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【熊野古道】中辺路を歩く!3つのコースをチェック!

by mapple

更新日:2018年10月19日

熊野三山をめざして、はるか昔の時代から数多の旅人が通った参詣道。紀伊半島の豊かな自然の息吹を肌に感じながら、いにしえの人々の祈りと信仰に思いを馳せながら歩いてみたい。

発心門王子〜熊野本宮大社

美しい山里をたどり、ゆったりと古道歩きを楽しむ
約7㎞をゆるやかに下っていくのが基本で道も広く、歩きやすい人気のコース。石畳の残る古道や棚田、茶畑が美しい集落などを通る、風情の感じられる道だ。

歩き方アドバイス
生活道をたどる道が多いルートだが食堂はないので、ゴールまでに昼を迎えるなら弁当を持参しよう。前夜本宮に宿泊するなら弁当を作ってくれる宿もあるので問い合わせてみよう。

【参詣ルート】 歩く距離 約6.9㎞ 歩く時間 約3時間
発心門王子をスタートして、熊野本宮大社までの道をたどるのがこのコース。大社近くに上り下りが連続するところもあるが、多くは生活道をたどり、彼方に連なる山々や里山の風景を楽しみながら、長い旅路の果てにここまでたどり着いた熊野詣の人々の思いを感じつつ、古道ウオークが楽しめる。

【START】発心門王子 バス停
⬇ 徒歩すぐ
1.発心門王子
⬇ 約1.7㎞/徒歩約30分
2.水呑王子
⬇ 約1.9㎞/徒歩約30分
3.伏拝王子
⬇ 約1.2㎞/徒歩約20分
4.三軒茶屋跡
⬇ 約1.9㎞/徒歩約35分
5.祓殿王子
⬇ 約0.2㎞/徒歩約3分
6.熊野本宮大社
⬇ 徒歩すぐ
【GOAL】本宮大社前 バス停
※歩く時間は、休憩や観光の 時間を含みません

【START】発心門王子バス停

JR紀伊田辺駅から龍神バス・発心門王子行で2時間25分、終点下車

1.発心門王子

熊野本宮大社の神域の入り口
ここから熊野本宮大社の神域に入る。熊野九十九王子のなかでも格式の高い五躰王子のひとつに数えられる由緒ある王子で、熊野詣の人々は鳥居の前でお祓いをしてから鳥居をくぐったという。

2.水呑王子

弘法大師の逸話が残る
弘法大師が杖で地面を突くと水が湧き出たという言い伝えが残る王子。熊野詣の人々ものどを潤したのだろうか。廃校になった分校跡地にひっそりとある。

歯痛の地蔵さん

発心門王子から水呑王子への古道沿いにたたずむ。歯痛に効くという地蔵

3.伏拝王子

コースのハイライトとなる場所
熊野詣の人々が初めて熊野本宮大社を望んだ場所。彼方の社殿に向かい思わず伏して拝んだことから名付けられたという。王子跡には和泉式部供養塔や歌碑も立っている。

伏拝王子近辺から眺める景色も感動的だ

道休禅門

「道休」とは行き倒れの意味。熊野詣の途中にこのあたりで行き倒れた僧を悼んで建てられた舟形地蔵で、赤い前掛けや冬にはワラ帽子をかぶせ、地元の人が大事に供養している

4.三軒茶屋跡

旅人たちで賑わった茶屋
中辺路と小辺路の分岐点にある。茶屋跡には「右かうや十九り半 左きみい寺三十一り半 みち」と刻まれた石の道標が立ち、昔をしのばせる。

5.祓殿王子

心身を祓い清めた王子跡
古道沿いにある小さな祠。熊野詣の人々はここで旅の汚れを祓って熊野本宮大社へと向かった。

6.熊野本宮大社

熊野詣の目的地に到着
清らかな境内に建つ清廉で美しい社殿が迎えてくれる。古道を歩いて参詣すると、熊野詣の目的地に着いたという感動もひとしお。

【GOAL】本宮大社前バス停

龍神バス・紀伊田辺行で2時間5分、紀伊田辺で下車してJR紀伊田辺駅へ※歩く時間は、休憩や観光の時間を含みません。

箸折峠〜継桜王子

山里のたたずまいや野鳥の声に心研ぎ澄まされる
訪れる人々の人気を集める牛馬童子に出迎えられて始まる、ゆるやかな山道。季節の花や景色を楽しみながら、初心者でも比較的気軽に歩けるやさしいコースだ。

歩き方アドバイス
アップダウンは比較的少なく楽なルートだが、それでも滑りやすい道もあるので靴は履きやすく、滑りにくいものを。牛馬童子口や近露周辺などには昼食がとれる場所や休憩所もあるので、飲み物や食べ物の心配はない。

【参詣ルート】 歩く距離 約6.4㎞ 歩く時間 約2時間
田辺市中辺路町を横断するように山中を熊野古道が延びている。熊野の神の聖域に入る場所とされる滝尻王子をはじめ町内には多くの王子跡も残っている。なかでも初心者が日帰りで歩けるコースとして人気なのが箸折峠から継桜王子へ至る道。アップダウンも少なく、木々に包まれた古道のたたずまいや峠から見晴らす里山の風景を楽しみながら、のんびり古道歩きが楽しめる。

【START】牛馬童子口 バス停
⬇ 約0.8㎞/徒歩約15分
1.箸折峠・牛馬童子像
⬇ 約0.5㎞/徒歩約10分
2.近露王子
⬇ 約3.8㎞/徒歩約1時間8分
3.継桜王子
⬇ 約1.3㎞/徒歩約22分
【GOAL】野中一方杉 バス停

【START】牛馬童子口バス停

JR紀伊田辺駅から龍神バス・本宮大社行で1時間4分、牛馬童子口下車すぐ

1.箸折峠・牛馬童子像

かわいらしい童子が旅人を迎える
熊野古道のアイドル、牛馬童子像は高さ50㎝のかわいらしい像。10世紀に熊野詣に訪れた花山法皇の旅姿をしのび、明治時代に作られたという。峠には花山法皇が経典を埋めたとの伝説に基づいた鎌倉時代建立の宝篋印塔(ほうきょういんとう)も立っている。

2.近露王子

心身を清めた禊の地
のどかな里の一角にある近露王子は、熊野九十九王子のうち、最も早く設けられた王子のひとつ。周辺の近露の里は昔から熊野街道の宿場として栄えたところだ。

3.継桜王子

樹齢800年の杉
野中の一方杉と呼ばれる9本の巨木が境内を覆うようにそびえる。この杉は神社合祀で伐採の危機にさらされたが、南方熊楠の反対によって保存されて以来今に残る熊野の木々のひとつ。

継桜王子の真下に湧き出る野中の清水。『古今和歌集』にも詠われている。

秀衡桜

奥州の藤原秀衡が滝尻に残したわが子の無事を祈念して持っていた桜の枝を地面に突き刺し、旅を続けたという伝承をもつ。継桜王子参道脇に何代か代替わりして、今も春には美しい花が咲く。

【GOAL】野中一方杉バス停

龍神バス・紀伊田辺行で1時間20分、紀伊田辺で下車してJR紀伊田辺駅へ※歩く時間は、休憩や観光の時間を含みません

滝尻王子〜高原熊野神社

険しい道の最終地は高原のすがすがしい風が迎えてくれる
急坂から始まる険しい山道を通り、高原地区へと進んだ先では、足の疲れすら癒されるほどの山々の絶景を高原熊野神社から一望できる。

歩き方アドバイス
滝尻周辺の道は登山並みの山道が続くので、登山シューズや汗ふきタオル、水分補給など事前の準備が大切。4㎞ほどのコースだが高低差が激しいので予想以上に時間がかかる。帰路のバスの本数も少ないので余裕をもったスケジュールで。

【参詣ルート】 歩く距離 約6㎞ 歩く時間 約2時間5分
かつては熊野三山の神域の始まりとされていた滝尻王子から、高原熊野神社までのアップダウンが激しいコース。高原熊野神社は熊野九十九王子には入らないが、高原王子権現とも呼ばれ、古道に沿う歴史のある神社で最も古い建物だ。この周辺は「霧の郷」といわれ、とくに早朝は霧が美しい。4㎞ほどの道のりだが高低差があるので余裕をもったスケジュールで歩きたい。

【START】滝尻 バス停
⬇ 約0.2㎞/徒歩すぐ
1.滝尻王子
⬇ 約3.7㎞/徒歩約1時間35分
2.高原熊野神社
⬇ 約2㎞/徒歩約30分
【GOAL】栗栖川 バス停

【START】滝尻バス停

JR紀伊田辺駅から明光バス・栗栖川行、または、龍神バス・道の駅奥熊野行で43分

1.滝尻王子

ここから熊野の神域
熊野参詣道に祀られた熊野の神の分社、熊野九十九王子のなかでも、とくに格式の高い五躰王子のひとつとされた重要な王子。背後の山には藤原秀衡にまつわる伝説の場所もある。

2.高原熊野神社

樹齢1000年の大楠が見事
檜皮葺きに丹塗り、鮮やかな彩色を施した社殿は室町時代の様式を伝え、熊野古道沿いに残る最も古いものとされる。

高原霧の里休憩所

高原熊野神社の近くにある無料休憩所で、トイレや自動販売機、駐車場もあり。果無山脈を一望する雄大な景色が楽しめる。

【GOAL】栗栖川バス停

龍神バス・紀伊田辺行で49分、紀伊田辺下車してすぐ。JR紀伊田辺駅へ※歩く時間は、休憩や観光の時間を含みません

熊野古道館

平安装束に身を包む

平安装束でいにしえの熊野詣の気分を満喫

筆者:mapple

まっぷる和歌山 白浜・高野山・熊野古道’19

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