串本・那智勝浦
串本・那智勝浦のおすすめのスポット
ガイドブック編集部が厳選した串本・那智勝浦のおすすめの観光・旅行スポットをご紹介します。何度見ても感動を覚える、那智山信仰の原点「那智の滝(飛瀧神社)」、那智の滝への信仰を起源にする「熊野那智大社」、熊野の神々を祀る全国熊野神社の総本宮「熊野本宮大社」など情報満載。
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串本・那智勝浦の魅力・見どころ
本州最南端の地に展開する自然の絶景と熊野詣の社
紀伊半島の最南端のエリア。那智勝浦には「熊野那智大社」をはじめ、高さ133メートルの那智の滝、西国三十三所めぐり第一番札所の「那智山青岸渡寺」などが集まる那智山があり、紀の松島といわれる美しい海岸沿いには南紀勝浦温泉が湧く。徐福の伝説が残る新宮には「熊野速玉大社」が鎮座する。熊野川の上流には支流の北山川がつくり出した自然の造形美である瀞峡があり、港町・串本では、太平洋に突き出した本州最南端の潮岬と、紀伊大島に向かって一直線に岩が連なる橋杭岩が見逃せない。
那智の滝(飛瀧神社)
何度見ても感動を覚える、那智山信仰の原点
飛瀧神社の杉木立の参道を下ると、あたりを圧するような滝の音が聞こえてくる。那智原始林の水を集め、133mの高さからしぶきを上げて滝つぼへと落ちる滝の姿は、何度見ても神々しい。できればお滝拝所舞台に立ち、滝の霊気を身近に感じてみたい。


那智の滝(飛瀧神社)
- 住所
- 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
- 交通
- JRきのくに線紀伊勝浦駅から熊野交通那智山行きバスで25分、那智の滝前下車、徒歩5分
- 料金
- 見学料(お滝拝所舞台)=大人300円、小人(小・中学生)200円/
熊野那智大社
那智の滝への信仰を起源にする
那智の滝近くにあった社殿が現在地に遷ってからでも1700年を数えると伝わる。6棟の本殿には、森羅万象の根源に力を与える神とされる主神熊野夫須美大神のほか十二柱の神々が祀られている。熊野修験の修行の地として、また観音霊場としても繁栄した。


熊野本宮大社
熊野の神々を祀る全国熊野神社の総本宮
熊野本宮大社はかつては熊野坐(くまのにいます)神社と号し、熊野の神々の本宮とされていたのではないかといわれる。明治の大洪水までは熊野川の中洲大斎原にあり、主祭神の家津御子大神(けつみこのおおかみ)は大斎原のイチイの木に降臨したと伝わり、木の神とあがめられている。


熊野速玉大社
縁結びの神として名高い全国熊野神社の総本宮
神倉神社のある神倉山に降臨した熊野の神々が、景行天皇の時代に現在地に初めて社を建て祀られたことから、新宮の地名の由来となっている。主祭神は権現信仰として薬師如来ともいわれる、力強く輝く御霊の象徴、速玉大神(はやたまのおおかみ<別称いざなぎのみこと>)と産霊の神・夫須美大神(ふすみのおおかみ<別称いざなみのみこと>)の夫婦神であることから、縁結びの神社としても知られている。


那智山青岸渡寺
西国三十三所第一番札所には参拝客が絶えない
仁徳天皇の頃、インドから漂着してきた裸形上人が那智の滝の滝つぼで見つけた観音菩薩像を安置したことに始まると伝わる。明治の神仏分離令までは熊野那智大社と一体で、神仏習合の修験道場として栄えた。


串本海中公園
黒潮の海で出会う、感動の青い世界
サンゴが広がる熱帯的景観を温帯の海で見られる世界でも珍しい場所。水族館ではその美しく豊かな景観を再現しており、海中展望塔や海中観光船からは実際の海中世界を楽しめる。毎日開催しているウミガメのエサやり体験も人気だ。


串本海中公園
- 住所
- 和歌山県東牟婁郡串本町有田1157
- 交通
- JR串本駅から町営コミュニティバス和深方面行きで13分、海中公園センター下車すぐ(JR串本駅から無料送迎シャトルバスも運行)
- 料金
- 入場券(水族館と海中展望塔)=大人1800円、小・中学生800円、3歳以上200円、3歳未満無料/入場と乗船のセット券=大人2600円、小・中学生1400円、3歳以上200円、3歳未満無料/乗船のみの券=大人1800円、小・中学生900円、3歳以上200円、3歳未満無料/エサやり体験(ウミガメなど)=各200円(1カップ)/ (65歳以上は証明書持参で1600円、障がい者手帳持参で割引あり)
大斎原(旧社地)
熊野信仰発祥の熊野本宮大社跡地
明治22(1889)年の大洪水まで熊野本宮大社があった場所。熊野川の支流音無川と岩田川が熊野川と交わる場所にあり、広大な境内に12の社殿が横一列に並んでいたという。江戸時代までは、川の水で身を浄めなければ神域には入ることは許されなかった。


ホテル浦島
「忘帰洞」であまりにも有名な一大温泉リゾート
南紀勝浦きっての一大温泉リゾート。あまりにも有名な大洞窟風呂「忘帰洞」をはじめ、玄武洞、磯の湯、滝の湯などさまざまな浴場が点在し、館内だけで温泉めぐりを満喫することができる。


大門坂
熊野古道で最も美しい苔むした石畳道
杉木立を縫う石畳道は熊野古道の雰囲気満点。大門坂の名はかつて坂を上りきった場所に大門があったためで、現在は那智山青岸渡寺の仁王門として再現されている。坂の途中にある多富気王子は、熊野九十九王子の最終王子といわれる。


潮岬
地球は丸いと実感
北緯33度25分59秒、東経135度45分45秒、本州最南端に位置する岬。岬の南西端に建つ潮岬灯台や望楼の芝生を見下ろす潮岬観光タワーからは、さえぎるもののない紺碧の太平洋が見晴らせる。


瀞峡めぐり(ウォータージェット船)
四季折々に美しい渓谷を楽しむ
熊野川の支流、北山川上流の31kmに及ぶ渓谷が瀞峡。そのうち、天下の名勝と呼ばれる瀞八丁は和歌山県玉置口から奈良県田戸までの1.2kmを指す。


瀞峡めぐり(ウォータージェット船)
- 住所
- 和歌山県新宮市熊野川町日足272瀞峡めぐりの里熊野川
- 交通
- JRきのくに線新宮駅から熊野御坊南海バス本宮大社方面行きバスで35分、志古下車すぐ
- 料金
- 往復周遊=3500円/ (繁忙期料金の設定あり、要問合せ、障がい者割引あり)
神倉神社
熊野三神降臨の地、熊野速玉大社の元宮
崖にせり出すような巨大なゴトビキ岩が御神体である。このゴトビキ岩は熊野の神々が最初に降臨した場所とされ、熊野速玉大社が新宮、神倉神社が元宮と呼ばれる。ゴトビキ岩の周辺からは銅鐸片なども多数発見されている。


一枚岩
峡谷に多くの奇岩が点在する中、高さ100mの一枚岩の姿に圧倒
古座川河口から七川ダムにいたる約30kmにわたる峡谷には数多くの奇岩が点在しているが、なかでも高さ100m、幅500mという一枚岩の迫力ある姿に圧倒される。

瀞峡
四季折々に美しい天下の名勝は南紀を代表する風景の一つ
熊野川の支流、北山川にある渓谷で下流から下瀞、上瀞、奥瀞と分けて呼ばれる。なかでも名高いのは瀞八丁と呼ばれる下瀞で、国の特別名勝、天然記念物に指定されている。


つぼ湯
湯の峰のシンボルとして古くから愛される湯壺
日本最古の湯と伝わる湯の峰温泉の名物。湯の谷川の岩床に簡素な湯小屋が建ち、なかには大人2名が入ればいっぱいになる岩の湯船がある。小栗判官が病を癒し、また日によっては、7回色が変わるといわれる不思議な古湯だ。入浴は1グループ2~3名ずつ、30分ごとの交替制。石けんやシャンプーは使用不可。


十割そば森本屋
町家の座敷でおいしいまぐろを
勝浦観光桟橋から入る路地にあり、店はまぐろ漁船の船長の家だった風情のある町家。朝揚がったばかりで鮮度抜群のまぐろのセセリ身(骨に付いた身)をたっぷりのせ、こくのあるタレをかけたまぐろ丼は最高だ。


食堂・喫茶 瀞ホテル
断崖絶壁に佇むレトロな喫茶
築100年以上の歴史ある老舗ホテルが、一度閉鎖したものの、食堂・喫茶として営業を再開。瀞八丁の絶景を眺めながら、クラシカルな空間で過ごすことができる。特製ハヤシライスなどがランチにおすすめ。


食堂・喫茶 瀞ホテル
- 住所
- 奈良県吉野郡十津川村神下405
- 交通
- JRきのくに線新宮駅からタクシーで40分
- 料金
- 特製ハヤシライス=950円/手作りスコーン=150円/自家製ジンジャエール=500円/