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天狗が信仰される山頂の「薬王院」まではプチ登山
高尾山の麓と中腹を往復すれば、紅葉を十分堪能することができますが、頂上までも後わずか。ぜひ頂上まで登り切って、「薬王院」を参拝したいものです。
しかし、薬王院に行くには自分の足で登山道を登らなければなりません。とはいえ、傾斜は緩やかですし、左右には季節の彩りが溢れているので、展望台の下から15分前後の登山は苦にならないでしょう。

薬王院の仁王門
薬王院ができたのは744年。聖武天皇の勅命により、行基菩薩(ぎょうぎぼさつ)が開山したと伝わっています。仏教の一派である真言宗智山(ちさん)派において、関東三大本山の一つに数えられ、本尊として薬師如来が安置されていることから「薬王院」と呼ばれることになりました。
御本堂の南に接する仁王門には、寄棟(よせむね)造りの建築様式が用いられ、堂々とした風格を漂わせています。

薬王院の御本堂
仁王門を潜った正面の大本堂には、薬師如来と飯縄権現(いづなごんげん)が祀られています。諸願成就、厄除け、開運、六根清浄、良縁成就、金運向上、商売繁盛など様々なご利益があるとされるパワースポット。御護摩修行や節分会など、一年を通じて様々な行事が行われます。

紅葉で秋の化粧をする大師堂
御本堂を囲む境内も季節の彩りで満ち溢れ、御本堂の東の鐘楼堂や、その北に建立された大師堂も、秋には季節の化粧をまとって美しい姿に。
東京近郊で楽しみたい秋の高尾山!
都心からほど近い高尾山は、山中に天狗様を信仰する薬王院が建立され、古くから修験道の霊山とされていました。新年には初詣をする人々で賑わい、秋には山全体を紅葉が覆う景色を求めて多くの人が訪れます。
高尾山の紅葉で心を潤し、薬王院でご利益をいただき、舌鼓をうてば充実した一日になること間違いなし。下山した清滝駅前広場の周辺にも土産物店が軒を連ねています。
この秋は、東京都内から手軽に行ける高尾山で日本の四季を感じてみてはいかがでしょうか?
あのロングセラー登山地図「山と高原地図」がアプリに!山と高原地図アプリ
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