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国内の電車旅へGO! 2020年夏のオススメ観光列車5選

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日:2020年7月30日

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国内の電車旅へGO! 2020年夏のオススメ観光列車5選

新型コロナウイルスの影響により、春には多くの列車が運休していましたが、徐々に列車のダイヤも復活してきました。鉄道事業者も、車内の消毒や換気、関係者の検温を徹底しています。
JR西日本のようにウイルス除去機能を持つ空気清浄機の導入を進めるなど、対策を強化しているところもあり、国内旅行に出かけられる環境は整いつつあります。

今回は、夏休みにおすすめの観光列車を、車内の感染防止対策とともにご紹介します。

各社さまざまなコロナ対策を実施

<画像提供:JR西日本>
JR西日本では、ウイルス除去機能を持つ空気清浄機の導入を進めている

移動自粛によって旅行需要が激減し、「観光列車」もその多くが運休していましたが、7月に入って続々と運転再開のニュースが発表されはじめました。

観光列車は眺めのいい場所を走るだけでなく、ガイドやアナウンスで土地の文化や食事を楽しめるも嬉しいポイント。観光列車に乗っている間にも、充実した旅時間を過ごせるのです。

車内消毒の様子(JR四国の動画)

※料金や運行時間などは時期によって変わることがあります。最新情報は、随時公式ページをご確認ください。

2020年夏・おすすめの観光列車5選

2020年夏・おすすめの観光列車5選
写真:123RF車窓から新緑を眺められるのはこの時期ならでは

今回ご紹介する観光列車は5つ。自然の中を走り抜けるSLやトロッコ列車、地元ならではの食材を楽しめる食堂車、7月にデビューしたばかりの列車など、楽しみ方が満載です!

オススメ列車その① 東武鬼怒川線「SL大樹」(栃木県)

オススメ列車その① 東武鬼怒川線「SL大樹」(栃木県)
<画像提供:東武鉄道>SL大樹の走行風景 

7月4日に運行を再開したばかりのSL大樹は、東武鬼怒川線・下今市駅から鬼怒川温泉駅まで、鬼怒川沿いを走ります

SLが好きな方は「蒸気機関車は生きているようだ」といいますが、腹の底に響くような蒸気の音は、確かに生命力を感じるような気がします。長い「STAY HOME」で疲れた体に、その響きが染み渡ることでしょう。

<画像提供:東武鉄道>鬼怒川温泉駅 転車台

機関車を近くで見たい方は、始発点・終点でもある下今市駅や鬼怒川温泉駅へどうぞ。SLや転車台(機関車の向きを変えるターンテーブルテーブル)を見学できるように、広場が開放されていますよ。

★SL大樹のコロナ対策

<画像提供:東武鉄道>
ソーシャルディスタンスに配慮した旅行パックもある

SL大樹では新型コロナウイルス感染拡大を防止するために、アテンダントの案内を車内放送のみにしたり、席数を減らしたりなどの対策をとっています。
また、東武グループの「東武トップツアーズ」では、以下のような対応をとった旅行パックを発売しています

  • 観光列車が出発する始発駅に向かうまでの特急
    2人利用でも特急「スペーシア」ボックス席を利用。他の乗客と隣り合わせることがない。
  • 宿泊施設
    夕食は部屋食や個室など、他の客と別空間で食事がとれる。

旅行には行きたいけれどコロナの影響がまだぬぐいきれないこの時期、このような対策をしてもらえると安心感が増しますね!

■鬼怒川線 下今市駅
住所 栃木県日光市今市1110

【SL大樹】
運行区間:東武鉄道鬼怒川線 下今市駅~鬼怒川温泉駅
営業期間:通年
運行時間:1日2往復 時刻はホームページをご覧ください。
運行運行日:土日祝日を中心に運行/詳細は東武鉄道「SL大樹」公式ホームページをご確認ください
料金:大人760円/小児380円
※別途、乗車区間の運賃が必要です。下今市~鬼怒川温泉 260円

オススメ列車その② トロッコわたらせ渓谷号(栃木県~群馬県)

オススメ列車その② トロッコわたらせ渓谷号(栃木県~群馬県)
<画像提供:わたらせ渓谷鐵道>渡良瀬川をさかのぼる「トロッコわたらせ渓谷号」

通称「わ鐵(てつ)」こと、わたらせ渓谷鐵道の「トロッコわたらせ渓谷号」は、渡良瀬渓谷の眺めを楽しむことができる観光列車です。

歌で有名な「渡良瀬橋」の50kmほど上流までくると、深い渓谷をさわやかな風が駆け抜けます。

<画像提供:わたらせ渓谷鐵道>
「トロッコわたらせ渓谷号」の車内

トロッコ車両はガラス窓がなく、開放的。吹き込む風が肌にふれて心地よく、自然と「3密」も防げます。

沿線には足尾銅山観光や水沼駅温泉センターなど、立ち寄りたいスポットがいっぱい!
神戸駅「列車のレストラン清流」では知られざる駅弁、「やまと豚弁当」などもあり、地元ならではの食を楽しむこともできますよ。

★トロッコわたらせ渓谷号のコロナ対策

<画像提供:わたらせ渓谷鐵道>
わ鐵布マスク

コロナ対策に欠かせない「マスク」ですが、家に忘れてきたり、どこかで落としたりすることもありますよね。わ鐵ではそんな時でも安心して乗車できるよう、ロゴマークやイメージキャラクター「わっしー」と「わ鐵」の2種類の刺繍が入った布マスクを販売し、乗客のマスク着用を徹底しています。お土産にしても喜ばれそうですね!

もう一つのトロッコ列車「トロッコわっしー号」の運行再開は8月を予定しています。2020年7月現在で全体の運行数は少なくなっていますが、車内の消毒などのコロナ対策を念入りに行っているそうです。

■大間々駅
住所 群馬県みどり市大間々町大間々1375番地

【トロッコわたらせ渓谷号】
運行区間:わたらせ渓谷鐵道 桐生駅~間藤駅
運行時間:休日を中心に運転
運行日:不定休(日曜日は運行)
料金:トロッコ整理券=大人520円/小児260円
※別途、乗車区間の運賃が必要です。桐生~間藤間 1,130円

オススメ列車その③ 明知鉄道 食堂車(急行「大正ロマン号」に併結)(岐阜県)

オススメ列車その③ 明知鉄道 食堂車(急行「大正ロマン号」に併結)(岐阜県)
<画像提供:明知鉄道>明知鉄道「寒天列車」車両

急行「大正ロマン号」に併結される明知鉄道の食堂車は、1日につき下り1本運行されています。「枡酒列車」「じねんじょ列車」など、季節ごとに列車名とメニューが変わります。秋の「きのこ列車」ではきのこご飯が評判で、あまりの美味しさに7杯おかわりした人もいたのだとか!

<画像提供:明知鉄道>
食堂車の車内

豪華な観光列車も増えている中、明知鉄道の食堂車はとてもシンプルな作り。地域の食材をふんだんに使った料理を提供したり、地元の方々が温かくもてなしてくださったりと、ここまで地元に密着した観光列車はなかなかありません。

戦国時代の武将・明智光秀ゆかりの地でもある明智駅近くの「大河ドラマ館」や、山岡駅の「寒天資料館」(細寒天の国内生産量の7割がこの地域で生産されている!)や「森の列車カフェ」も是非寄りたいところです。

<画像提供:明知鉄道>
「寒天列車」で提供される食事

★明知鉄道(岐阜県)のコロナ対策

車内は常時換気されていますが、食堂車に使用される車両の窓は開閉可能なタイプであるため、希望すれば窓を開けることも可能です。
また、運行再開にあたり、定員を通常の6割ほどに設定して乗客同士のスペースを広く保っています。

■恵那駅
住所 岐阜県恵那市大井町神ノ木(無番地)

【明知鉄道 食堂車】
運行区間:JR中央本線・明知鉄道 恵那駅~明知鉄道 明智駅
営業期間:通年
運行時間:恵那駅出発12時25分/明智駅到着13時19分
運休日:月曜日(祝日の場合は運行)
料金:寒天列車5,500円/じねんじょ列車4,500円/おばあちゃんのお弁当列車2,500円/きのこ列車5,500円 (往復の運賃を含む)

オススメ列車その④ 近鉄 南大阪線・吉野線「青の交響曲(シンフォニー)」(大阪府~奈良県)

オススメ列車その④ 近鉄  南大阪線・吉野線「青の交響曲(シンフォニー)」(大阪府~奈良県)
<画像提供:近畿日本鉄道>大阿太駅近辺を走行する「青の交響曲(シンフォニー)」 

奈良県・吉野といえば、後醍醐天皇が朝廷(南朝)を開いた場所としても知られる歴史深い場所。多くの寺院やパワースポットがある歴史の里・吉野へ向かうなら、近鉄の南大阪線・吉野線で運行されている観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」に是非乗りたいものです。

吉野の郷土料理、歴史や文化、桜や川をはじめとする美しい自然と、この列車が調和しながら走るというイメージから、「青の交響曲」と名付けられたのだとか。

吉野は桜の名所としても知られている。金峯山寺周辺から見た吉野駅

近畿日本鉄道「大阪阿部野橋駅」から「吉野駅」までは約80分の旅。
景色を切り取る額縁のような、ラウンジ車両の細長い窓から眺める景色は、季節ごとの美しさを鑑賞できます。

<画像提供:近畿日本鉄道>
季節のオリジナルケーキセット(写真は2020年夏シーズン発売のもの)

この列車で特筆すべきは数々のオリジナルスイーツ達!
大阪マリオット都ホテル料飲部ペストリー料理長・赤崎哲朗氏が考案した季節のオリジナルケーキセットや、老舗の柿専門店が手掛けた柿スイーツセットなど、吉野の山の幸が奏でるハーモニーを、流れる景色とともに味わいましょう。
上品で落ち着いたインテリア、一流スイーツなど、コンセプトどおり「上質な大人旅」を提供してくれます。

★近畿日本鉄道のコロナ対策

2府3県に広い路線網を持つ近畿日本鉄道(近鉄)では、全車両を対象として車内全体に効果が持続する抗ウイルス・抗菌加工等の取組みを行なっています。この対応には6月下旬から9月までかかるそうですが、「青の交響曲」は対応済だそう。
ウイルスの脅威が続く中でも安心して乗車できるよう、ひたむきな努力が続けられています。

【近畿日本鉄道「青の交響曲」】
運行区間:近鉄 南大阪線・吉野線 大阪阿部野橋駅~吉野駅
営業期間:通年
運行時間:大阪阿部野橋10時10分発・14時10分発/吉野12時34分発・16時04分発(1日2往復4便)
運行日:原則水曜日を除く毎日運行
運行カレンダー:青の交響曲 運行カレンダー
料金:大人普通運賃+730円(特急料金520円+特別車両料金210円/小児普通運賃+370円(特急料金260円+特別車両料金110円)/片道普通運賃 大阪阿部野橋〜吉野 大人990円・小児500円

オススメ列車その⑤ JR四国「伊予灘ものがたり」(愛媛県)・「志国土佐 時代(とき)の夜明けのものがたり」(高知県)

オススメ列車その⑤ JR四国「伊予灘ものがたり」(愛媛県)・「志国土佐 時代(とき)の夜明けのものがたり」(高知県)
<画像提供:JR四国>下灘駅に停車する「伊予灘ものがたり」

JR四国の観光列車で人気が高いものといえば、JR予讃(よさん)線の「伊予灘ものがたり」でしょう。

その名の通り伊予灘(瀬戸内海)の眺めが素晴らしい沿線には、ドラマ『HERO』のロケ地で知られる下灘駅や、道路併用の可動橋・長浜大橋(開閉を車内から見学できるコースあり)など、車窓は見どころ満載!

また、この列車は幕末の志士・坂本龍馬が脱藩の際に通った肱川(ひじかわ)沿いを走ります。龍馬の故郷、土佐国で運行開始した観光列車も紹介しましょう。


<画像提供:JR四国>
「志国土佐 時代(とき)の夜明けのものがたり」車両。安和駅にて

2020年春に運行開始予定だった観光列車、「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」のデビューは7月にずれ込みましたが、沿線は酒蔵が立ち並ぶ歴史の街・佐川や、カツオの街・久礼(初秋に2週間ほどしか出回らない「新子ガツオ」はおすすめ!)など、見どころもたっぷり。

<画像提供:JR四国>
1号車「Kurofune」(クロフネ)の車内。

★「伊予灘ものがたり」「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」のコロナ対策

「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」では、対面式の「高知家の団らんシート」を両窓側に向ける改修を行いました。
大きなテーブルを囲むシートで楽しめないのは残念ですが、龍馬が脱藩で越えた山なみや、川面に石を投げて飛ばす「仁淀川国際水切り大会」で知られる波川公園もしっかり見ることができますよ。

【松山駅】
住所愛媛県松山市南江戸1丁目

運行区間:大洲編・双海編 JR予讃線 松山駅~伊予大洲駅/八幡浜編・道後編 JR予讃線 松山駅~八幡浜駅
営業期間:通年
運行時間:松山駅出発8時26分/伊予大洲駅到着10時27分、松山駅出発16時05分/松山18時17分
運休日:なし(年末年始は運休)
料金:大洲編・双海編 1,970円(運賃970円、料金1,000円)/八幡浜編・道後編 2,300円(運賃1,300円、料金1,000円)/食事予約の場合はプラス 大洲編2,600円、双海編・八幡浜編5,000円、道後編 3,100円

【高知駅】
住所 高知県高知市栄田町二丁目

運行区間:JR土讃線 高知駅~窪川駅
営業期間:通年
運行時間:立志の抄(下り)高知駅12時04分発/窪川駅14時43分着、開花の抄(上り)窪川駅15時10分発/高知駅17時56分着
運休日:月~木曜日(金土日祝日運行)
料金:高知〜窪川 乗車券1,470円、特急グリーン料金2,500円 計 3,970円/食事予約はプラス 立志の抄5,000円、開花の抄5,000円

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