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熊野古道「中辺路」の特産品をチェック!
熊野古道「中辺路」がある和歌山県南部は、山川海に囲まれた土地。太平洋に面した漁師町・那智勝浦で水揚げされる新鮮な魚介や、清流・熊野川で獲れる川魚など、豊かな大自然が育むおいしい食材がたくさんあります。また、和歌山県南部で昔から親しまれてきた郷土料理・めはり寿司など、ご当地グルメも見逃せません。地元で人気の食事処で味わったり、旅のおみやげに購入したり、ぜひチェックしてくださいね。
特産品①那智勝浦の生まぐろ
那智勝浦にある勝浦漁港は、延縄(はえなわ)漁法による生まぐろの水揚げ量が日本一!「海の黒ダイヤ」とも称される最高級品種・クロマグロ(本マグロ)をはじめ、メバチマグロ・キハダマグロ・ビンナガマグロなど、さまざまな種類の生まぐろが水揚げされます。漁港内にある「勝浦漁港にぎわい市場」では、生まぐろの解体ショーが随時開催され、鮮度抜群の生まぐろや加工品を販売。また、JR那智勝浦駅の周辺には、こだわりのまぐろ料理が味わえる飲食店もたくさんあります。
特産品②熊野川の鮎
紀伊山地の北部から熊野灘へと流れる熊野川は、奈良・和歌山・三重の三県にまたがる全長約183キロメートルの一級河川です。古くから熊野詣の「川の参詣道」として知られ、熊野本宮大社から熊野速玉大社までの流域は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」にも登録されました。清流で獲れる天然鮎やアマゴなどの川魚は、地元の飲食店などでいただけます。
特産品③めはり寿司
和歌山県南部で昔から作られているめはり寿司は、高菜の漬け物でおにぎりを包んだ素朴な味わいの郷土料理です。名前の由来は諸説ありますが、「目を張るほど大きく口を開けて頬張る」「目を見張るほど美しい」といったことから、めはり寿司の名前で親しまれています。那智勝浦町では、川で獲れたシラウオを甘辛く煮てごはんに混ぜるなど、地域によって様々なアレンジも。熊野古道ウォークの前に購入し、お弁当代わりに持って行くのもおすすめです。
旅のまとめ
今回ご紹介した小雲取越〜大雲取越のモデルコースは、熊野古道「中辺路」のまさにハイライトともいえるコースです。紀伊田辺駅から熊野本宮大社にかけて続く、中辺路の西側は歩いたことがあるという方も、ぜひ熊野本宮大社から熊野那智大社へ向かう、中辺路の東側へと足を運んでみてください。道中にはアップダウンがあり、難易度は相対的にやや高くなりますが、そのぶん見どころがたくさんあります。ロングトレイルやトレッキング、登山に興味のある方はもちろん、熊野古道ウォークを体験してみたいという方も、今回の記事を参考に、ぜひ風光豊かな熊野古道ウォークを楽しんでくださいね。
熊野古道「中辺路」小雲取越~大雲取越ウォークの動画をYoutubeで公開中!
熊野古道ウォークの魅力をもっと知りたい方は、Youtubeで公開されている動画もチェック!YoutuberのMARiA麻莉亜さんが、熊野古道「中辺路」小雲取越~大雲取越に挑戦する様子をご覧いただけます。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。




