広島・愛媛【しまなみ海道】海鮮グルメ&ロケーションカフェのオススメ店をピックアップ
6つの島を9本の橋でつなぐ海の道「しまなみ海道」。 瀬戸内の海鮮グルメが自慢の食事処、多島美が広がるロケーションカフェなど、 昼食&休憩に立ち寄りたい人気店をピックアップしました。 人気...
絶景やフォトジェニックなスポットが次から次へと現れるしまなみ海道。
まるで外国みたいなグッドロケーションあり、島をキャンバスに見立てたアートスポットあり、
瀬戸内の島々を一望する展望台ありと、絵になる風景がたくさん!!
しまなみ海道を訪れたら見ておくべき絶景&フォトジェニックスポットを厳選して9つご紹介します。
瀬戸内海に面して立つ岩子島厳島神社は、世界遺産に登録されている広島県宮島にある嚴島神社の分社です。
境内一帯は砂浜になっており、波打ち際には神社のシンボルである朱塗りの鳥居が立っています。
最大の魅力は、潮の満ち引きで鳥居の姿が一変すること。満潮の時は鳥居が海に浮かぶように見え、干潮の時は鳥居の根元まで近寄ることができるのです。約6時間おきに干潮と満潮が繰り返されるので、潮見表で事前に調べて訪れるのもおすすめです。
岩子島厳島神社の美しさが特に際立つのが、黄昏れ時です。オレンジ、紫、群青など色彩のグラデーションに包まれた大鳥居は、荘厳で圧巻。時期によっては鳥居の間を夕日が沈み、鳥居に続くように光の道が現れる神秘的な景色にお目にかかれることも!
知る人ぞ知る絶景へ、ぜひ訪れてください。
因島の春の風物詩として親しまれる除虫菊。
除虫菊とは蚊取り線香の原料になるキク科の花のことで、明治時代に日本に輸入され、因島をはじめとする瀬戸内各所で栽培がはじまりました。
戦後になると生産が激減しましたが、「因島の風景を残したい」と地元の人たちが観賞用に栽培をスタート。見頃を迎える4月中旬~5月頃になると、島内の各所で可憐な花が咲き誇り、青い瀬戸内海と白い除虫菊の花々のコントラストに見とれてしまいます。
現在は、島内の5か所で除虫菊を栽培しています。なかでも多くの人を魅了するのが、重井西港の斜面に広がる馬神除虫菊畑です。昔ながらの段々畑に除虫菊が連なり、その先には港が広がるノスタルジーな情景が何ともフォトジェニックです。
因島大橋と除虫菊を一度に眺めるなら、白滝フラワーラインの愛称で親しまれる一般道へ。春限定の絶景スポットなので、時期を狙って訪ねてみてはいかがですか。
標高226mの白滝山は、知る人ぞ知る絶景スポットです。
古くは修験者の修業の場だった岩山で、山頂へと続く道のりには表情豊かな700体もの石仏の五百羅漢が立ち、訪れる人をやさしく迎えてくれます。特に見事なのが、山頂の展望台からの眺め。五百羅漢越しに瀬戸内海と島々を見渡せる独特の絶景が広がります。
また一帯はパワースポットとしても知られ、遠距離恋愛が続くといわれる「恋し岩」などのご利益スポットもあります。
白滝山を訪ねるなら、狙ってほしい時間帯が夕暮れ時です。
海と空をオレンジ色に染める夕日、シルエットとして浮かび上がる島々は、ため息がでるほどの美しさ。さえぎるものがない大パノラマの夕景は、しまなみ海道でも指折りの絶景スポットにあげられます。
【絶景スポットDATA】
島ごと美術館とは、「生口島全体が美術館」というコンセプトのもと、島の各所に設置された野外アートのこと。作家たちが設置場所をみずから選び、その風景からインスピレーションを受けて創作した17の現代アートが展示されています。
季節や天候、時間帯で変わる島の情景と作品を同時に鑑賞できるとあって、サイクリストやアートファンを魅了しています。
作品によっては、実際に触れることができるものもあります。
たとえば、宮原港の浜辺に立つ『ベルベデールせとだ』。潮が引くと作品へと続く階段が現れ、作品の中に入り込むこともできるのです。いずれの作品も撮影OK。瀬戸内の風景に溶け込む現代アートの数々を堪能してくださいね。
【絶景スポットDATA】
しまなみ海道で「まるで外国みたい!」と言われる絶景スポットが、耕三寺博物館(耕三寺)に広がる「未来心の丘」です。
ここは、約5000㎡の広大な敷地を埋め尽くす大理石庭園。モニュメント、広場、道などを大理石で表現しており、どこまでも広がる眩い純白の世界は、まるでエーゲ海に浮かぶサントリーニ島のようです。
庭園を手がけたのは、広島県出身で世界的に活躍する彫刻家・杭谷一東さん。アトリエがあるイタリアから運んだ大理石で制作したというから驚きです。園内にはカフェもあるので、外国のような世界を存分に楽しんでくださいね。
未来心の丘がある耕三寺博物館(耕三寺)は、耕三寺耕三が母の菩提寺として建立した浄土真宗本願寺派の寺です。
日光東照宮の陽明門、宇治の平等院鳳凰堂など名建築をモデルにした堂塔の数々が立ち並ぶのが最大の特徴で、そのうち15棟は登録有形文化財。収集した宝物を鑑賞できる「金剛館」もあり、見ごたえは満点です。
【絶景スポットDATA】
四国屈指のパワースポットともいわれる大山祇神社は、全国1万社余りの大山積神(天照大神の兄神)を祀る神社の総本山。
海の神、山の神、武人の神として信仰され、大三島が別名「神の島」とも呼ばれる由縁の神社なのです。ここでぜひ見ておきたいのが、境内に鎮座する樹齢2600年の大楠。大山祇神社の御神木ともいわれ、威風堂々としたたずまいに圧倒されます。
大山祇神社を訪れたら、宝物館も鑑賞してください。
多くの武将が奉納した甲冑や刀といった多くの武具が奉納され、全国で国宝・重要文化財に指定されている武具のうち8割が大山祇神社の宝物館にあるというから驚きです。本殿、拝殿、宝篋印塔なども重要文化財に指定されています。
【絶景スポットDATA】
大三島はしまなみ海道屈指のアートスポット。ところミュージアムもそのひとつで、約30点の立体作品を展示する現代アートの美術館です。
海を望むみかん畑の斜面を利用して建つため、展示室は階段状に連なります。一番下の段はバルコニーになっており、作品越しに見渡す瀬戸内海が何ともフォトジェニックです。
館内で見られるのは、サン・ピエトロ寺院大聖堂の門扉を14年かけて制作したことで世界的に知られるジャコモ・マンズー、日本の林範親、深井隆など、国内外で活躍する作家の作品。特に印象的なのが、アメリカで活躍するノエ・カッツの『キッシング・ドア』。入り口の自動ドアをアート作品にしたもので、ドアの開閉でキスをする仕掛けがユニークです。
【絶景スポットDATA】
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