4月・5月に行きたい！山梨県の花絶景スポット5選

山梨県・市川三郷町にある「市川三郷町歌舞伎文化公園」は、春になるとボタンの花で彩られる花の見どころ。園内とその周辺には、約8000本のボタンが咲き誇り、鮮やかな大輪の花が訪れる人の目を楽しませてくれます。

ボタンの見頃は4月下旬から5月上旬。赤やピンク、白といった華やかな色合いの花が一斉に開花し、園内を豪華な雰囲気で包み込みます。また、公園周辺には「ボタン街道」と呼ばれる約21kmの花道が続き、車窓からもボタンの美しさを堪能できます。

夜間にはライトアップも行われ、幻想的な雰囲気に。園内に建つ和風建築「ふるさと会館」は、歌舞伎の世界観を表現した外観が印象的で、花と文化の調和を感じられるスポットです。

山梨県・大月市にある「岩殿山」は、富士山の雄大な眺望とともに四季の花が楽しめる花の見どころ。特に春の桜シーズンには、山の斜面に咲く約300本のソメイヨシノが見頃を迎え、ピンクの花越しに富士山が望める絶景が広がります。

桜の時期には期間限定でお花見席が設置され、夜にはライトアップも実施。幻想的な夜桜と富士山のシルエットが重なる光景は、写真映えするスポットとしても人気を集めています。

5月にはツツジやサツキも見頃を迎え、鮮やかな赤やピンクの花が山の緑に映え、春から初夏への移ろいを感じさせてくれます。登山道や展望スペースも整備されており、軽いハイキングと花の観賞を同時に楽しめるのも魅力です。

山梨県・笛吹市にある「みさか桃源郷」は、桃の名産地として知られる御坂（みさか）地区を代表する花の見どころ。4月になると町中に桃色の花が咲き誇り、一帯がまるで桃源郷のような美しい風景に包まれます。

見頃は4月上旬から中旬ごろ。濃淡さまざまなピンクの花が、南アルプスの山並みを背景に咲き広がり、視界いっぱいに春の色が広がります。なかでも晴れた日の眺望は格別で、青空とのコントラストも写真映え抜群。

開花時期には「桃の花祭り」も開催され、地元グルメや特産品の販売、イベントなどでにぎわいを見せます。車窓からのドライブでも楽しめるほか、散策しながらのんびり花を楽しむのもおすすめ。

山梨県・北杜市にある「フィオーレ小淵沢」は、自然とふれあいながら花やアート、食を楽しめる複合型の花の見どころ。園内には季節の花々が彩るガーデンをはじめ、昆虫美術館や体験工房、農場など多彩な施設がそろっています。

花のブースでは、四季折々の草花が咲き誇り、訪れる時期ごとに異なる彩りが楽しめるのが魅力。体験工房では押し花づくりやクラフト体験もでき、旅の思い出づくりにもぴったりです。

また、地元の食材を使ったレストランやショップも併設されており、ゆっくり過ごせる滞在型スポットとして家族連れにも人気。小淵沢の豊かな自然と文化が一体となった空間で、花を中心にさまざまな楽しみ方ができます。

山梨県・北杜市にある「ミヨシペレニアルガーデン」は、約500種類もの宿根草が季節ごとに咲き誇る、自然派の花の見どころ。「ペレニアル」とは宿根草を意味し、一度植えれば毎年決まった季節に花を咲かせ、自然のリズムを伝えてくれます。

園内にはさまざまな種類の宿根草が丁寧にレイアウトされており、春から秋にかけて花のリレーを楽しむことができます。色合いや草丈、咲く時期の違いなど、宿根草ならではの個性が調和し、ナチュラルでやさしい花景色が広がります。

ガーデンは散策路が整備されており、ゆったりと歩きながら四季のうつろいを感じるのにぴったり。植物の生き方そのものに触れられる学びの場としても魅力です。

山梨県の春と初夏は、花と自然が美しく調和する季節。桜やボタン、ツツジが咲きそろう山の公園や寺院、桃の花が一帯をピンクに染める果樹地帯、宿根草が静かに季節を告げるガーデンまで、エリアごとに個性豊かな花景色が楽しめます。

今回ご紹介したスポットは、見頃の時期や過ごし方もさまざま。歴史や文化と結びついた名所から、自然を五感で味わう癒しの空間まで、山梨県ならではの魅力が詰まっています。

花とともに、心おだやかな時間を過ごしに山梨の花絶景に出かけてみませんか？