奈良【ならまち】町家レストラン&カフェ! 素敵な空間で美食ランチ!
どこか懐かしい落ち着いた空間で、奈良の食材を使ったほっとする料理をいただく。新旧の魅力が入り交じったお店で過ごす、素敵なひととき。...
近鉄奈良駅と奈良公園の間にある「ならまち」。
世界遺産の元興寺を中心に風情ある町並みが残っており、ぶらりと散策するのにピッタリ。
どこか懐かしい、寺社や町家建築が点在するエリアを、心引かれる景観やショップが集まる路地の散策をのんびり楽しんでみましょう。
こちらの記事では、3つのエリアに分かてオススメスポットをご紹介します。
創業は江戸時代 歴史ある老舗の味
吉野に本店をおく平宗は、150年間この素 朴な寿司をていねいに作り続けている。米は地元奈良県産のヒ ノヒカリを使用、秘伝の酢でまろやかな風味を醸し出す。文豪・谷崎潤一郎も絶賛した名店だ。
寿司に胡麻豆腐、茶粥、葛切りなどが付く、八重桜3878円
上質素材の和のおいしさ
吉野の極上本葛と丹波小豆のこし餡で作る代表銘菓みよしの(葛焼き)は、やさしく溶けるような口あたりが人気。赤膚焼や奈良漆器などの器が楽しめるのも嬉しい。
店主おすすめのお抹茶セット(葛焼き)
和菓子のコース(3300円・要予約)もあり
元興寺近くにたたずむ和菓子店。店内には見事な階段箪笥が
職人の技が光る手ぬぐい
職人がていねいに染め上げる手ぬぐいは、奈良の風景や行事をかたどったモダンなオリジナルデザイン。バッグなど手ぬぐいを使った小物も好評。
手ぬぐい「ASURA」(白) 2200円。仏旗色の阿修羅をデザインした手ぬぐい
手ぬぐい「飛火野」各1980円。本染めで鮮やかな色使いのオリジナル商品
色鮮やかな手ぬぐいや小物が並ぶ店内
旬の素材を生かしたメニュー
季節の野菜や果物、穀物など店主みずから厳選した食材を使ったメニューが自慢。農園から届く紅玉のパイ、そば粉のパンケーキなどスイーツは15種ほど。朝は3種の朝食、昼は13種のランチメニューが楽しめる。
長野から取り寄せるリンゴを使う、紅玉リンゴの焼きたてパイ600円
奈良出身の店主が信州の自然で暮らした経験をもとに開いたカフェ
和紙をかわいくアレンジ
店内には和紙や和紙製品、美術工芸品が豊富に並ぶ。風景や人形を描く切り絵など、和紙ならではの質感を活かした雑貨が人気。
オリジナル絵葉書(3枚)330円。優しい風合いで五色鹿が描かれている
奈良のぽち袋(5枚入)330円。裏表それぞれに五色鹿のイラスト入り
竹紙張り子2750円。陶芸家の向坂典子さんによる、やさしい表情の張子鹿
元は紙問屋だった老舗
庶民信仰に支えられた古刹
平城遷都にともなって飛鳥から現在の地に移築された。奈良時代は東大寺や興福寺と並ぶ大寺院で、猿沢池の南端から現在のならまち一帯は元興寺の旧境内だった。1998年に世界遺産に登録されている。
本堂の極楽堂。東向きに建ち、西方浄土を拝する浄土信仰の特色を示す
東大寺西南院四脚門を移築したとされる東門
街の人々の暮らしを学ぶ私設資料館
仏像や江戸から明治にかけての生活民具、古い商家の絵看板などの品々を展示している。売店では庚申さんと知られる「身代わり申」のお守りを販売。吉祥天立像が祀られていることから吉祥堂とも呼ばれる。
大きな「身代わり申」が目印
懐かしい昔の佇まいが残る
生活に溶け込む蚊帳グッズ
大正10(1921)年創業の蚊帳専門店。のれんやふきんなど、奈良の名産品である蚊帳生地で作る多彩な小物がそろう。
ならまちふきん各460円。厚手加工されている手ざわりのいいふきんは店舗限定品もある
蚊帳生地で作ったのれんは涼しげ
移りゆく季節を盛る大和の伝統料理
50年以上慣れ親しんだ興福寺のおひざ元から、ならまちへ移転 。季節を上品に盛りつけた茶がゆ弁当が楽しめる。緑茶でさらりと炊き上げた茶がゆは、仕上げに振りかけられた緑茶が香り高い。古美術品の器で供される茶がゆ懐石(要予約)もある。
緑茶の茶がゆに約13種類のおかず、わらび餅などが付く、茶がゆ弁当
ゆったりとして落ち着ける店内
老舗が生み出す奈良らしい創作菓子
徹底した素材選びとていねいな仕事で奈良にちなんだ和菓子を提供。大和茶、小豆 、白味噌で彩り豊かな3色の奈良町だんごが人気。
わらび餅、大和茶わらび餅、求肥と自家製あんが盛られた六坊。
お抹茶セット(写真)1430円、単品(ほうじ茶付)800円、テイクアウトは500円
創業約100年の老舗
たくさんのお守り猿が下がるお堂
ならまちに伝わる庚申信仰の拠点で、無数に吊るされた赤いお守り「身代わり申」が病気や災難を代わりに受けてくれるという。
町なかにたたずむ小さなお堂
屋根の上ではユーモラスな猿たちが見守る
吉野本葛を贅沢に使うオリジナル甘味
吉野本葛100%で作る葛きり、葛もちを中心に葛もち入りぜんざいやしるこを提供。季節限定メニューとして葛もち入りかき氷などもある。
もっちりやわらかいできたてに黒蜜ときな粉をつけて味わう葛もち980円
自家製餡のぜんざいに本葛もちを入れた葛ぜんざい930円
築160年以上という風格ある建物。庭を望む座敷でゆったりとくつろげる
縁結びの人気スポット
祟り神を鎮める「御霊会」を催したことが始まり。西紀寺町の崇道天皇社とともに南都二大御霊社とされる。境内の出世稲荷社は縁結びの神様として知られ、かわいらしい「恋みくじ」が人気。
真っ赤な鳥居が目印
伝統的町家の粋を楽しむ
江戸から明治時代にかけてならまちに多かった伝統的な町家を細部まで忠実に再現。深い奥行の建屋に入ることができ、土間や中庭、箱階段などで当時の生活を体感できる。
ならまちの伝統的な町家は間口が狭く、奥行が深い
ならまちの南の玄関口にある複合私設
人気のカフェ&雑貨店「くるみの木」による、日本や奈良の食や生活文化を発信する複合施設。それぞれ役割をもつ、繭、囀、竈の3棟がある。
■繭(まゆ)
奈良の観光・ショップ情報が収集できる観光案内所。
電話:0742-94-3500/営業時間:9:00~17:00 /休日:無休
■囀(さえずり)
季節の果物を使ったデザートやドリンクをゆっくり楽しめる喫茶室。
電話:0742-94-9700/営業時間:12:00~16:30 /休日:水曜 /カード:可
■竈(かまど)
本物の竈を使って炊き上げるご飯と、奈良の食材や季節の野菜が味わえる食堂。
電話:0742-94-5520/営業時間:11:00~16:00/休日:水曜/カード:可(物販のみ)
調味料や道具も販売するグローサリー
大正時代の邸宅を活用した「繭」
地蔵信仰で名高い寺院
古くは元興寺の子院だったといわれ、中世の住宅を思わせる国宝の本堂に本尊を安置する石造りの厨子・石仏龕がある。ほかに南門や十三重石塔、興福寺曼荼羅石など見どころも多い。
雅なたたずまいの本堂の奥に石仏龕があり、本尊を安置している
重要文化財の南門
懐かしさを感じるやさしい味わい
築90年の民家をカフェに。趣ある家具やレトロな器に囲まれた穏やかな時間が流れるなかで、コーヒーやチャイ、ケーキなどが楽しめる。自家製チキンカレーはランチにおすすめ。
自家製バニラアイスたっぷりのキャラメルみかんパフェ550円
作家ものの雑貨なども扱う
懐かしい米飴の風味をかわいい金平糖で
米を麦芽で糖化して作る米飴、「御門米飴」が看板商品。昔ながらの製法で作るこの米飴を使った金平糖が手軽なみやげとして人気。
安政元(1854)年創業の砂糖専門店
約15種類の金平糖を販売する
奈良育ちの食材を生かした逸品
ならまちの古民家で大和牛や大和野菜など、奈良県産の食材を使ったフランス料理が楽しめる。趣ある町家の非日常的な空間でここちよい時間を満喫。
奈良の食材を使ったさまざまな味が楽しめる華やかなひと皿
築100年以上の町家になじむアンティーク家具も配置
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まっぷるの奈良、山陰地方を担当。担当エリア以外にもオモシロネタを発信します!