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三陸鉄道を各駅停車でめぐる旅 個性ある駅舎をめぐってみよう! 画像:PIXTA

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2023年5月22日

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三陸鉄道を各駅停車でめぐる旅 個性ある駅舎をめぐってみよう!

岩手県の三陸海岸沿いを走る、3色のシンボルカラーをまとった三陸列車。
NHKの朝の連続ドラマ小説にも登場し、全国的にも有名になりました。

久慈駅から盛駅までの約163kmには、海を望む絶景やトンネルの先に光る緑、人々に愛される個性的な駅舎など、心落ち着く景色が広がります。

景色のほかにも、途中下車し道の駅への寄り道も旅の醍醐味。
三陸の海の幸がまっています。
海と山と人をつなぐ偉大なるローカル線「三陸鉄道」に乗って、のんびり鉄道の旅に出かけてみませんか?

三陸鉄道とは?

三陸鉄道とは?

日本最初の第三セクターとしてスタートした三陸鉄道。2019年3月に、JR東日本から山田線の経営を移管され、従来の南リアス線、北リアス線とつながり、新たに「リアス線」として生まれ変わりました。青・赤・アイボリーの3色の一般車両のほかに、「震災学習列車」や「こたつ列車」などのイベント列車も走行しています。三陸鉄道の各駅には、それぞれ愛称がついていて、ホームから太平洋を見渡せる駅や歴史を感じられる駅舎など見どころも満載です。

三陸鉄道路線図

三陸鉄道の楽しい「イベント列車」をチェックしよう

震災学習列車
列車に乗りながら、震災当時や被災地の今について学ぶことができる列車です。ガイドさんに説明されながら、これからの地域の防災・減災について考えていきます。

こたつ列車
三陸鉄道冬の名物「こたつ列車」。列車の座席がこたつ仕様となり、くつろぎながら鉄道旅へ。また、沿岸北部に伝わる「なもみ」の登場は大好評で、「うに弁当」などの海鮮が楽しめるお弁当も予約できるので要チェック。

【三陸鉄道を各駅停車でめぐる旅】モデルコース

絶景と海の幸を求めて 久慈駅~宮古駅

三陸鉄道の久慈駅から盛駅まで旅するのは、列車に乗り続けて約4時間半から5時間近い長旅。のんびり列車に揺られながらもいいけれど、実際に降り立ってみたい。そんな人におすすめなのが久慈駅から宮古駅の区間。41駅ある中の18駅に、ぎゅぎゅっと三陸の魅力が詰まっています。絶景からレア弁当、おみやげまで三陸鉄道(約)2分の1鉄旅をご紹介!

①久慈駅
「さんてつ旅」のスタート。ここでは「うに弁当」をGET!

2駅約13分

②陸中野田駅
道の駅のだで名物「のだ塩ソフト」を

3駅約15分

③堀内駅
太平洋の絶景をホームから

④大沢橋梁
青い海と漁港のベストショットを

3駅約21分(堀内から田野畑)

⑤田野畑駅
花のイラストがかわいい駅舎

9駅約47分

⑥宮古駅
「さんてつ旅」のゴール。三陸のおみやげはここで

【三陸鉄道を各駅停車でめぐる旅】①久慈駅

【三陸鉄道を各駅停車でめぐる旅】①久慈駅

NHKの朝ドラにも登場している久慈駅は、「琥珀いろ」という愛称で呼ばれ、「琥珀とやきものと海女の町」として知られています。駅内売店の「三陸リアス亭」で販売されている一日20食限定の「うに弁当」を買って旅をスタートしましょう。

「うに弁当」は一日限定20食なので予約が安心

余裕があれば「小袖海岸」に足を伸ばすのも。「つりがね洞」などの奇岩が織りなす景色は圧巻(車で35分ほど)

【三陸鉄道を各駅停車でめぐる旅】②陸中野田駅

【三陸鉄道を各駅停車でめぐる旅】②陸中野田駅

愛称は「ソルトロード」。ホームにはその昔、塩を運んでいた「塩ベゴ」の絵が描かれています。道の駅と一緒になっている珍しい駅で、すっきりとした甘さが特徴の「塩ソフト」は旅のお供にぴったり。

道の駅のだの「のだ塩ソフト(350円)」

【三陸鉄道を各駅停車でめぐる旅】③堀内駅

【三陸鉄道を各駅停車でめぐる旅】③堀内駅

堀内駅は高台にあり駅から太平洋が望めます。一つ手前の野田玉川駅から堀内駅の間にある「安家川橋梁」では、日中橋の上で一時停止または徐行され、約33メートルの高さから太平洋のパノラマを一望できます。愛称は「義経の祈り」。

国鉄型駅名標も残る

 

【三陸鉄道を各駅停車でめぐる旅】④大沢橋梁

【三陸鉄道を各駅停車でめぐる旅】④大沢橋梁

堀内駅と白井海岸駅の間にある「大沢橋梁」は絶景ポイントとして知られ、こちらも日中は橋の中間で一時停止や徐行してくれます。カメラを準備して絶景に備えましょう。

大沢橋梁を見下ろせる「堀内大橋」には歩いて15分ほど

【三陸鉄道を各駅停車でめぐる旅】⑤田野畑駅

【三陸鉄道を各駅停車でめぐる旅】⑤田野畑駅

駅舎のお花イラストがかわいい田野畑駅。宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」から「カンパネルラ田野畑駅」と名付けられました。

駅のスタンプは旅の思い出に…

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