【島根】穴場のおでかけスポット30選 コロナ禍でも安心して楽しめる!
「週末は、島根の定番スポットへ遊びに行こう!」 とても魅力的な誘いですよね、わかります。 ですが、定番スポット→みんなが行きたい→混み合う場所であることを忘れてはいけません。 コロナ禍の昨今、少...
更新日:2021年6月19日
島根県は、日本海に沿って細長く連なる山陰地方に位置します。
日本海や宍道湖などの自然が広がり、山海を舞台とした景観美やレジャーが楽しめる観光スポットのほか、土地ごとの恵みを生かしたグルメも見逃せません。
また、明治維新にかかわった偉人にゆかりのある萩や、石見銀山など歴史情緒たっぷりの観光スポットも点在。
出雲神話にもとづいた縁結びスポットも多く、ご利益を求めて全国からたくさんの人が訪れます。
島根旅行に出かける前に、各エリアの位置関係を把握して楽しい旅の観光プランを立てましょう!
まずは主要観光エリアの位置関係を把握しましょう。
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観光エリアの位置を把握した後は、島根の魅力をギュッとつめ込んだ動画で、島根観光のポイントを押さえましょう!
日本海に沿って長く連なる山陰地方は、日本海からの季節風の影響で比較的曇りや雨の日が多い。
気温は東京とほぼ同じくらいだが、冬は積雪や凍結がしばしば。
日本海をはじめ、宍道湖などの自然が広がっている。
海や山を舞台にした遊びや景観、土地ごとの恵みを生かしたグルメなどが大きな楽しみ。
『古事記』や『日本書紀』に登場する神話の舞台が数多い。
出雲神話にもとづいた縁結びスポットが多く、ご利益を求めて全国からたくさんの参拝者がやって来る。
銀産出で栄えた石見銀山、水路を鯉が泳ぐ城下町・津和野などは歴史情緒がたっぷり。目的地を絞ってじっくり町並み散策を。
出雲大社は良縁祈願に全国から参拝者が集まる縁結びの聖地。出雲大社を中心に、松江の縁結び神社や観光名所めぐりを楽しもう。
島根の基本情報をチェックしたら、次はエリアの位置関係や特徴を押さえておきましょう。各エリアのおすすめ観光スポット、人気のグルメスポットもあわせて紹介するので、行き先に迷っている方は必見です!
縁結び神社などのパワースポットが集まる
全国的にも有名な出雲大社をはじめ、縁結びにご利益のある古社が集まるエリア。国宝松江城がある、松江の城下町も人気の観光地のひとつ。玉造温泉は女子にうれしい美肌の湯として名高い。出雲そばなどご当地グルメにも注目。
関ヶ原の戦の功績により出雲・隠岐の大守となった堀尾吉晴が慶長16(1611)年に築城。天守に千鳥が羽を広げたような形の破風が用いられており、「千鳥城」とも呼ばれる。4重5階、地下1階の造りで、最上階からは松江の街や宍道湖が一望できる。
縁結びの神として名高い大国主大神を祀り、年間約200万人もの参拝者が訪れる神社。平成25(2013)年に「平成の大遷宮」のひとつの節目とされる本殿遷座祭が斎行され、全国からいっそう良縁を求めにくる人が増えている。
ヤマタノオロチ退治で名高い素盞嗚尊と稲田姫命がこの地で夫婦生活を始めたという故事にちなみ、二神を祀る縁結びの神社として知られる。稲田姫命が水を飲み、姿を映したといわれる鏡の池や、愛の象徴とされる夫婦椿などの良縁スポットが多数。宝物収納庫には二神の姿を描いた壁画がある。
神の湯と称えられた玉造温泉の奥にある神社。三種の神器「八坂瓊の勾玉」を作った玉作りの神様、櫛明玉命とともに、玉造温泉を発見した大名持命と少彦名命を祀る。境内の奥に願い石(真玉)と呼ばれる石があり、社務所で授かる叶い石を重ね合わせて祈ると、願い事がかなうといわれる。
現在の社殿は、徳川三代将軍の家光によって着工以来10年もの歳月をかけて建てられた権現造り。国の重要文化財に指定されている。周辺には、日御碕海岸や灯台がある。
全国的には神無月と呼ばれる旧暦の10月だが、出雲では神有月と呼び、全国の神々が出雲に集まるという。神々はこの浜から出雲に上陸すると伝えられ、旧暦の10月10日には神迎神事が行われるパワースポットとして知られる。
石積みの灯台としては日本一の高さ43.65mを誇る。明治36(1903)年に初点灯。外壁は石造り、内壁はレンガ造りの二重構造で、内部の見学も可能。
小泉八雲や田山花袋など多くの文人墨客に愛された宍道湖の夕日は様々に表情を変え夕景の美しさは絶景。日本夕陽百選にも選定され「水の都松江」の象徴だ。
かつて中級武士の屋敷が建ち並んでいた場所。500mほどの通りの中ほどに塩見小兵衛の屋敷があったことから、この辺りを塩見縄手と呼ぶようになった。黒板塀の侍屋敷と堀端に連なる老松が見せる風景は美しく、日本の道100選に選ばれている。
明治24(1891)年の約5か月間、八雲がセツ夫人と新婚生活を送った武家屋敷。母屋の三方には日本庭園があり、八雲は中央の部屋から3つの庭を眺めるのが好きだったそう。彼の著書にこの庭や屋敷が登場する。屋敷の一部公開。
国宝・松江城の内堀・外堀、一周約3.7kmを50分かけてめぐる遊覧船。塩見縄手や椿谷など城下町の歴史と自然を色濃く残す景観が次々と現れ、船頭さんが名調子で楽しませてくれる。1日乗り放題なので、途中下船して町歩きの移動手段としても便利。雨や雪の場合も屋根があるので安心して乗れるが、運休やコース変更もあるので要確認。冬場はこたつ船も登場。
安来ICから車で約10分。創設者、故足立全康の出身地に建ち、目をみはるほどの美しい日本庭園と名画が調和する美術館。日本の美を極めた至極のコレクションがここにそろう。
水を描いた国内外の絵画や、版画、工芸、写真などを収集、展示する美術館。無料開放された湖側が全面ガラス張りのエントランスロビーやレストラン、野外彫刻が並ぶ湖畔から見事な宍道湖の景観が望める。
出雲大社に隣接する大型博物館。わかりやすい展示と映像で、古代出雲の歴史が学べる。荒神谷遺跡の358本の銅剣(国宝)や加茂岩倉遺跡で発掘された39個の銅鐸(国宝)は見ごたえあり。また『古事記』や『出雲国風土記』に記された神話を、わかりやすく大迫力の映像で楽しめる神話シアターもある。
旧日本銀行のレトロな建物を改装した観光施設。館内には和菓子、彫金、お香などさまざまなモノ作り体験ができる工房、おしゃれな雑貨やみやげを扱うショップ、飲食店などが集まる。
設計にも工夫を凝らした情緒的な3つの大浴場と貸切風呂で湯の癒しを満喫。日本海の幸、宍道湖七珍、しまね和牛を使った名物の会席「出雲本膳」や巫女服の体験サービスはここならではの楽しみ。
昭和4(1929)年創業。出雲大社の御用達として知られるそば店。そばはひきたて、打ちたて、ゆでたての“三たて”にこだわる。そばつゆはウルメイワシと日高昆布を使ったこっくり甘めの味わいだ。釜揚げそばもおすすめ。
江戸時代後期から約220年も続く出雲そばの老舗。地元出雲の玄そばを中心に国産そばを丁寧に石臼引きし、香り高くコシの強い麺が特徴だ。ウルメイワシからとった伝統のつゆは、さっぱり上品な味わい。
米穀店が営む和食店。甘みのある奥出雲産コシヒカリに、島根和牛や日本海の幸といった地元食材を組み合わせた丼メニューが人気を集める。
出雲ぜんざいを全国に広める「出雲ぜんざい学会」のアンテナショップ。大粒の大納言小豆を使用。甘辛の両方を楽しむために塩味を効かせ、汁が多いのが特徴だ。白玉や焼き餅など具材もバリエ豊か。
松江歴史館内の無料スペースにある茶房。現代の名工伊丹二夫氏が和菓子づくりを実演。日本庭園と国宝松江城を眺めながら、つくりたての和菓子をいただける。
出雲大社二の鳥居(木の鳥居)が目の前にある複合ショップ。縁結びグッズからご当地グルメまで出雲のいいものが何でもそろう。
縁結びにちなんだグッズやスイーツをはじめ、山陰の特産品や土産品なども並び、みやげ選びが楽しい店。無料休憩所を併設。同じ神門通りに姉妹店の「神門通り南店」もある。
玉造温泉水を配合したオリジナルのスキンケア商品を展開するショップ。石けんやエッセンスローション、クリアゲルなどラインナップが充実。
世界遺産見学と湯どころでのんびり旅
山陰の世界遺産第1号である石見銀山がある。往時の面影を残す銀採掘の坑道跡やノスタルジックな町並みを散策しよう。また、シロイルカに会える大型水族館も要チェック。たくさん遊んだあとは、温泉地でゆったり過ごしたい。
火山活動によって形成された三瓶山。室の内と呼ばれる低地を囲むように、男三瓶、女三瓶など6つの峰が環状に連なり、周辺ではキャンプ、山登り、ウォーキングなどが楽しめる。男三瓶山北麓から室の内にかけて、天然記念物の三瓶山自然林が広がる。
代官所直営の間歩「御直山」のひとつ。江戸時代前半に開発され、200年以上にわたり良質な銀や銅を産出した。全長約600mのうち157mを公開する。通り抜け用に設けられた新しい坑道には、石見銀山絵巻(写真)の一部を展示。
石見銀山遺跡の価値や魅力、全体像などを伝えるガイダンス施設。展示室では模型や映像を通して、世界に影響を与えた石見銀山の歴史や鉱山技術をわかりやすく紹介している。
美しい海岸線が続く島根県立石見海浜公園内にある水族館。海底トンネルや逆L字型水槽、タッチプールなど、工夫を凝らした展示で世界の海からやってきた生物とふれあえる。
大小6基、総ガラス張りのピラミッドが目を引く砂の博物館。メインゾーンのタイムホールでは世界最大の一年計砂時計の「砂暦(すなごよみ)」や「鳴り砂」などを展示し、定期的にガイダンスを開催。「砂の工作」コーナーでは、砂絵づくりが体験ができる。
山陰で唯一、日本温泉協会の最高評価「オール5」で認定されたかけ流し湯温泉。しびれるような心地よい生の温泉は体を芯から温めてくれ、免疫力アップや未病対策に好評。
情緒あふれる町並みが魅力
山陰の小京都とよばれるしっとりとした街並みが楽しめる。
津和野観光のメインストリート。通りに面して白い土塀と堀割が続く。堀割には色鮮やかな鯉が泳ぎ、5月下旬から6月中旬ごろには、ハナショウブが咲く。立派な門構えの武家屋敷も見られる。
京都の伏見稲荷の神霊を移した神社。稲荷神社のなかでも「稲成」と表記するのは全国的にも珍しい。大願成就の祈りが込められている。表参道に約1000本の赤い鳥居が並ぶ様子は壮観だ。
昭和6(1931)年、ドイツ人シェーファによって建てられたゴシック建築の教会。武家屋敷が立ち並ぶ殿町にあり、木造モルタル造りの建物で、内部のステンドグラスが美しい。
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