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関西在住のまっぷる編集者が大阪・関西万博へ行ってみた!実際にめぐったパビリオンと楽しみ方のコツ【完全版】

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2025月07月02日

関西在住のまっぷる編集者が大阪・関西万博へ行ってみた!実際にめぐったパビリオンと楽しみ方のコツ【完全版】

今回が3度目の訪問となる、まっぷる編集スタッフによる万博レポート。
2週間前抽選と7日前抽選は全落ち、2人の子連れという状況で、会場は開幕から2番目の大混雑日…
ですが、結論からいえば「めっちゃ楽しめた」万博。

さて、どんなコツがあるのか、気軽に読んでいただき、ご自身の万博計画に取り入れてみてくださいね。

まっぷる編集担当Fの万博プラン(6月初旬土曜日/事前予約ゼロ・当日行き当たりばったりプラン)

【プロフィール】 関西在住40代女性。旅行ガイドブック編集歴20年超。高校生&中学生の子供を連れて今回で3回目の万博。事前予約に惨敗し、ガンダムパビリオンの当日予約成功をめざしていざ!

【実際に巡った万博スケジュール】

  • 7:40 夢洲駅着。東ゲートですでにできていた行列に並ぶ。容赦なく降り注ぐ厳しい日差しに、持参した日傘と簡易イスを用いて、修行僧のように暑さに耐えます。

【万博体験レポ】
入場待ちの人の密集度がすごく、風が届かず直射日光を浴びることになるので、想像以上の暑さに耐えることになります。事前に用意できるものは持参し、少しでも気分が悪くなったらためらわずスタッフに助けを求めましょう。

【万博体験レポ】
桜島駅からシャトルバスに乗って西ゲートにアクセスする方法を裏ワザ記事等でよく見かけますが、大阪メトロ(地下鉄)で現地に移動する人は、シャトルバスの予約や移動の手間を加味すると東ゲートからの入場の方がオススメです。6月7日(土)は推定14万1,488人が来場し、過去2番目に混んだ日でしたが、到着後に絶望的なほどの行列に並ぶも、パークインできたのは意外と早く、9時10分くらいでした。

【万博体験レポ】
後日談となりますが、6月30日(月)は10時入場を予約しており、9時30分ごろ夢洲駅到着。列もスムーズに流れており、9時58分に入場できました。

東ゲートがオススメ…大阪メトロ(地下鉄)でアクセスする人。バスの予約やちょっとした遠回りが面倒だと思う人。
西ゲートがオススメ…朝イチで西ゲート周辺を制覇したい人(パソナ・イタリア館・オーストラリア館・スペイン館・タイ館の先着など)

  • 8:20頃 待期列に大きな動きが。入場ゲートに並ぶために数多あるゲートに並び直します。

【万博体験レポ】
入場ゲートに配備されている警備会社は数社あり、レーン差があると言われています。その日たまたま並んだレーンの警備スタッフがやる気にみなぎっており、スムーズにいち早く入場させることに燃えていたので、事前にSNSなどをチェックして当たりのレーンをチェックしておくのもよいかもしれません。

  • 9:10 パークイン。パソナの先着順入館をめざすべく、西ゲート方面へ向かいます。移動しながら当日予約をチェック。パビリオンの予約はすでに埋まっていたので、14時すぎのイベントを予約。

【万博体験レポ】
事前予約が取れていない人は、開場してすぐに会場内に設置されている「当日登録端末機」に向かい当日予約を取るのもオススメ。会場内7か所に設置されています。ただし列に並ぶ可能性も高いので、ガラガラの時間帯の海外パビリオンを堪能するチャンスは失われます。

  • 9:20 パソナがまさかの先着順受付を一時中止。気を取り直してインド館へ。その後、オープン前のタイ館の前に人だかりがあったので様子を伺ったら「タイマッサージ」の受付をしているとのこと。これは僥倖とすかさず予約(私のみ)。予約まで時間が空いたので、近くのスペイン館、トルコ館を訪問。

【万博体験レポ】
9時入場の最大のメリットは先着順の海外パビリオンに入りたい放題な点!昼前後には長蛇の列になるパビリオンもこの時間は無双状態で入館できるのでオススメです。

  • 10:10 タイ館の見学とタイマッサージ体験へ。事前に血圧測定と健康チェックを行い、10分程度、頭から肩回りのマッサージを受けます。施術するはもちろんタイの方。無料なので、終了後心から感謝の念を伝え、次のパビリオンへ向かいます。

【万博体験レポ】
タイ館のマッサージ予約は、現地でQRが掲示されるのでスマホで読み込んでGoogleフォームから予約します。時間が記載されている箇所をスクショしておいて、パビリオン内で並ぶ際にスタッフに予約画面を見せ、マッサージを受けることができます。タイ館以外では、ヨルダン館でハンドマッサージを受けられます。こちらは有料で要予約となっています。

  • 10:40 子供が「スタンプパスポート」が欲しいというので西ゲートマーケットプレイスへ。午前中にも関わらず、入館するのに長蛇の列に並ぶことになります。
  • 11:15 早めに昼食をと思い、ケバブ好きの息子のためにトルコ館へ。テイクアウトのケバブを購入して大屋根リング下のベンチで食べます。

【万博体験レポ】
トルコ館のケバブは「ドネルトゥルム(ビーフ)」が2480円、ピザ風の「ラフマージュン」が1980円。ややお高めですがせっかくの記念なので体験料込のお値段だと割り切ります。万博は食料の持ち込みがOKなのでおにぎりやパンを持参するのもオススメです。

  • 12:30 コモンズA館へ(コモンズとは会場内に4つ(A~D)ある複数の国が共同で展示をするパビリオンのこと)。自由入場ができ、一か所で様々な国の文化に触れられることもあり人気が高まっているパビリオンです。子供たちは、スタンプパスポートにせっせとスタンプを押していきます。

【万博体験レポ】
コモンズA館でのお目当てはブルンジのカヌレパフェ!米粉のカヌレ、グラノーラ、ソフトクリームによるパフェで、ブルンジ産のはちみつを使用しています。お値段1620円(税込み)。昼間の時間帯は子供のみ買うことができます。大人はブルンジスペシャルコーヒーを(648円~810円、税込み)。

  • 13:00 大屋根リングにエスカレーターで上がります。登ってしまえば意外と混んでいません。来場者が思い思いに芝生に寝転がって休憩していました。

  • 13:30 東ゲート近くのローソンへ。小腹が空いたのでからあげクンを購入。お値段は嬉しい通常価格です。コンビニでもご当地味スナックなどが売られているので要チェックです。
  • 13:40 シャインハットにて、今回唯一当日予約が取れた、ORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」が主催する「日本食Wonder Trip ~世界に誇る日本食魅力発見の旅~」に参加。登壇者による日本食の講演を聞きつつ、クイズ大会に参加します。上位入賞者は2万円のお食事券、6000円のお食事券、3000円のお菓子詰め合わせが…!疲れ切っていた子供たちのボルテージが一気に高まります。そしてまさかの高校生長男が6000円のお食事券をゲット。大起水産で使用できるとのことで、今日の晩ごはんは大起水産一択となりました。

【万博体験レポ】
クイズ大会の間、私は15時から解放されるガンダムパビリオンを狙うべくスマホとにらめっこ。14時50分ころからサイトにアクセスしてリロードの嵐。ですが案の定一瞬で埋まります(つまり惨敗)。その後もモンハンの時間帯に狙いましたが、一瞬「〇」と表示されるのですがその次にエラー画面、からの満席の表示…。ここで気が付きます。人気パビリオンは2か月・7日前予約を頑張ろう、つまりもう一回、平日に子供を連れてこよう…とリベンジを決めるのでした。

  • 15:30 SNSで話題の「ナウル共和国」が見たいと子供がいうので、コモンズB館をめざします。

【万博体験レポ】
万博会場の東西の移動は中央の「静けさの森」を通過するためにぐるりと迂回することになります。この日の行程で2万歩近く歩いたので、体力に自信のない場合は、移動する場所を最初に限定したほうが良いかもしれません。

  • 16:00 大阪ヘルスケアパビリオン近くのイベントスペースで高校生バンドの演奏を観賞。

【万博体験レポ】
屋根付き、テーブルありの休憩スペースがあるので疲れ切った方にオススメのスペースです。大阪ヘルスケアパビリオンは裏側からなら自由入場できるので、「未来の食と文化のゾーン」で気軽にリーズナブルに食べられるフード、スナック、スイーツなどを購入するのもグッド。

  • 17:00 帰宅時の混雑を避けるため、早めに退場。

【万博体験レポ】
混雑する時間帯は夢洲駅まで大きく迂回する帰宅ルートも、17時過ぎなら大きな迂回なく駅にアクセス可能。地下鉄も混まずにストレスフリーの移動ができました(そしてお食事券を使うべく大起水産へ…)。

【編集部員Fの感想】
人気のパビリオンについては以前記事を公開しておりまして(「大阪万博の人気3パビリオンとイベントをご紹介!話題のガンダムやiPS心臓も!」)そちらで詳述しています。今回は、混んでいる日に家族で万博に行く、という内容だったのですが、事前予約でまず大失敗。事前予約をガンダム一択にしたのですが、当日予約を受け付けているパビリオンは事前予約の枠が少ないことはわかっていたはず…なので、ここでもし欲張らずにいろんなパビリオンを申し込んでおけば、事前予約でどこか押さえられていたかもしれません。そうなると、当日のプレッシャーは少し軽減されますよね。
ですが、逆に行き当たりばったりで楽しめた点もたくさんありました。3回目の万博にして気が付いた一番大事なことは「無理して疲れすぎない」ことです。場内にはたくさんベンチもありますし、簡易のイスを持っていれば日陰でサクッと休憩もできます。遠方から来られる方はギリギリの時間まで楽しもうと、夜の帰宅ラッシュ時間にぶつかってしまうこともあるかと思います。パビリオンに並ぶ際にイスさえ持っていればある程度体力を温存できるので、夜まで楽しみたい方にはオススメですよ。
次回は6月末の平日、そして8月の平日にリベンジ万博です。果たして事前予約は取れるのか!?10月13日まで、貴重な万博を楽しみ尽くしたいと思います。

後日談① フードコート「大阪のれんめぐり」の座席予約はオススメ?実際に行ってみた

後日談① フードコート「大阪のれんめぐり」の座席予約はオススメ?実際に行ってみた

6月30日に4回目の万博に行ってきました。今度は夫と70代の父親を連れて…。3日前抽選で「飯田グループ×大阪公立大学共同出展館」が当たっていたので、ランチは近くにある「大阪のれんめぐり~食と祭EXPO~」の席を予約することに。

事前にネットで予約をして、一人550円で50分の席を確保することができます。席に空きがあれば当日も予約可能です。

予約がなくても席を利用することができますが、イスはありません。これから暑さも増すので、涼しい店内で席を事前に押さえらるシステムは本当にありがたいです。ここで一人550円を支払うことに躊躇する方もいるかもしれません。ですが、ただの席の確保だけではありませんでした。入場の際に、ミネラルウォーターとお菓子(激うま)が付いてきます。また、注文の際に優先してオーダーすることも可能になります。

この日は暑かったので冷麺を注文。大阪らしいメニューもあったので注文しました。屋外の暑さがますます厳しくなってくる時期なので、ぜひ事前予約もチェックしてみてくださいね。(あと予約の際に発行されるQRはスクショを撮っておくことをオススメします!)

後日談② 万博パビリオン2か月前抽選で果たしてリベンジはできたのか!?

後日談② 万博パビリオン2か月前抽選で果たしてリベンジはできたのか!?
世界最大級の木造建築「大屋根リング」。1周は約2㎞

パビリオン予約の当日予約枠が増えたことから、事前予約のハードルが一段上がった印象があります。

そこで、2か月前抽選の午前中なら予約が取りやすいのでは?と思いつき、8月のお盆明けにリベンジ万博を計画。先日結果が出て、無事ガンダムの予約を取ることができました。ガンダムが好きすぎる子供たちのためにも、ぜひパビリオンを見てほしかったのでほっと一安心です。

チケットを予約する際、来場日時予約の変更は3回まで可能なので、2か月先の予定はなかなかわからないものですがぜひお試しいただきたいです。どうか万博に訪れる人が、行きたかったもの、見たかったものを体験できる訪問になりますように。

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