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ZENGA 白隠と仙厓展(佐川美術館)

ZENGA 白隠と仙厓展(佐川美術館)
白隠慧鶴《蓮池観音》江戸時代(18世紀)

「画(絵画)」と「賛(言葉)」

江戸時代中期に活躍した臨済宗の禅僧・白隠(1685-1768)と仙厓(1750-1837)。彼らの描く自由で豪放な書画は、一見するとユーモア溢れる筆致で描かれていますが、そこには痛烈な社会諷刺や謎掛けといった様々な仕掛けが散りばめられています。彼らの書画の根幹には、禅的真理の様態が表現されているのですが、一口に「白隠・仙厓」といっても、その実態は似て非なるものです。
本展では、現代人にとって単純に「ゆるくてかわいい」と思える彼らの書画から、本来伝えるべきそのメッセージを読み解くことで、禅画(ZENGA)の魅力を紹介します。

【会場】佐川美術館
【会期】2019年10月1日(火)~12月1日(日)
【休館日】月曜(祝日の場合は翌日休)
【観覧料】大人 1,000円、高・大学生 600円、中学生以下無料(要保護者同伴)
※茶室見学(入館料別、木~日曜、要予約)は1000円
【企画展HP】ZENGA 白隠と仙厓展

【住所】滋賀県守山市水保町北川2891
【アクセス】JR琵琶湖線守山駅から近江鉄道バスで所要時間約35分、佐川美術館前下車すぐ もしくは JR湖西線堅田駅から江若交通バスで約15分、佐川美術館前下車すぐ

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仏像 中国・日本(大阪市立美術館)

仏像 中国・日本(大阪市立美術館)
仏像の魅力を最大限に引き出すため、ほぼすべての作品をぐるりと360°観ることができ、中国仏像の特徴・歴史を身近に感じ取れる大変珍しい展覧会。

中国彫刻2000年と日本

日本にはいつの時代にも中国でつくられた多くの仏像や仏画がもたらされ、それらが日本の仏像のすがたに大きな影響をあたえてきました。本展では、まず「古代の人物表現 戦国〜漢時代」を踏まえ、「仏像の出現とそのひろがり」、「遣隋使・遣唐使の伝えたもの」、「禅宗の到来と「宋風」彫刻」そして「新たな仏教・キリスト教との出会い」の各章を通じ、中国南北朝時代から明・清時代まで1000年をこえる仏像の移り変わりを、関連する日本の仏像と共に紹介します。

【会場】大阪市立美術館
【会期】2019年10月12日(土)~12月8日(日)

【休館日】月曜(祝日の場合は翌平日休)
【観覧料】一般 1,400円、高大生 1,100円
【特別展HP】仏像 中国・日本

【住所】大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82
【アクセス】JR大阪環状線天王寺駅から徒歩10分

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ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道(国立国際美術館)

ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道(国立国際美術館)

ウィーンの巨匠クリムト、ついに大阪へ

本展は、ウィーンの世紀末文化を「近代化(モダニズム)への過程」という視点からひも解く新しい試み。
伝統と革新とが交差する時代の、東西ヨーロッパを中継する地域。不安と葛藤、軋轢うずまくその都市では、特異な文化が花開きました。クリムト18点、シーレ11点、ココシュカ8点、ウィーン世紀末の巨匠の傑作を中心とする約300点の作品で振り返ります。
また、クリムトに影響を与えた画家ハンス・マカルトの絵画、作曲家アルノルト・シェーンベルクが描いた絵画作品なども見どころです。

【会場】国立国際美術館
【会期】2019年8月27日(火)~12月8日(日)
【休館日】月曜(11月4日は開館し、翌日休館)
【観覧料】一般 1,600円、大学 1,200円、高校 800円
【企画展HP】ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道

【住所】大阪府大阪市北区中之島4丁目2-55
【アクセス】京阪中之島線渡辺橋駅から徒歩5分

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ラファエル前派の軌跡展(あべのハルカス美術館)

ラファエル前派の軌跡展(あべのハルカス美術館)

自由を求めた画家たちの青春があった

1848年、ラファエル前派同盟は英国美術の刷新をめざし結成されました。画壇から攻撃された彼らを擁護したのは、偉大な風景画家ターナーを支援する美術批評家ラスキンでした。その思想はロセッティやミレイ、バーン=ジョーンズ、モリスらメンバーの精神的支柱となり、多くの追随者に引き継がれてゆきます。本展では、ヴィクトリア朝美術に輝かしい軌跡を残し画家たちの功績と、彼らを照らしたラスキンの美学を紹介しています。

【会場】あべのハルカス美術館
【会期】2019年10月5日(土)~12月15日(日)
【休館日】11月以降無休
【観覧料】一般 1,500円、大高生 1,100円、中小生 500円
【企画展HP】ラファエル前派の軌跡展

【住所】大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1-43
【アクセス】近鉄南大阪線大阪阿部野橋駅からすぐ

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インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史(広島市現代美術館)

インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史(広島市現代美術館)
映像制作:長倉威彦≪ウラジーミル・タトリン、第3インターナショナル記念塔≫CG映像、1998年

不可能ではないインポッシブル

建築の歴史を振り返ると、完成に至らなかった素晴らしい構想や、あえて提案に留めた刺激的なアイディアが数多く存在しています。未来に向けて夢想した建築、技術的には可能であったにもかかわらず社会的な条件や制約によって実施できなかった建築、いわゆるアンビルト/未完の建築には、作者の夢や思考がより直接的に表現されているはずです。
この展覧会は、20世紀以降の国外、国内のアンビルトの建築に焦点をあて、約40人の建築家・美術家によるプロジェクトを読み解きながら、未だ見ぬ新たな建築の姿を展望します。

【会場】広島市現代美術館
【会期】2019年9月18日(水)~12月8日(日)
【休館日】月曜(祝日の場合は翌平日休)
【観覧料】一般 1,200円、大学生 900円、高校生・65歳以上 600円、中学生以下無料
※11月3日(文化の日)は全館無料
【企画展HP】インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史

【住所】広島県広島市南区比治山公園1-1
【アクセス】JR広島駅から広島電鉄比治山下経由広島港行きで7分、比治山下下車、徒歩10分

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国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア展(愛媛県美術館)

国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア展(愛媛県美術館)
イワン・イワーノヴィチ・シーシキン《雨の樫林》1891年 ⒸThe State Tretyakov Gallery

ロシア的ロマンに思いを馳せる

長い厳しい冬、雪解けの春、美しくも短い夏、そして黄金色の秋。広大なロシア固有の自然は画家たちのインスピレーションの源であり続けてきました。
本展では、ロシア美術の殿堂・国立トレチャコフ美術館のコレクションより、帝政が破綻に向かい革命を迎える激動のロシアで19世紀後半から20世紀初頭に活躍した、クラムスコイやシーシキン、レヴィタン、レーピンなどの作品72点を4章の構成で紹介します。
ロシア的なロマンに思いを馳せながら、近くて遠い彼の国の自然、風土、文化、人物の感動的な美しさに触れられる稀有な展覧会です。

【会場】愛媛県美術館
【会期】2019年9月7日(土)~11月4日(月・祝)
【休館日】月曜(祝日・第1月曜の場合は翌平日休)
【観覧料】一般 1,400円、高大生 900円、小中生600円、65歳以上 1,300円
【企画展HP】国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア展
【同時期開催の企画展】
2019年9月14日~11月10日「長くつ下のピッピの世界展」
2019年11月16日~2020年1月19日「高野山金剛峯寺襖絵完成記念 千住博展」

【住所】愛媛県松山市堀之内
【アクセス】JR松山駅から伊予鉄道松山市内線道後温泉行きで7分、南堀端下車、徒歩3分

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開館20周年記念展 アジア美術、100年の旅(福岡アジア美術館)

開館20周年記念展 アジア美術、100年の旅(福岡アジア美術館)

アジア美術の100年をたどる

1999年、福岡アジア美術館は、アジアの近現代美術を専門的に紹介する世界に唯一の美術館として開館しました。その開館20周年を記念しアジア美術の100年間をたどります。
第一部では「東アジア」「東南アジア」「南アジア」の重要な近現代美術にくわえ、ローカルな文脈で生まれた民俗芸術、路上で花咲いた大衆芸術など、当館以外ではまとめて見ることのできない幅広い作品、約350点を一挙公開。
第二部「アジアのなかの福岡」では、当館の滞在制作事業によって福岡で生み出されたアジアの作家たちによる選りすぐりの作品を紹介します。

【会場】福岡アジア美術館
【会期】2019年10月5日(土)~11月26日(火)
【休館日】水曜(祝日の場合は翌平日休)
【観覧料】一般 1,000円、高大生 800円、中学生以下 無料
【企画展HP】開館20周年記念展 アジア美術、100年の旅

【住所】福岡県福岡市博多区下川端町3-1 7・8F
【アクセス】地下鉄中洲川端駅からすぐ

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