篠山を城下町観光♪ おすすめさんぽスポットをご案内
歴史風情たっぷりな城下町・篠山ならではの美しい街並みや史跡、古民家を利用したカフェやギャラリーを訪ねに行こう。 地の食材を使った人気レストランへ足をのばすのもおすすめです。...
更新日: 2022年6月16日
兵庫県の丹波篠山エリアは、江戸時代より丹波の中心として栄えた城下町・篠山と、山の幸や緑の風景の宝庫である丹波からなる、近年人気が高まっている観光地です。
なかでも篠山は城下町の風情あふれるレストランや古民家ショップが話題で、多くの人が訪れます。
週末は車をひとっ走りさせて、のどかな景色と情趣が薫るエリアをぶらりと旅をしてみませんか?
丹波篠山エリアで観光に外せないスポットを6つのポイントに分けてチェックしてまいりましょう。
【篠山へ】
電車
⇒JR宝塚線篠山口駅下車、神姫グリーンバス篠山営業所行きで各方面へ
車
⇒舞鶴若狭自動車道丹南篠山口ICから篠山市街まで約5㎞
移動のヒント
大阪への通勤圏のため、電車の本数は多い。車で行くなら町の中心部にある市営駐車場にとめ、徒歩で周辺を回るのがおすすめ。
【丹波へ】
電車
⇒JR福知山線柏かいばら原駅、石いそう生駅ほか各駅下車、神姫バスで各方面へ
車
⇒北近畿豊岡自動車道氷上IC、中国自動車道滝野社ICから各方面へ
移動のヒント
電車はJR柏原駅で下車し、バスの利用でほぼ全域に行ける。車の場合は国道176号、175号、県道77号を利用するとよい。
江戸時代より丹波の中心として栄えた城下町・篠山の町並みは、城下町独特の文化を感じさせる見どころが集まっている。城跡とその周辺をのんびり散策してみよう。
気軽にレンタサイクルでめぐろう
JR篠山口駅や大正ロマン館の向かいにある観光案内所でレンタサイクルのサービスあり。(料金:普通自転車90分500円、1日800円/電動自転車90分600円、1日1000円)※本人確認書類要
4館共通券がお得
篠山城大書院・歴史美術館・青山歴史村・武家屋敷安間家史料館の4館はどこでも買える共通入館券(600円)がある。(歴史美術館で特別展開催中は料金が異なる場合あり)
駐車場はココが便利
城下町のあちらこちらに小さな駐車場が点在しているが、篠山城跡の駐車場や大正ロマン館向かいのパーキングが比較的広くて車を止めやすい。
篠山の城下町めぐりのモデルコース
①篠山城跡/篠山城大書院
↓徒歩12分
②丹波篠山市立武家屋敷安間家史料館
↓徒歩5分
③丹波篠山市立青山歴史村
↓徒歩10分
④丹波篠山市立歴史美術館
↓徒歩8分
⑤丹波杜氏酒造記念館
↓徒歩10分
⑥河原町妻入商家群
1923(大正12)年に建てられた町役場を改装した建物。館内にはみやげ物を扱う売店、レトロな雰囲気漂うカフェレストランが入り、ひと休みに最適。
1609(慶長14)年、徳川家康の命で築城された篠山城。大書院もほぼ同時に建てられ、藩の公式行事に使われていたといわれている。1944(昭和19)年に焼失したが、2000年、往時をしのばせる姿で復元された。日本100名城のひとつになっている。
篠山城跡の西堀の西側にある、篠山藩の標準的な元武家屋敷。茅葺き屋根の趣ある建物で、かつての武具や調度品などを見ることができる。
篠山藩最後の藩主だった青山家の元別邸を使った展示施設。約10種類の香木からオリジナル匂い袋をつくる「香りづくり体験」が大人気。館内には「丹波篠山デカンショ館」も併設。
日本最古級の木造建築裁判所の建物を利用した美術館。篠山城下に伝わる美術品や文化財が並び、旧法廷展示室で記念撮影もできる。
酒造りの名匠、丹波杜氏のことがよくわかる記念館。酒造用具や資料をはじめ、酒造りの工程が展示され、伝統の技をじっくりと見学できる。
古民家などの古い建物を改装したおしゃれなレストランやカフェが点在する篠山。癒やしの空間で美食に舌鼓を打とう。
自家製の野菜や地元の食材を使ったメニューを提供するカフェ。素材の味わいを生かしたこだわりのランチやスイーツは素朴で自然なうまみがたっぷり。木を基調とした店内で、大きな窓から篠山の美しい自然を眺めながらゆっくりとくつろげる。
岩茶は中国福建省武夷山で育ち、伝統的な製茶法で作られる稀少な烏龍茶。小さな茶器で5、6煎に分けて味と香りの変化が楽しめる。自家製の点心やスイーツのメニューもある。
丹波に但馬など兵庫ブランドの食材をふんだんに盛り込んだ本格フレンチ“テロワール・エ・ナチュール”が味わえるレストラン。関西フレンチの巨匠・石井之悠シェフが腕をふるう滋味豊かな旬の山海の幸を月替わりのコース料理で。
契約農家から仕入れる旬の有機野菜が料理の主役。余計な調味料は使わず、ていねいにひいただしで素材のうまみを引き出す。風情な中庭の景色、室内の和の意匠を眺めながら贅沢な食事タイムを。
そば本来が持つ香りや甘さ、少しざらっとした舌ざわり、小気味よいコシなどが楽しめる。メニューはそば切り、そばがき、そばがきぜんざいの3種のみ。
そばの品種研究から栽培までを手がけたいと篠山に店を移した主人が作る。鋭利な刺身包丁で切られたそばはなめらかで、温かいつゆに入れてものびにくい。
篠山城下町やその周辺には懐かしい雰囲気の古民家を利用した店がいっぱい。丹波焼の陶器や自然素材を使って作られたハイセンスな生活雑貨も要チェック!
1734(享保19)年創業の黒豆の老舗が、2021年に国登録有形文化財の本店をリノベーション。新たにオープンしたカフェで最高品質の黒豆を使ったメニューやスイーツが味わえる。
割烹料理店だった江戸時代末期の町家を改装。当時の趣を色濃く残した空間に、店主が作り手を訪ねて特注した丹波焼の器や全国各地の工芸品、骨董品などがずらり。
古民家を改装したギャラリー。喜多俊之さんがプロデュースし、職人たちとのコラボレーションから生まれた作品を展示。暮らしの道具を紹介するギャラリーショップだ。
土間から中庭へと続く空間に並べられた暮らしの道具を、座敷に上がってゆっくり眺めることができる店。店主がコツコツ集めた器や表情豊かな雑貨が出迎えてくれる。
丹波地方は栗の生産に適している気候で、昔から「丹波栗」は全国的に有名。最上級品として名高い丹波栗をぜいたくに使ったモンブランをはじめとするスイーツはわざわざ行って食べたくなる逸品ぞろい!
丹波の原風景「里山」をコンセプトに、大地の恵みをふんだんに使ったスイーツや料理が味わえるカフェ。四季の草花が美しい庭園を眺めながらいただくモンブランや薪窯ピッツアは贅沢な味わい。
栗をはじめ、黒豆や小豆など地元丹波の食材にこだわった菓子店。看板商品の和のモンブランは併設の加工場で手作業でていねいに加工し、丹波栗本来の風味とおいしさを追求した逸品。
瀬戸、常滑、信楽、備前、越前とともに日本六古窯に数えられる丹波焼。シンプルな美しさが光るその焼物と、日本では珍しい「登り窯」などにじっくりとふれる窯元めぐりを楽しんでみよう。
緑豊かな自然の中で、丹波焼を見て、体験して、楽しむことができる施設。古丹波の名品と現代作家の最新作を展示する伝産会館、丹波焼を展示販売する窯元横丁、登り窯など見どころが盛りだくさん。陶芸体験も人気。
白い泥に色を混ぜ、滑らかなラインや幾何学模様を描いていく技法「彩色線象嵌(ぞうがん)」。青や赤、緑やピンクなどの差し色が楽しい作品は、鑑賞陶器から日常使いにもおしゃれなものがいっぱい。
母と息子の親子2代で焼き上げる作品は、丹波焼らしい民芸風のものから現代風の創作食器まで種類豊富。「毎日の生活の中で使いやすいものがいちばん」というコンセプトで作る食器や壺、花器や酒器などがそろう。
神戸から北上して、山間の自然あふれるエリアへと車を走らせると、なんとも清々しい景色と美味しい空気に心が癒されます。そんな自然豊かな恩恵をたっぷりと受けた滋味深い味わいのグルメが堪能できる丹波篠山。城下町めぐりとセットで一日まるっと楽しむことができます。
次の週末は、ぜひ丹波篠山に訪れてみませんか?
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