
写真:123RF日本人の受け入れ条件は各国さまざま

結論として、2020年7月時点では海外旅行は実質不可能と言えるでしょう。

以下に出国、入国に関する現在の状況を記載します。

●日本から海外への渡航(出国)

基本的には外務省が発表する「感染症危険情報」を目安に判断します。(外務省 海外安全ホームページ

レベル1:十分注意してください。
レベル2:不要不急の渡航は止めてください
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)

2020年7月5日現在、外務省が全ての国を対象に発出した「レベル2(不要不急の渡航は止めてください)」は、3月25日から継続しています。
※一般的に旅行会社が催行する主催旅行はレベル2以上で催行中止

さらに欧州や米国、東南アジアなどの多くの国は「レベル3(渡航中止勧告)」となり、海外渡航は実質、できない状態です。

ただし、感染者数が減りつつある国に関しては、外務省は様子を見ながらレベルを引き下げていく方針です。

なお、外務省の危険情報による渡航中止要請は、法的拘束力はありません。あくまで要請であり、それを止めるのにパスポートの返納を求めるケースがあるぐらいです。

●海外から日本への入国について

●海外から日本への入国について
写真:123RF 外国人観光客はまだ入国不可

法的には、現在111(7月1日から18か国追加になり129)の国/地域からの、外国籍者の日本入国は拒否されています。

ただし、日本国籍者の帰国に関しては、原則は法的に帰国を拒否することはありません。
詳しくは法務省の以下のページを参照ください。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止に係る上陸拒否等について(7/1発行)

法務省:新型コロナウイルス感染症の拡大防止に係る上陸拒否等について

●流行地域からの帰国者に対する検疫状況(厚生労働省)

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、日本への帰国者に対して以下のように厳しい検疫が行われています。

 

1. 入国後、全員にPCR検査が実施。結果が出るまでは空港内(1〜3日間)、あるいは政府が指定する施設で待機。症状がなく、公共交通機関を使わないで移動できる場合は、自宅待機も可。

2. 検査結果が陰性の場合、自宅、または自分で予約した任意のホテルへ公共交通機関を使わないで移動し、2週間の外出自粛要請に従う。

※この場合の公共交通機関とは、バスや電車、国内線、タクシーを含む。公共機関を使わない手段としては、自家用車、ハイヤーなど

3. 検査の結果、陽性となった場合は入院。

 

最新情報は、厚生労働省の以下のページを参照ください

厚生労働省:水際対策の抜本的強化に関するQ&A(7/1更新)

海外の国々の日本人受け入れ状況/行動制限措置は?

海外の国々の日本人受け入れ状況/行動制限措置は?
写真:123RF 海外出張は優先的に制限解除の傾向が

外務省によれば、日本からの渡航者や日本人に対して入国制限措置をとっている国は168か国/地域。

外務省の渡航中止要請を無視して渡航をしたとしても、入国後に行動制限措置を取っている国は87か国/地域と、その範囲はほぼ全世界に及んでいます(7月9日現在)。

どの国が該当するかは、以下の外務省のページを参照ください。ただし、最新情報が反映されるのに時間がかかることがあります。

外務省海外安全ホームページ:新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国後の行動制限)(7/3更新)

今後は徐々に海外の行き来ができるようになる?渡航が緩和されていく予定の国々

今後は徐々に海外の行き来ができるようになる?渡航が緩和されていく予定の国々
ベトナムへは臨時便で行き来ができるようになった

今後、徐々に出入国が緩和されていきますが、現時点での状況を確認してみましょう。

●相互に渡航緩和協議中の国

渡航緩和の第一弾として、日本政府は以下の国々に対し、ビジネス渡航に限り相互の往来再開を協議すると発表しました(6月18日付)。

  • ベトナム
  • タイ
  • オーストラリア
  • ニュージーランド

ベトナムは6月23日よりビジネス渡航ができるようになりましたが、入国前(時)のPCR検査や14日間の隔離期間は必要です。

現在は臨時便が運行中ですが、観光客の受け入れに関しては、まだ先になる見通しです。

また、第二弾として台湾、ブルネイについても7月中には協議に入る予定と発表しています。

※ビジネス渡航のためなどのPCR検査については各クリニックで検査を行い、渡航先が求める「健康証明書」を発行しています。原則として渡航の72時間前以内に行うことになっています。

(例)タイへの渡航について/クリニックフォアグループ

●相互ではなく日本人の入国条件が一方的に緩和される国

●相互ではなく日本人の入国条件が一方的に緩和される国
写真:123RF シェンゲン協定圏内は自由に行き来可能

欧州委員会は、7月1日より日本を含む15カ国からEUへの渡航制限(観光やビジネス含む)を段階的に解除していくと発表しました。

ただしこれは相互ではなく、日本からの渡航はいまだレベル3(渡航中止勧告)の国がほとんどで、EU側が一方的に入国を認めたもの。

条件の足並みはそろわず、空港でのPCR検査や入国後の待機期間など、実際の受け入れは各国に任せるということになりました。

移動が簡単なシェンゲン協定加盟国

検疫などについては、入国審査をする空港によるかもしれません。

域内における移動の自由を保障したシェンゲン協定の中に入ると、加盟国の中では原則としてパスポート提示なしで移動が可能になります。

したがって、検疫などでチェックされるのは、最初に入国するシェンゲン協定内の国となるでしょう。

●ドイツ
7月2日から日本を含む欧州外11か国に関して入国制限を解除するが、日本は邦人や在留資格を持つ外国人以外のドイツからの入国を拒否しているので、その制限を撤廃した場合に解除になると発表。(7/7更新)

詳細:ドイツ連邦共和国大使館

●イギリス
イングランドのみ、7月10日より入国者の到着後14日間の自主隔離を不要とした。イングランド以外(ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)はまだ検討中。(7/4更新)

詳細:大英国日本国大使館

海外旅行のパッケージツアーは現在販売されている?

海外旅行のパッケージツアーは現在販売されている?
かつての成田空港。今はひともまばらだとか

現在、ほぼすべての旅行各社でパッケージツアー(募集型企画旅行)の催行を中止しています。

ツアー催行の基準を、外務省の危険情報「レベル2(不要不急の渡航は止めてください)」以上としているところが多いことが要因です。

全世界を対象にレベル2が発出されているため、募集型の海外ツアーはどの国や地域においても、催行できない状況です。

航空券や宿泊などを個別に手配する手配旅行に関しては、レベル2でも取り扱う旅行会社は多いのですが、主要国が「レベル3(渡航中止勧告)」の段階になっているため、こちらも実質、海外渡航はできない状態です。

また、多くの国/地域において、外国籍者の入国禁止や、入国後の14日間の移動禁止措置を取っています。

以上の結果を踏まえると、観光での海外ツアーは、事実上不可能といえるでしょう。

海外旅行ツアーはいつから再開されるの?

海外旅行ツアーはいつから再開されるの?
写真:123RF ハワイロスに陥っている人もいるのでは?

夏以降の海外旅行について、大手に限らず旅行会社の中にはツアーを受け付けているところがあります。
注意しなくてはならなのは、これはツアーが「催行される見込みがあるから」販売しているのではなく、「催行されないことが決定していないから」。

ツアーが販売されているからといって、確実に催行されると考えないほうが良さそうです。

一例としてハワイへのツアーをあげましょう。

7月中は、日本からハワイ便は全便運休しています。
ハワイ到着後は14日間の隔離義務があるため、ツアーは実施できません。
8月1日より、事前のPCR検査で陰性の場合は14日間の隔離免除になるようですが、これはまだ米国本土向けの措置とみたほうがよいでしょう。

ルックJTBなどは、8月6日までのツアーの販売を中止しているものの(7月5日現在)、その後(8月7日以降)にツアーが催行されることを保証するものではありません。

たとえハワイ州政府が受け入れても、日本が危険情報をレベル1以下にし、帰国後14日間の待機措置を解除しない限りは現実的に無理だからです。

JTB Webサイト

国際線の運航状況は?

国際線の運航状況は?
写真:123RF 日本から海外に行ける日はいつになるか。

以上のような状況にもかかわらず、意外にも、国際線は減便しつつも運航しています。

もちろん乗客は減っていますが、どうしても渡航しなければならない人はいます。生活の場が外国にあり帰らねばならない人、海外赴任者やその家族、留学生たちなどです。

ただし、7月以降は各航空会社とも減便していた国際線を徐々に再開する意向を示しています。
新型コロナウイルスの感染状況により、状況が急に変わることがあるので、最新の情報は各航空会社のホームページなどでご確認ください。

JAL(7月1日〜31日)

・北米路線/羽田~ニューヨーク(週2往復)、羽田~シカゴ(週3往復)、羽田~ダラス(週2往復)、成田~サンフランシスコ(週2往復)、羽田~ロサンゼルス(週2往復)、成田~ロサンゼルス(週1往復)、成田~バンクーバー(週2往復)。

・欧州路線/羽田~ロンドン(週3往復)、羽田~パリ(週2往復)、成田~フランクフルト(週2往復)、羽田~ヘルシンキ(週3往復)、その他臨時便あり

・ハワイ・グアム線/全面運休

その他、東アジア、東南アジア、南アジア、オセアニア方面などは、JALのホームページをご覧ください。

〔7月1日以降搭乗分〕新型コロナウイルス肺炎の影響に伴う一部運休・減便・時間変更・臨時便設定について(2020年6月30日更新)

ANA

総じてJALよりも便数は多く運行。

北米・欧州への運行地は上記JALと大体同じですが、メキシコシティ便は週5往復。オセアニア便もシドニーへ週3往復。

筆者:まっぷるトラベルガイド編集部

まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。

皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!

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