【知床・阿寒】こんなトコ!エリア&基本情報をチェック!
「知床」はアイヌ語でシリエトク(sir etok)、「地山の先や地山の突き出たところ」を意味する。北海道でも数が少なくなった野生動物や原始的な景観が残る秘境だ。阿寒や摩周、釧路湿原とともに、日本離れし...
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貴重な生態系が残る道東観光のメイン
知床半島の一部は日本で3例目になる世界自然遺産登録地。海の生態系と陸の生態系が相互に関係しあう特異性と、シマフクロウなどの絶滅危惧種の重要な生息地となっていることが登録の決め手となった。トレッキングや観光船などで自然の大きさを感じることができる。
陸路では行けない貴重な場所
オホーツク海に長く突き出た知床半島の先端部。周囲は特別保護区として厳重な管理下に置かれ、陸からのアプローチは難しい。観光船で海上から望む方法が一般的だ。
エゾヒグマ
遭遇率 ★★☆☆☆
北海道全域に生息しているが、知床半島のヒグマの密度は世界有数。夏の知床ウトロ側のルシャ湾で見られることが多い。
シマフクロウ
遭遇率 ★☆☆☆☆
知床半島は国内有数のシマフクロウの営巣地。羅臼の「鷲の宿」では、宿の近くを流れる川にやってくる様子を観察できる。
エゾシカ
遭遇率 ★★★★★
知床だけで1万頭以上いるといわれ、分布域を拡大しながら増加。道路沿いの林などで草を食む姿がよく見られる。
キタキツネ
遭遇率 ★★★★★
北海道全域に生息しており、都市部にもいて最も出会う確率が高い動物。感染症の危険があるので近づいてきても触らないように。
草の海が広がる動植物の聖域
面積およそ2万ha、東京23区の半分ほどの面積を持つ釧路湿原。釧路湿原国立公園に指定されているほか、湿原の一部はラムサール条約登録湿地にもなっている。多くの動植物が生息する太古の湿原だ。
タンチョウ
遭遇率 ★★★★☆
翼を広げると2.4mにもなる日本最大級の野鳥。夏に見るなら自然に近い状態で飼育されている動物園や自然公園がおすすめ。
眼下に広がる景色はまさに大観望
釧路湿原を見渡す代表的な展望台。蛇行する釧路川と広がる緑一面の湿原、さらにその彼方に阿寒連山を眺めることができる。
広大な海面が氷の塊に埋め尽くされる
海が凍るという自然現象は、地球上でも極地付近とオホーツク海でしか起こらない。オホーツク海沿岸にはおおむね2月初旬に流氷が接岸する。
海上から冬ならではの景色を楽しむ
オホーツク海沿岸部では、網走と紋別、羅臼で流氷を楽しむ観光船が運航。冬ならではの野生動物の観察も楽しみのひとつ。
思わず写真におさめたくなってしまう
道東には自然を感じる、SNS映えスポットがいっぱい。CMで話題のスポットやかわいらしい自然風景、美しく泳ぐ魚の群れを自分ならではの目線で撮影してみよう。
白と黒が映える話題の灯台
澄んだオホーツク海と知床連山を眺める能取岬。一面の緑の中には白と黒の能取岬灯台があり、近年アイドルグループのメンバーが登場する航空会社のCMロケ地としても話題になった。
メルヘンチックな3つの番屋
別海町の南部、風蓮湖の砂嘴にある道道475号(ハマナスロード)を走古丹方面へ走っているとある3軒の古い番屋。まるでおとぎ話の中から一場面を切り取ったような風景が広がる。
いきいきとした魚の姿が見られる!
「道の駅 おんねゆ温泉」の敷地内にある淡水魚の水族館。滝つぼを下から見上げる「滝つぼ水槽」では、激流の中で泳ぐ美しいオショロコマの群れの様子が見られる。
自然の力を感じてリフレッシュ
湖畔の遊歩道やマイナスイオンたっぷりの森…。心と体が癒される森林浴を楽しみながら散策を楽しもう。
コバルトブルーの湖畔をのんびり散策
オンネトーは天候や時間、角度により水の色が変化する不思議な湖。湖畔は遊歩道になっており、アカエゾマツやシナノキの巨木が立ち並ぶ天然林や野草を観賞しながら散策が楽しめる。
自然の生命力に満ちた森
阿寒湖と屈斜路湖のちょうど中間にある津別町上里地区に広がる森。ガイドの案内による「森林セラピーツアー」を実施していて、6月中旬~7月上旬にはピンク色のクリンソウが森一面を染める。
大自然のなかで力強く咲く花々
厳しい寒さの冬が終わり、可憐な花々が色づく春~秋。道東には花畑や野生の花々が見られる原生花園が点在。花がきれいなのはもちろん、道東ならではの自然環境を生かした周辺の景色も楽しみたい。
2018年で植栽60年!
ゆるやかに広がる丘の斜面を鮮やかなピンクの色に染める芝ざくら。花畑のなかにはところどころにシラカバが植えられ、北海道らしい風景が楽しめる。見ごろは5月中旬~6月上旬。
湖面に広がる深紅のカーペット
サンゴ草は道東の一部にしか生息しない珍しい植物。能取湖の南側の湖畔・卯原内周辺は約4haの広さでサンゴ草が群生。見ごろは9月中旬~下旬。
感動の景色を求めて大海原へ
道東ならではの生き物や風景が楽しめるクルーズ船。地上では見られない贅沢な景色を満喫しよう。
近い距離で貴重な鯨類が見られる
知床半島の東海岸、羅臼沖は一年中多種多様な生き物が集まるホエール&バードウォッチングスポット。狭い海域で多種にわたる鯨類が見られる日本有数のポイントだ。
釧路の夕日を海上から眺める
世界三大夕日に数えられる釧路の夕日を観賞できるクルーズ船が「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」の対岸から運航。夕日が見られるポイントでは記念撮影時間も設けられている。
ピクニッククルーズやナイトクルーズも運航している
観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。