トップ >  関東・甲信越 > 首都圏 > 横浜 > 横浜ベイ > 山下公園 > 

横浜三塔&レトロ建築探訪!異国情緒を満喫

まっぷるマガジン編集部

更新日: 2024年3月8日

この記事をシェアしよう!

横浜三塔&レトロ建築探訪!異国情緒を満喫

幕末の開港から約160年を迎える横浜には、歴史的価値の高い洋風建築が数多く残る。レトロなカフェでひと休みしたり、マリンみやげを買ったりしながら、異国情緒漂う建物をめぐってみよう!

ハマ観光ではずせない横浜三塔って何?
横浜のなかでも、特に歴史的価値が高い建物にある3つの塔をさす。トランプの絵札になぞらえ、キング、クイーン、ジャックの名で親しまれる。三塔が同時に見える場所をめぐると、願いが叶うという伝説がある。

横浜市開港記念会館(JACK)

赤と白のコントラストが映える明治期赤レンガ建築の到達点
横浜開港50周年の記念建築物で、高さ約36mの時計塔を持つ街のシンボル。当時は政財界のサロンや文化施設として利用された。大阪中之島公会堂と並ぶ大正期二大公会堂建築。2024年3月まで改装工事を行う。

横浜市開港記念会館(JACK)
横浜市開港記念会館(JACK)

NIGHT VIEW
照明にLEDを使用しており、記念日やイベント時は、特別色でライトアップされる

SINCE1917 JACKの歴史

大正6(1917)年竣工。関東大震災で屋根ドーム群が欠落し、内部は焼失。終戦後は、進駐軍向け映画館として利用されていた。

注目Point!

ステンドグラス

乳白や青、緑、紫など明るい色を多用し、精巧で色彩豊か。2階ホールと中央階段の壁面で見られる。

ステンドグラス

幕末の黒船を描いており、日本のステンドグラス史においても価値の高い作品

避雷針の王冠

名建築家・辰野金吾の影響が色濃く残る、繊細なデザインの避雷針。王冠のモチーフがある。

避雷針の王冠

関東大震災や横浜大空襲にも耐え抜き、創建当時と変わらない姿を今に伝える

神奈川県庁本庁舎(KING)

和洋折衷の外観が特徴的な今も現役の県庁本庁
舎昭和3(1928)年に建てられた4代目本庁舎。和洋の建築様式を調和させた外観で、中央の塔のモチーフは五重塔。屋上と歴史展示室が一般公開されている。

神奈川県庁本庁舎(KING)
神奈川県庁本庁舎(KING)

NIGHT VIEW
高さ49mの塔が闇夜に照らし出され、日中以上に荘厳な雰囲気が漂う
ライトアップ実施日時:日没~22:30(最長)

SINCE1913 KINGの歴史

大正2(1913)年に建てられた3代目の本庁舎。関東大震災時の火災によって全焼した。

注目Point!

屋上からの眺望

屋上からは横浜港大さん橋や横浜赤レンガ倉庫など、港町を象徴する景観を一望できる。

屋上からの眺望

屋上から見た横浜港大さん橋。手前に象の鼻、奥には横浜ベイブリッジも見える

神奈川県庁本庁舎

住所
神奈川県横浜市中区日本大通1
交通
みなとみらい線日本大通り駅からすぐ
営業期間
通年
営業時間
8:30~17:15
休業日
土・日曜、祝日(12月29日~翌1月3日休)
料金
無料

横浜税関(QUEEN)

優美な緑青色のドームがエキゾチックムード満点
イスラム寺院を連想させるドーム形屋根の塔が印象的な、5階(一部7階)建ての建物。一般見学自由の資料展示室では、横浜税関の業務内容などがわかる。

横浜税関(QUEEN)
横浜税関(QUEEN)

NIGHT VIEW
海のそばに建つため、水面に映るライトアップされた姿も美しい
ライトアップ実施日時:日没~22:00/毎日

SINCE1873 QUEENの歴史

関東大震災で壊れた2代目の庁舎を改修し、7階建て部分を融合させた現在の庁舎が誕生。

注目Point!

クイーンのひろば

横浜税関の歴史と役割、密輸手口、ワシントン条約規制品などを映像や実物で紹介する。

クイーンのひろば

押収された模造ブランド品などが展示されている

横浜税関

住所
神奈川県横浜市中区海岸通1丁目1
交通
みなとみらい線日本大通り駅から徒歩3分
営業期間
通年
営業時間
10:00~16:00(5~9月は10:00~17:00)
休業日
無休(12月29日~翌1月3日休、点検期間休)
料金
無料

まだある!レトロ建築

YCC ヨコハマ創造都市センター

重厚な柱が並ぶ半円形バルコニー
昭和4(1929)年に建てられた旧第一銀行横浜支店を移築・復元した歴史的建造物。横浜市による「クリエイティブ・シティ構想」の拠点になっている。

YCC ヨコハマ創造都市センター

横浜開港資料館

旧館は昭和初期建築の名作写真や錦絵、新聞、雑誌など横浜の歴史と文明開化の資料、約26万点を収蔵する。旧館は、昭和6(1931)年建築の旧英国総領事館を活用。

横浜開港資料館

横浜開港資料館

住所
神奈川県横浜市中区日本大通3
交通
みなとみらい線日本大通り駅からすぐ
営業期間
通年
営業時間
9:30~16:30(閉館17:00)
休業日
月曜、祝日の場合は翌日休(臨時休あり、12月28日~翌1月3日休)
料金
入館料(火~金曜・日曜、祝日)=大人300円、小・中学生、市内在住の65歳以上150円/入館料(土曜)=大人300円、小・中・高校生無料/(障がい者手帳持参で無料)

休憩もレトロなカフェで!

サモアール

昭和49年にオープンした横浜初の紅茶専門店
昭和49(1974)年に創業した、横浜で草分け的存在の紅茶専門店。100種類以上の香り豊かな紅茶に加え、ケーキや軽食も好評だ。5種類のオムライスも人気。

サモアール

「セパレートティー」

サモアール

昭和モダンを感じさせる落ち着いた店内

サモアール

住所
神奈川県横浜市中区弁天通4丁目67-1
交通
みなとみらい線馬車道駅からすぐ
営業期間
通年
営業時間
11:00〜21:00
休業日
無休(1月1~3日休)
料金
セパレートティー=900円/

港町のマリンみやげはココで!

BLUE BLUE YOKOHAMA

港町の風情を感じさせる品ぞろえ
デニムアイテムをメインに、多彩なライフスタイルを提案するカジュアルショップ。横浜をモチーフにした雑貨類も充実。

BLUE BLUE YOKOHAMA

大さん橋のたもとにある倉庫を改装した店舗。

BLUE BLUE YOKOHAMA

オリジナル商品も豊富

BLUE BLUE YOKOHAMA

ショットグラス ミナト
港町を意識したマリンテイストのデザイン。ホワイトとコバルトの2色をラインアップ

BLUE BLUE YOKOHAMA
BLUE BLUE YOKOHAMA
BLUE BLUE YOKOHAMA

ヨコハマ バンダナ/全3柄(現代・明治・開港)
開港から現代までの横浜港の移り変わりを描いた柳原良平のイラスト

BLUE BLUE YOKOHAMA

アンカーフロートキー
錨がモチーフのフォルム。水に落ちても沈まないアイデアグッズ

BLUE BLUE YOKOHAMA

住所
神奈川県横浜市中区海岸通1丁目1
交通
みなとみらい線日本大通り駅から徒歩5分
営業期間
通年
営業時間
11:30~20:00、土・日曜、祝日は11:00~
休業日
無休
料金
マーメイドTシャツ=4620円/アンカーロゴマグカップ=1650円/ヨコハマバンダナ NAVY & RED=各1540円/

山下公園の新着記事

【大人編】横浜みなとみらいの遊ぶところ2024 夜景に温泉、グルメまで厳選10選をご紹介!

美しい夜景とロマンチックな雰囲気が有名な大人の街、横浜・みなとみらい。 夜になると夜景の宝庫と呼ばれるほど美しい景色が広がる横浜・みなとみらいですが、夜だけでなく日中も楽しめるスポットもたくさんあり...

横浜の子連れランチおすすめ店50選 子どもと一緒にランチを楽しもう!

交通アクセス抜群の横浜エリアで、子連れランチを楽しめるスポットをご紹介。 商業施設が集まり、ショッピングも楽しめる横浜エリアは、グルメの宝庫! 定番人気の中華街をはじめ、おしゃれな山下公園やベ...

横浜でクラフトビールが飲めるおすすめ店6選

沢山の観光スポットがある横浜・みなとみらいエリアは、日々色々なお店や観光スポットが誕生し、変化を続ける魅力的な場所。そんな横浜・みなとみらいでは、クラフトビールを醸造しているお店も増えています。 ...

横浜のおすすめドライブスポット38選! 定番から穴場までをご紹介

横浜のおすすめのドライブスポットをご紹介します。 美しい横浜を空に近い展望台から眺める「横浜ランドマークタワー 69階展望フロア スカイガーデン」、潮風を浴びて散策を「山下公園」、明治期から残る...

横浜のデートスポット50選! 付き合う前の2人にもおすすめの定番から穴場までをご紹介!

「横浜=デートスポット」の方程式の答えは、もちろん「間違いない」! 付き合う前の2人でも、長年連れ添ったカップルでも、それぞれの楽しみ方を提案できるのが横浜の魅力。 王道デートプランももちろん...
もっと見る

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。