阿蘇外輪山の麓、田園地帯に開けた阿蘇エリア最大の温泉地。明治30(1897)年に発見されて以来、阿蘇観光の拠点としてにぎわってきた。100カ所以上ある源泉からは、40度から48度の湯が豊富に湧いており、民宿から大型ホテルまでさまざまな宿が点在する。『町湯』と呼ばれる昔ながらの風情が残る共同浴場がいくつかあり、今も地元の人々の憩いの場になっている。夏目漱石、与謝野鉄幹・晶子夫妻、種田山頭火など、多くの文化人が訪れたことでも知られる。