更新日: 2024年2月13日
岡山後楽園めぐり!日本三名園を散策しよう!
季節ごとに美しい花が咲き誇り、いつ訪れても目を楽しませてくれる日本三名園のひとつ「岡山後楽園」。
岡山後楽園の総面積は14万4000㎡と、日本三名園の中で最も広い庭園です。
岡山後楽園は芝生や池、築山などが園路や水路で結ばれ、歩きながら景観を観賞するように工夫された回遊式の庭園。
天気の良いは、日本三名園の散策にでかけましょう!
岡山後楽園ってこんなところ
岡山後楽園は日本三大名園のひとつ
水戸の偕楽園、金沢の兼六園とともに日本三名園のひとつと称されています。いずれも優れた大名庭園で、総面積は岡山後楽園が14万4000㎡と最も広い庭園です。
岡山後楽園は歩きながら観賞する庭園
芝生や池、築山などが園路や水路で結ばれ、歩きながら景観を観賞するように工夫された回遊式の庭園です。
岡山後楽園は岡山藩主池田綱政によって造園
岡山藩2代藩主池田綱政が藩主のやすらぎの場として、家臣の津田永忠に命じて造らせた庭園。貞享4(1687)年の築庭から14年の歳月をかけ完成しました。
岡山後楽園
- 住所
- 岡山県岡山市北区後楽園1-5
- 交通
- JR岡山駅から岡電バス藤原団地行きで12分、後楽園前下車すぐ
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 7:30~17:45(閉園18:00)、10月1日~翌3月19日は8:00~16:45(閉園17:00)、夜間開園など時期により異なる
- 休業日
- 無休
- 料金
- 入園料=大人(15~64歳)410円、65歳以上140円、高校生以下無料/音声ガイド=500円/ガイドツアー=無料/「お庭そだち」後楽園弁当(要予約)=1800円/「お庭そだち 四季」後楽園弁当(要予約)=1200円/「お庭そだち」梅ジャム=500円(100g)/(障がい者手帳持参で本人と介護者1名無料、高校生は生徒手帳の持参が必要)
岡山後楽園の4つの散策ポイント
岡山後楽園の散策ポイント① 見どころ満載の歳時記や月ごとのイベントを事前にチェック
夜間特別開園 幻想庭園(8月1日~31日)
園内をライトアップし、ステージイベントなどを開催。幻想的な景色が楽しめます。
タンチョウの園内散策(1月1日)
飼育しているタンチョウを園内に放つ、新春らしい優雅な行事です。
芝焼き(2月上旬)
害虫を駆除し、新芽の出だしをそろえる。黒い絨毯に染まっていく様子は見事です。
投扇興体験会(毎月第1月曜・第4木曜日)
扇を的に向かって投げ、その落ち方で点数を競い合う江戸時代から伝わる遊びです。
岡山後楽園の散策ポイント② 園内の茶屋でひとやすみ
さざなみ茶屋
廉池軒に併設する茶屋。おみやげも販売しており、園内で育った梅のジャムをかけたソフトクリームや抹茶が味わえます。水曜不定休。
福田茶屋
沢の池のほとりにある老舗茶店。緋毛氈の腰掛けに座って、名物の餡入りきびだんごを、抹茶やほうじ茶とセットで味わえます。不定休。
岡山後楽園の散策ポイント③ 園内でぜひ味わいたい後楽園のお弁当
お庭そだち四季
春・夏・秋を3つ期間で販売。四季折々の山海の幸を彩りよく盛り込んだもの。1個1030円(写真<左>は3〜6月の春メニュー)
お庭そだち
さわら、ままかりなどの岡山名物や季節の食材を、春(3月〜9月中旬)と秋(9月下旬〜2月)バージョンで。1個1550円(写真<右>は春メニュー)
岡山後楽園の散策ポイント④ 後楽園限定のおみやげ
梅酒(300㎖)660円(写真左)
梅の香りを残した甘さ控えめでキレのある味わいです。
梅ジャム(100g)500円(写真中央)
梅林で採れた青梅100%で作ったジャムはまろやかでさっぱりとしています。
後楽園の和紅茶(2.5g×10袋入り)800円(写真右)
後楽園の茶畑で収穫した茶葉を熟成させた和紅茶。優しい香りとほのかな甘みが特徴です。
岡山後楽園の見学ポイント
見学の所用時間
通常 約1.5時間
サクッと 約45分
総面積約14万㎡の園内をくまなく見学するなら1時間半。月見橋を渡り岡山城にも足を延ばす場合、3時間は見ておきたいところ。
岡山後楽園はガイドツアーでぐるっとまわろう!
後楽園の魅力に精通したガイドが、歴史ストーリーや裏ネタを交えて園内を案内してくれます。
岡山市観光ボランティアガイド
1日4回の定時出発。約1時間のコースで園内をまわります。正門総合案内所そば集合。
電話:086-224-1166(岡山市観光ボランティア活動連絡会)
時間:10:00、11:30、13:00、14:30の定時出発
休業日:第3木曜、雨天時
料金:無料
後楽塾・キラリ応援隊
決まったプランはなく、滞在時間にあわせてコースを組んでくれます。正門総合案内所そば集合。問い合わせは岡山後楽園へ。
時間:9:00〜15:30で随時案内
休業日:夏季猛暑日
料金:無料
岡山後楽園で見られる「匠の技」
芝生
園内には目の粗い芝生が敷き詰められていて、総面積の約6分の1を占めています。園路との対比が美しい。
曲水
園内にめぐらせた全長640mの水路で、周囲を流れる旭川から引水していました。
橋
回遊式庭園の要となる要素。園内には木、石、土でできた10あまりの橋が架かっています。
岡山後楽園の見どころをご紹介
岡山後楽園の見どころ1.延養亭(えんようてい)
園内一の景観が見渡せる藩主の居間
江戸時代に藩主の居間として使われた岡山後楽園の中心的建物。戦災で焼失したが、昭和35(1960)年に復元しています。藩主が座る主室から沢の池、唯心山、借景となる操山までが見渡せます。
岡山後楽園の見どころ2.花葉の池(かようのいけ)
大輪の蓮の花が池一面を覆う
早朝に白い花を咲かせる一天四海(通称、大名蓮)が咲く池。曲水から引水した人工の滝があり、水の流れる音がよく響くように、高低差を付けて石を組んでいます。
岡山後楽園の見どころ3.廉池軒(れんちけん)
歴代藩主もくつろいだ場所
池田綱政がここから見える景色を好んで、よく使っていたという亭舎。池に架かる橋や対岸の小島などは当時の姿をとどめています。
【岡山後楽園の見どころ】4.唯心山(ゆいしんざん)
園内で最も高い山頂からの眺めは格別
池田綱政の子、継政が造らせた庭園中心にある標高6mの築山。この場所があるおかげで平面的だった庭園が立体的な景観に変化したといわれています。
【岡山後楽園の見どころ】5.流店(りゅうてん)
藩主の庭まわりや接待時の休憩スポット
戦災を免れた建物のひとつで、柱と屋根だけの建物の中央に水路を通し、色彩に富んだ奇石6個を配した珍しい建築。水の流れを楽しむ工夫が施されています。
【岡山後楽園の見どころ】6.鶴舎<タンチョウ>
江戸時代から深い関わりのあるタンチョウ
おめでたいことの兆し「端兆」といわれ、江戸時代から飼育されてきたタンチョウ。戦後一時途絶えていたが、現在では8羽が暮らしています。正月や特別な行事に園内を散策させています。
岡山後楽園を散策しよう!
岡山後楽園の魅力は伝わりましたでしょうか。
岡山へ旅行・おでかけされた際は、ぜひ岡山後楽園に立ち寄ってみてください!
中国・四国の新着記事
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】エディターズ
SNS
岡山と沖縄にオフィスを構える、キャリア約30年の編集プロダクションです。旅行情報やタウン情報を中心に約1万件を超える取材や執筆の実績があります。旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」や「ことりっぷ」で岡山・四国・沖縄エリアの編集を担当しています。
旅好きな全スタッフがさまざまなアンテナを張りめぐらして情報を収集・編集し、「思わず旅に出たくなる」記事をお届けしていきます。