鬼怒川の清流沿いに広がる一大温泉観光地。開湯は江戸時代で、当時は日光詣での僧侶や大名だけに利用が許されていたそうです。明治以降、一般にも開放され、昔も今も変わらず、やわらかい湯が疲れた体を癒してくれます。周辺の充実したテーマパークや日光江戸村などは、年齢問わず多くの人に親しまれています。

源泉データ

• 源泉数：32
• 泉質/泉温：アルカリ性単純温泉ほか／20～55℃
• 湯の特徴：無色透明、無味、無臭
• pH値：8.6（アルカリ性）
• 効能：アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬慢性湿疹、表皮化膿症など
• 飲用：不可

平安時代の開湯といわれる四万温泉は、上信越高原国立公園内にある静かな温泉。四万川上流の渓流に沿って広がる情緒あふれる温泉街は、郷愁を誘います。肌にやさしい湯は、飲用すれば胃腸に効くといわれ、随所に設けられている飲泉所も必見です。

源泉データ

• 源泉数：42
• 泉質/泉温：ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 ほか／25～80℃
• 湯の特徴：無色透明、無臭
• pH値：7.0～8.5（中性～アルカリ性）
• 効能：きりきず、健康増進、冷え性、慢性皮膚病など
• 飲用：可

江戸時代は松本藩の御殿湯として栄えた歴史のある湯処。今でも往時の風情と格式を感じさせる老舗旅館や、昔ながらの共同浴場が多く、松本・美ヶ原観光の拠点としても絶好の立地です。松本の奥座敷として親しまれた温泉街で湯の情緒を楽しみましょう。

源泉データ

• 源泉数：7
• 泉質/泉温：単純温泉ほか／49.9℃
• 湯の特徴：無色透明、無味、無臭ほか
• pH値：8.8（アルカリ性）
• 効能：神経痛、疲労回復、自律神経不安定症、不眠など
• 飲用：可

源氏山をはさんで、源頼朝もしばしば訪れたといわれている東側の古奈と、1907年の試掘によって発見された西側の長岡、2つの温泉を統合した伊豆長岡温泉は、素朴でしっとりとした湯の街。温泉は美肌や胃腸病に効果があるといわれ、昔から「飲泉の湯」としても知られています。

源泉データ

• 源泉数：40（集中管理）
• 泉質/泉温：アルカリ性単純温泉／60℃
• 湯の特徴：無色透明、無味、無臭
• pH値：9.1〜9.2（アルカリ性）
• 効能：神経痛、関節痛、冷え性、消化器病など
• 飲用：可

平家の落武者が隠れ住んだという逸話が残る福地の里。その静かな山里に湧く湯は、平安時代に村上天皇が療養に訪れたとも伝えられており、天皇泉とも称される名湯です。風情を感じさせる民芸調の飛騨造りの和風宿が並び、奥飛騨のなかでもとりわけ高い人気を誇ります。

源泉データ

• 源泉数：14
• 泉質/泉温：炭酸水素塩泉ほか／～78℃
• 湯の特徴：無色透明、独特の味、ほのかな硫黄臭
• pH値：6.61～7.9（中性～弱アルカリ性）
• 効能：＜単純温泉＞リウマチ、動脈硬化症など、＜炭酸水素塩泉＞慢性胃腸病など
• 飲用：不可（一部可、施設により異なる）

風光明媚な英虞湾に面した自然いっぱいのリゾート地に湧く温泉。ホテルに併設された温浴施設「恵みの湯」では、自家源泉の「潮騒の湯」のほか、ミキモト コスメティックとコラボレーションした「真珠の湯」と「合歓の木湯」が楽しめます。

源泉データ

• 源泉数：1
• 泉質/泉温：ナトリウム-塩化物泉／37.2℃
• 湯の特徴：無色透明、無味、無臭
• pH値：7.47（中性）
• 効能：きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
• 飲用：不可

七尾湾と能登島を望む景勝地で、海岸沿いを中心に発展した能登半島最大を誇る湯処です。開湯は今から約1200年前、一羽の白鷺が湯だまりで傷を癒していたところを漁師が発見したと伝えられています。今では個性を競う豪勢な温泉旅館がひしめきあう、能登の一大温泉地です。

源泉データ

• 源泉数：5
• 泉質/泉温：ナトリウム・カルシウム-塩化物泉／89.1℃
• 湯の特徴：無色透明、ほのかな塩味、無臭
• pH値：7.66（弱アルカリ性）
• 効能：神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、冷え性、切り傷、慢性皮膚病など
• 飲用：可