【連載フォトエッセイ・第10回】ねこ写真家・関由香の「看板ねこ便り」小机・食事処 阿部商店 後編
ねこ或る所へはどこへでも。 逆も然り。訪れる先に看板ねこがいることの多きこと。 今日も知らぬ間に呼び寄せられ、魅了されるのである--。 ...
軽いアップダウンを繰り返しながらハンノキの広場でT字を右へ曲がり階段を登ると川崎市伝統工芸館に到着します。日本民家園の西門にある「藍染体験」ができる施設です。近くには自動販売機やトイレもあるので休憩にします。ここまでで出発してから1時間10分です。
伝統工芸館から日本民家園に続く橋の下をくぐって行きます。右手に開けた景色を眺めながら進むと、突如眼下に藁葺き屋根の日本家屋が見えてきます。隠し里のような光景に江戸時代にタイムスリップした錯覚に陥ります。
階段を登って行けば伝統工芸館へ
隠し里のような光景に江戸時代にタイムスリップ!
茅葺屋根を眼下に進み、異世界の入り口のような急な階段を下っていきます。下りきると整然とした高い木々と柔らかい木漏れ日によって幻想的な風景が演出され、異世界に迷い込んだかのようです。
広場の右手には岡本太郎美術館がありますが、左に進み幻想的な風景の中にたたずむ神秘的な池「奥の池」を経由して生田中央広場に出ます。広場の前方にはD51 蒸気機関車と旧型客車が展示されています。
生田中央広場を右に進み、山の側面に沿って緩やかに坂道を登って行くと、おし沼出口に到着です。出発から2時間弱、ここで生田緑地とはお別れです。
階段を下れば幻想的な広場へ
こもれびが幻想的な風景を演出
かつて向ヶ丘遊園があったところに、生田緑地ばら苑があります。おし沼出口から15分ほど歩くと「ばら苑」に到着します。春秋限定で無料開園されますので、寄り道するのも良いでしょう。
生田緑地を出るとしばらく街路樹のある大通りを歩きます。道は緩やかに下っていき、車両の往来はあるものの歩道が整備されており、街路樹もあるため緑の下を歩けます。
通り沿いには飲食店もあるのでお昼を済ませておくのも良いでしょう。途中にうどんと天ぷらが美味しい、かき氷が名物のお店もあります。
街路樹のある大通り
平二丁目交差点に着いたら平瀬川の手前で交差点を左折します。バス通りで溝口駅、登戸駅行きも本数が多く、体に不調を感じたら無理をせずにエスケープすることができます。
東名高速道路が見えてきたら下をくぐり、高速道路沿いを左へ進みます。交差点についたらを高速道路わきの坂道へ行くために交差点を渡って行きます。急な坂道を登る途中、振り返ってみれば高速を走る車列が見えます。
振り返ると高速道路を行きかう車列が見える
お昼休憩を挟んで午後2時に東高根森林公園へ到着。坂道を登り切った所が公園の入口です。
公園を通り抜けると古代植物園に着きます。植物を鑑賞しながら木々を抜けると大きな芝の広場が広がります。ここは東高根遺跡で、弥生時代から古墳時代にかけての集落跡です。
東高根森林公園の入口
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