倉敷ので人気!おすすめの観光・グルメ・ショッピングスポット
倉敷美観地区を中心にミュージアムやグルメ、みやげ店など気になるスポットがめじろ押し。...
更新日:2021年4月5日
中国山地と瀬戸内海に囲まれた岡山県は、「晴れの国」の名のとおり雨が少なく一年を通して穏やかな気候が特徴です。
城下町として栄えた岡山市街をはじめ、川に沿って白壁土蔵が建ち並ぶ倉敷など、歴史的な街並みが美しいエリアが多く、訪れる人々を楽しませてくれます。また、岡山ならではのグルメも旅の醍醐味。海の幸はもちろん、特産のフルーツを贅沢に使ったスイーツ、ご当地グルメのカキオコやひるぜん焼きそばなど、美味しいものも目白押しです。
何を目的にどこを訪れるか、おでかけ前に各エリアの魅力をチェックしておきましょう!
まずは岡山の魅力をギュッと詰めた動画を見て、岡山観光のポイントをつかんでください!
代表的な観光スポットは倉敷美観地区と岡山後楽園周辺。ご当地グルメやショッピングを楽しむなら岡山タウンや倉敷へ。自然を満喫するなら蒜山高原へのドライブもおすすめ。
旅の拠点に便利なのは岡山タウン。また、倉敷駅周辺にはカジュアルホテルから老舗旅館までそろっている。県北の湯原、湯郷、奥津の温泉郷には、くつろげる温泉宿が多数。
歩きが基本の岡山タウンと倉敷は、電車利用が便利。岡山タウンには路面電車も走っている。そのほかは、観光地間が離れており公共交通機関も少ないので、車でまわるのが効率的。
「くだもの王国」岡山は、全国でも有数の白桃とぶどうの産地。清水白桃、岡山ニューピオーネ、瀬戸ジャイアンツなど、地元ブランドがおすすめ。
瀬戸内海の魚介料理や郷土料理のばら寿司をはじめ、ひるぜん焼そば、津山ホルモンうどん、えびめし、日生のカキオコなど地元の愛されメニューがいっぱい。
柳並木の川沿いに、白壁と黒い瓦の土蔵や町家が並ぶ倉敷美観地区。ベンガラの産地として栄えた吹屋、のれんが軒先を彩る城下町勝山など、美しい町並みを歩こう。
のどかな風景が広がる蒜山高原や、悠久の時を経て形成された新見の鍾乳洞で雄大な自然を満喫。泉質の良さで知られる湯原、湯郷、奥津の三湯でほっこり。
船で島に渡り、のんびり島時間を満喫するのもいい。さらに瀬戸内の島々では、現代アートが続々登場。3年おきに瀬戸内国際芸術祭も開催されている。
岡山の基本情報をチェックしたら、次はエリアの位置関係や特徴を押さえておきましょう。各エリアのおすすめ観光スポット、人気のグルメスポットもあわせて紹介するので、行き先に迷っている方は要チェックです!
江戸時代の町並みが残る岡山県人気No.1観光地
県内外から多くの人が訪れる倉敷美観地区は、美しい白壁の蔵や屋敷が軒を連ね、ノスタルジックな雰囲気。大原美術館で名画を鑑賞したあとは町家カフェでひと休み。国産ジーンズ発祥の地、児島や笠岡も要チェック。
・倉敷美観地区
・児島
・笠岡
倉敷はマスキングテープ発祥の地
倉敷名物むらすゞめをおみやげに
趣のある町家カフェ
岡山観光のメイン倉敷美観地区
倉敷川河畔を中心とした白壁の屋敷が立ち並ぶ一帯と、鶴形山南側の山すそにカーブを描いて延びる往来は、重要伝統的建造物群保存地区。柳が揺れる風情あふれる町並みが広がっている。
倉敷川周辺の歴史的建造物や倉敷アイビースクエアを照らす光の演出。世界的な照明デザイナー、石井幹子プロデュースによるもので、暗闇に浮かびあがる白壁や建物はしっとりとして美しい。
今橋と高砂橋の間の倉敷川を約20分かけて巡る倉敷名物の観光船「くらしき川舟流し」。船頭さんの案内に耳を傾けながら、優雅な水上散歩が楽しめる。30分間隔で運航し、定員は6名。
本州と四国を結ぶ初の架け橋。全長9368mの世界最大の道路・鉄道併用橋で、6つの橋と4つの高架橋で構成されている。吊り橋、斜張橋、トラス橋といろいろな橋がある。
世界の家具や器などの企画展示を行ないながらショップやカフェを併設。人気の高い北欧の食器や雑貨、ムーミン商品、全国各地のロングセラー商品のほか、地元倉敷の特産品であるデザイン雑貨や地元企業の商品を共同開発・リデザインし、ショップオリジナル商品として販売。
美観地区のシンボルとして名高い美術館。実業家・大原孫三郎が、日本で学ぶ画家に本物のヨーロッパの名画を見てほしいと願い、洋画家の児島虎次郎に西洋名画の買い付けを一任。昭和5(1930)年、日本初の私設西洋近代美術館として開館した。世界に名だたる名画をひと目見ようと、国内外から年間約30万人が訪れる。
ジーンズメーカー「ベティスミス」が開設したジーンズ資料館。ジーンズの歴史や製造工程を資料などで紹介。アウトレットショップやジーンズ作りの体験ができる体験工場も併設。
4フロアあり、雑貨館はデニム雑貨類、メンズ館とレデース・キッズ館には約10社の岡山県内のデニムブランドをおく。テイクアウトコーナーは青いソフトクリームをはじめ、全て青色で統一。
白桃、マスカットなど旬の果物を主役にしたスイーツ&みやげの専門店。青果店が営むため、生産者から直接仕入れた質の高い果物を、バリエ豊富に展開しているのが魅力。とくにフルーツパフェは、一年を通して約20種類が揃い、常時5、6種類の味が楽しめる充実ぶり。築150年の町家を改装した空間は、1階はショップ、2階はカフェスペースになっており、いつも多くの人で賑わっている。
グルメや見どころが集まる岡山観光の拠点
名物のばら寿司や特産フルーツたっぷりのスイーツなどを堪能。見どころは日本三名園のひとつ岡山後楽園や岡山城、桃太郎伝説の舞台といわれる吉備路。現代アートの展示で注目される瀬戸内の島々にも訪れたい。
・岡山後楽園
・ご当地グルメ
・吉備路
岡山城と岡山後楽園
フルーツ王国ならではのフルーツパフェ
郷土料理ばら寿司
吉備路サイクリング
元禄13(1700)年に岡山藩主池田綱政の命によって築庭。水戸の偕楽園、金沢の兼六園と並ぶ日本三名園の一つで、国の特別名勝に指定されている。四季折々の花々も美しい。ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三つ星評価を得ており、海外からの人気も高い。
慶長2(1597)年、宇喜多秀家が築城。黒い下見板を配した姿から、別名「烏城(うじょう)」と呼ばれる。月見櫓、西の丸西手櫓は建築時の姿で、重要文化財。現在の天守閣は昭和41(1966)年に再建されたもの。天守閣内では、備前焼作り体験ができ、1日5回開催する。
備中国の一の宮。「桃太郎」のモデルとされる吉備津彦命と、吉備津彦に成敗された温羅を祀り、矢立の神事、鳴釜神事など伝説に基づく神事や史跡が残される。国宝の本殿や拝殿、鳴釜神事が行なわれる御竈殿、約400mもの長い廻廊をはじめ、見どころが多い。
温羅伝説に登場する、約30haもある広大な古代山城跡。角楼や西門が復元されているが、いまだ謎に包まれている。城壁に沿って遊歩道が整備され、眺めは抜群。
寺でありながら鳥居や神宮形式の本殿を持つ「神仏習合」の形態を残す。五穀豊穣、商売繁盛、開運などの徳を持つ「最上位経王大菩薩」を本尊とし、77の末社にさまざまな神が祀られる県内屈指の初詣スポット。
国産を中心にフレッシュな野菜や果物を閉じ込めたオリジナルアイスクリーム。常時30種類以上の豊富な品ぞろえ。かわいい動物柄のカップにも注目。
果物卸会社が営むジューススタンド。ジェラートやパフェのほか、ケーキも販売し、どの商品にも季節のフルーツをふんだんに使っている。パッケージが美しいジャムなども扱う。
主役は地元の漁師から直接仕入れる新鮮な魚介。注文ごとに土鍋で炊き上げるご飯もの、割り醤油を塗りながら仕上げる炭火焼き。シンプルだがていねいな仕事が感じられる料理に舌鼓。
日本のエーゲ海牛窓と備前焼のふるさと
備前市は千年以上の歴史を持つ備前焼の伝統を守り続けている。特産のカキを使ったお好み焼き、日生のカキオコはご当地グルメとして人気。牛窓では、瀬戸内の美しい海風景を望むことができる。
・備前焼
・カキオコ
・牛窓
釉薬を使わず素朴な風合い特徴の備前焼
カキオコにはカキがたっぷり
映画のロケ地になった岡山県牛窓ヨットハーバー
いぶし焼きの部分が青灰色を帯びる色彩模様「桟切り」の食器を中心に販売。若手作家、原田圭二さんは、2種類の土を練り合わせて模様を作る練り込み技法で個性を発揮。
寛文10(1670)年に備前藩主池田光政が、庶民教育を目的に開いた学校で、藩営の庶民教育機関としては日本最古。敷地内の建造物の多くが重要文化財で、備前焼の瓦を用いた国宝の講堂には「旧閑谷学校釈菜」の日など限られた日しか入れない。
刀剣の里内にある全国でも珍しい刀剣専門の博物館。「備前長船」などの名刀がそろう。敷地内には刀工や刀職者が実際に作業するようすが見学できる鍛刀場や工房などがある。
片面を焼き旨みを閉じ込めたカキを生地にのせ、オリーブオイルで焼き上げるカキオコは、特製ソースと岩塩の半々で味わう。豊富なメニューの中にはユニークな創作メニューも。
大きな窓の向こうに180度のパノラマが広がる、自家焙煎珈琲の店。照明のない店内からは、ゆっくりと変化する海の様子が楽しめる。メニューはコーヒーとスイーツのみで、淹れ方や抽出方法は好みでオーダーできる。
高原ドライブに温泉、ご当地グルメも充実
美しい自然あふれる蒜山高原は人気のドライブコース。湯原、湯郷、奥津の温泉では、ゆっくりと旅の疲れを癒せる。ひるぜん焼そばや津山ホルモンうどんなどのご当地グルメもぜひ味わいたい。
・絶景ドライブ
・グルメ
・温泉
蒜山高原にはジャージー牛が放牧される
味噌ダレベースのひるぜん焼そば
湯原温泉名物の砂湯
津山城は江戸初期、初代藩主森忠政が12年の歳月をかけて築いた近世平山城。扇の勾配を持つ高さ45mの石段などが残り、往時の面影を伝えている。「日本さくら名所100選」に選ばれており、春には約1000本の桜が咲く。
現存する扇形機関車庫の中で2番目の規模を誇る「旧津山扇形機関車庫」は、JRの一部現役施設としても使われている。「ナメクジ」の愛称で知られる初期型の「D51-2」をはじめ、1両のみ製造された「DE50-1」など希少な車両があり、全国からファンが訪れる。
丘一面の約1万株のラベンダー畑や、ハーブを含めた約200種類の植物を楽しめる。ハーブメニューが味わえるレストランや、リース作りが体験できるクラフト工房、ショップなどがある。
ジャージー牛の育成や乳製品製造を手がける蒜山酪農の直営施設。今や全国ブランドとなった蒜山ジャージーヨーグルトなどの乳製品が並ぶショップとレストランがある。放牧風景を見ながらの散策もおすすめ。
ひるぜん焼そばの元祖といわれる「ますや食堂」の常連だった主人が、その味を再現。半月熟成させて作るタレは玉ネギの甘みが味噌と絶妙にマッチ。焼肉店ながら昼は焼そばが人気メニュー。
創業120年近い老舗の食堂。50年前からメニューに並ぶホルモンうどんは、14種類の食材から作った辛めの味噌ダレが野菜の甘みをひき立てる。タレの辛さは普通、ピリ辛、激辛の3タイプから選べる。
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