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【熊野古道・熊野三山】どんなトコ?スポット&基本情報をチェック!

by mapple

更新日:2018年10月19日

いにしえより脈々と続く熊野信仰の地でもあり、世界遺産にも登録された和歌山を代表する名所、熊野三山と熊野古道。その歴史や言葉を知れば訪れた際の感動もひとしおだ。

熊野三山

熊野の本宮、新宮、那智の3つの聖地をまとめて熊野三山というほか、本宮の熊野本宮大社、新宮の熊野速玉大社、那智の熊野那智大社の3つの神社の総称としても熊野三山という。平安時代に起こった本地垂迹説(日本の神々はさまざまな仏が形を変えて日本に現れたとする考え方)により、本宮大社は阿弥陀如来、速玉大社は薬師如来、那智大社は千手観音とされ、熊野三所権現とも呼ばれている。

熊野本宮大社

熊野信仰発祥の地、大斎原の大鳥居

熊野速玉大社

熊野那智大社

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」

高野山(和歌山県)、熊野三山(和歌山県)、吉野山(奈良県)という神仏の「霊場」とその「参詣道」(熊野参詣道、大峯奥駈道、高野山町石道)のこと。「霊場」と「参詣道」およびそれらを取り巻く「文化的景観」が、世界でも類を見ない資産として評価され、2004年7月に日本で12番目の世界文化遺産として登録された。紀伊半島の中央に横たわる紀伊山地を縦横に延びる古道は、いにしえの人々の祈りの道。豊かな自然と深い信仰が結びついた祈りの道は、今なお神秘的な雰囲気が漂う。

定期観光バスを利用して熊野三山を1日でめぐる

熊野交通が毎日催行する定期観光バス「熊野三山めぐりコース」もオススメ。

【紀伊勝浦駅】8:30発。ここからの乗車なら予約は不要

志古 9:30発(要予約)

川湯温泉 9:46発(要予約)

渡瀬温泉 9:48発(要予約)

湯の峰温泉 9:54発(要予約)

熊野本宮大社 見学時間は約55分

志古(ランチ) 「瀞峡めぐりの里 熊野川」で約30分の昼食

【新宮駅】

熊野速玉大社 見学時間は約20分

熊野古道大門坂 見学時間は約15分

那智の滝 見学時間は約30分

熊野那智大社 見学時間は熊野那智大社と青岸渡寺を合わせて約55分

那智山青岸渡寺

【紀伊勝浦駅】15:39着

問い合わせ先 熊野交通
0735-22-5101
9:00~18:00 
無休
勝浦駅乗車8500円、志古乗車7400円、川湯・渡瀬・湯の峰乗車6900円
www.kumakou.co.jp/ 
※バス発着時刻、見学時間は道路状況等により変更される場合があります

湯の峰温泉

熊野古道大門坂

那智の滝

那智山青岸渡寺

熊野詣

熊野三山はその起源や自然崇拝の対象は違うが、日本独特の神仏混合の影響を受けて熊野三所権現として信仰されるようになり、これらを巡礼することを熊野詣という。熊野の神様は現世に利益をもたらし、死後も浄土に導いてくれる霊験あらたかな存在で、「信・不信、老若男女、貴賎、浄・不浄」にかかわらず、どんな人も救ってくれる。誰もが救いを求めて、熊野への旅に出たのもうなずける。

平安期の熊野詣を再現するイベントが毎年行なわれる

熊野三山のひとつ、熊野那智大社

熊野詣の歴史

いにしえの熊野詣は、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の順にめぐるのがならいだった。10世紀の宇多上皇から13世紀の後鳥羽上皇の頃に最盛期を迎え、上皇たちの熊野御幸から熊野詣ブームが始まる。室町時代以降は武士や庶民へと広がり、「蟻の熊野詣」と呼ばれるほど多数の参詣客が熊野をめざした。

熊野牛王宝印って何?

熊野牛王神符もしくは、熊野牛王宝印神符ともいわれる烏文字で書かれた熊野三山独特の神符(お札)。熊野三山で少しずつ図柄が違う。俗に「おカラスさん」と呼ばれる。裏に誓いの言葉を書く誓紙としても使われてきた。

熊野本宮大社で販売されている熊野牛王神符500円

八咫烏って何?

『日本書紀』にも登場する三本足のカラス。熊野では八咫烏は熊野神の使いで、太陽の化身とされている。熊野では、カラスのことを「権現ガラス」とか「烏牛王(からすごおう)」と親しみをこめて呼んでいる。熊野那智大社の社殿前には八咫烏像がある。

熊野本宮大社で行なわれる八咫烏神事の旗

熊野古道

熊野三山への参詣道を総称して熊野古道という。熊野古道には、紀伊半島西岸を通る紀伊路、高野山と熊野を結ぶ小辺路、伊勢神宮と熊野を結ぶ伊勢路の3本の主要ルートがあり、紀伊路は田辺でさらに、山中を行く中辺路と海沿いを行く大辺路に分かれる。なかでも、中辺路町から熊野本宮大社を目指す中辺路ルートが人気が高く、滝尻王子からは500mごとに道標があるので初心者にもおすすめ。

緑の多い山間部のルート、中辺路の箸折峠の道

食事処は少ないので、宿やお店で弁当の調達を

王子って何?

熊野古道の道中、熊野の神を祀り、信仰の道をつなぐために設けられた神社を総称して熊野九十九王子と呼ぶ。王子は熊野の神の分社で、旅人がここで宿泊したり休憩したり、貴族などは歌会を開いたとも伝わる。九十九王子のなかで、とくに格式が高いとされる藤白王子、切目王子、稲葉根王子、滝尻王子、発心門王子の5つは、五躰王子と呼ばれている。

くぐることで仏道に入る覚悟を決めるとされた鳥居、「発心門」のそばにあることから発心門王子の名に

熊野古道の歩き方

ハイキングに適した服装で!
本格的な山道も多いので、靴は底の厚いウオーキングシューズが基本。半袖や素足は避け、着脱可能な服も忘れずに持って行こう。

必携アイテムは?
基本的にはハイキングに携行するもので十分。飲み物、雨具と携帯電話は忘れずに。中級・上級コースになると険しい道の連続なので、ルートマップは必須。

歩く際の目印は標識
熊野古道は標識が整備されているので、見逃さないようにしたい。

便利なサービスを利用して熊野古道を歩く

語り部さんと歩く
和歌山県の各地にいる、その土地をよく知るガイド人「語り部」。中辺路町や本宮町にもおり、熊野古道や自然、里の暮らしなどを語りながら案内してくれる。料金などは観光協会に問い合わせを。
【問い合わせ先】0735-42-0735 (熊野本宮観光協会)0739-64-1470 (熊野古道館)

熊野古道歩き体験プラン
中辺路町にある「古道歩きの里ちかつゆ」では、牛馬童子と継桜王子の入口バス停まで専用車で送ってくれるプランを実施している。
【問い合わせ先】 0739-65-0510 (古道歩きの里ちかつゆ古道歩き館)

筆者:mapple

まっぷる和歌山 白浜・高野山・熊野古道’19

発売日:2018年04月10日

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