近江牛 滋賀の人気店大集合!近江牛ランチができるお店情報も♪
全国でも名高い食材がそろい、湖国ならではの名物や食文化も注目されている滋賀県。 なかでも必ず味わいたいのは、全国に誇る滋賀グルメの代表格、近江牛です。 やわらかな肉質を贅沢に味わう定番店と、気軽に...
更新日: 2022年3月31日
全国に数多く点在し、今も多くの人々を魅了し続ける、ヴォーリズ建築。
その親しみやすく包容力のある建築を生み出したヴォーリズが愛し、半世紀以上を過ごした近江八幡には、ヴォーリズによる20軒余りの建築物が見られます。
彼の半生と建築に秘められた想いにふれてみましょう。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880~1964)
1880(明治13)年、アメリカ生まれ。24歳で滋賀県立商業学校(現八幡商業高校)の英語教師として来日。その後近江八幡に定住し、建築家として活躍。日本の気候風土や生活に合わせた工夫を施し、実用的かつ豊かなデザインと親しみやすい空間を有した建築を多く生み出した。一方、キリスト教の伝道、社会事業を展開し、近江兄弟社を設立する。1941(昭和16)年、日本国籍を取得し一柳米来留(ひとつやなぎめれる)に改名。1958(昭和33)年に近江八幡市名誉市民第1号に選ばれた。
煙突や門柱など、ヴォーリズ建築に見られるアーチ状の意匠。この流動的なスパニッシュスタイルは、西洋建築の洗練された印象。
現在も利用されている礼拝堂(ヴォーリズ記念病院)
丸窓もかわいらしい(ハイド記念館)
当時の図面や写真をもとに復元された入り口(旧八幡郵便局)
温かい陽の光や新鮮な空気を取り込みたいと、大きな窓が設けられている。部屋を明るく保ち、開放的な空間が広がる。
自然光を照明として取り入れる天窓(旧八幡郵便局)
患者に新鮮な空気をもたらした窓(ヴォーリズ記念病院)
やわらかな光が差し込む(旧忠田邸日牟禮カフェ)
「日本の座敷における床の間のようなもの」(『吾家の設計』より)とし、自然と人が集まり団欒が生まれるようにと設けられた暖炉。
団欒を楽しみ、来客をもてなす空間づくり(ハイド記念館)
ヴォーリズ建築に特徴的な煙突(一柳記念館)
人々を呼び寄せるシンボルのよう(アンドリュース記念館)
勾配が緩やかで踏み面も広い階段や、ていねいに面取りされた角など、子供や高齢者にもやさしい設計が徹底されている。ヴォーリズの隣人愛の精神。
緩やかで上りやすく、不思議と疲れない階段(ハイド記念館)
やさしく丸みのあるフォルム(豊郷小学校旧校舎群)
ぶつかっても大ケガにならぬよう、面取りされている階段の手すり(ハイド記念館)
瓦や入母屋造り、箱階段を参考にした階段下収納など、日本の建築様式も意欲的に取り入れられている。
日本家屋の箱階段から着想を得た階段下収納(ハイド記念館)
屋根は入母屋造り風(一柳記念館)
ヴォーリズの建築精神にふれる
旧ヴォーリズ邸を記念資料館として公開。木造の外壁と赤い瓦屋根に白い煙突が印象的な洋館は、簡素な造りながら広い居間と応接室、和室を備え、ヴォーリズ建築の特徴が随所に見られる。愛読書や遺品、ピアノなどを展示。
当初は教師宿舎として設計された建物
ヴォーリズ学園の旧幼稚園舎
ヴォーリズの妻、満喜子夫人が開設した淸友園幼稚園の園舎。1931(昭和6)年に建設された。名前は建設費を寄付したメンソレータム(現メンターム)創始者のハイド夫妻にちなむ。
右が記念館、左は教育会館でともに登録有形文化財に指定
スペイン風の玄関が印象的
1921(大正10)年に建てられた旧郵便局舎。保存活動団体により、修復作業が行なわれている。正面の壁が曲線状になったスペイン風の玄関は2004(平成16)年に復元された。
現在はレトロな内部を無料で自由に見学できる
1918(大正7)年築。当時流行した肺結核患者のための療養所だった。現在は礼拝堂のみ見学できる。現在も医療施設として運営されているので、節度を持った行動を。
旧YMCA会館で、ヴォーリズの処女作。1935(昭和10)年に建て替えられ、2007(平成19)年に改修された。
赤レンガの塀が続く洋風の住宅街。ダブルハウスや吉田邸などヴォーリズによる建築が立ち並ぶ。
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