近江牛 滋賀の人気店大集合!近江牛ランチができるお店情報も♪
全国でも名高い食材がそろい、湖国ならではの名物や食文化も注目されている滋賀県。 なかでも必ず味わいたいのは、全国に誇る滋賀グルメの代表格、近江牛です。 やわらかな肉質を贅沢に味わう定番店と、気軽に...
更新日: 2022年3月31日
国宝・彦根城は、江戸時代から現存する堂々とした天守の美しさが最大の魅力です。
見応えのある名城には、重要文化財の櫓、大名庭園などもあり、訪れてはじめて知り感動することも多数。
グルメや土産店のほか、地元の人に愛されるカフェなど、エリアを楽しむ情報もあわせてご紹介します。
関ヶ原の戦後、徳川家康の命により井伊直継と直孝が20年の歳月をかけ1622(元和8)年ごろに完成させた。城内には国宝の天守をはじめ、太鼓門櫓、天秤櫓、西の丸三重櫓など重要文化財が数多く残る。とくに入母屋の屋根に唐破風を設けた三層三階の天守は必見。
<電車で>
JR彦根駅から駅前お城通りを西へ徒歩15分
<車で>
名神高速道路「彦根IC」から国道306号・県道25号を経て10分。
駐車場は、彦根城周辺の二の丸、大手前、桜場、京橋口の4か所
11代井伊直中の14男として誕生。埋木舎で能・狂言、茶道などをたしなむ。偶然に藩主継承の機会が訪れ、1858(安政5)年、徳川幕府の大老に就任。開国を主張し日米修好通商条約に調印するなど政治的手腕をふるったが、江戸城桜田門外の変で満44歳でその生涯を閉じた。(1815~1860年)
井伊直弼画像(清凉寺蔵)
1601年(慶長6) 井伊直政、佐和山城に入城
1604年(慶長9) 直継、彦根城築城工事に着手
1607年(慶長12) 本丸天守が完成
1614年(慶長19) 大坂冬の陣で工事中断
1615年(慶長20) 直孝が彦根城主となる
1622年(元和8) 城郭全容が完成
1679年(延宝7) 直興が槻御殿(のちの楽々園と玄宮園)を完成させる
1815年(文化12) 直弼が彦根城の二の丸で生まれる
1952年(昭和27) 天守、附櫓、多聞櫓が国宝に指定
2007年(平成19) 築城400年祭催行
“井伊の赤備え”にちなんだ赤い兜がトレードマークのひこにゃんは、井伊直孝を雷雨から救ったとされる白猫がモデル。彦根城を活動拠点に、彦根市のキャラクターとして、市のPRに日々奮闘している。登場する場所や日時は季節などにより異なるので、公式HPをチェック!
一般的な順路は、二の丸駐車場にとめて表門から入城。玄宮園まで、ぐるりとまわれば約2時間かかります。天守までは昔ながらで急な石段もあるので、歩きやすい服装ででかけましょう。
【彦根城内MAP】
佐和口を守るため、外側に向かって設けられた要。緊急時に駆け上がった勢いでそのまま入ることができるように、石段が階段状になっている。(内部見学不可)
佐和口を守る防御の要として築かれた
元禄時代に建てられ、常に数十頭の馬がつながれていた馬屋。復元された、こけら葺きの屋根も美しい。最大21頭もの馬を収容していたとされる。
馬のオブジェで当時の様子を再現
表門から坂を上がったところにある廊下橋を中央として、左右対称に天秤のように建てられた櫓。日本の城郭でこの形式のものは彦根城だけ。
廊下橋は非常時には落とし橋となる
幕末期12代藩主直亮の時に、より美しい音色にしようと大量の小判が投入され鋳造。隣接する聴鐘庵では、お菓子付き薄茶(500円、9~16時)が楽しめる。
江戸時代から続く鐘の音は現在も1日5回城下に響く
天守を守る最後の門。太鼓を鳴らして登城の合図をしていたと伝わる。そのため、音を響かせるための造りになっているという説も。
城内側には壁がなく、音を内側の石垣で響かせる工夫だとされる
切妻破風、入母屋破風、唐破風など多様な破風を組み合わせることにより、三層三階の城が完成。華やかな見た目だけでなく、細部の造りにも見どころ多数。白亜の壁に黒漆の花頭窓、控えめな金具装飾が美しさを際立たせている。
窓&瓦
禅宗様式を思わせる花頭窓、井伊家の家紋である橘があしらわれた瓦
破風(はふ)
4つ設けられている切妻破風。隠し鉄砲狭間がある小部屋になっている
天井の木組み
あえて天井板を張らない豪快な造り。当時の建築技術の高さがわかる
石垣
胴長の自然石をごぼうを差し込むように積み上げることで頑丈な造りに
最上階から琵琶湖を望む
城下町だけでなく、琵琶湖、伊吹山、鈴鹿山脈など絶景を堪能
西の丸の北西隅に位置し、西から侵入しようとする敵に備えた三重櫓。現在の建物は江戸後期に解体修理されたもの。高さ10m以上もの石垣の上に築かれている。
総漆喰塗の気品ある姿
天守閣を訪れたあとは、周辺施設へ立ち寄るのがおすすめです。のんびり散策ができる庭園や井伊家のことを学び知ることができる博物館、お堀めぐりの屋形船、城下町の商店街など、さまざまな楽しみ方ができます。
彦根城北側に広がる池泉回遊式の大名庭園。中国湖南省の洞庭湖にある玄宗皇帝の離宮にちなみ、「瀟湘八景」を「近江八景」に置き換え、池を琵琶湖に見たてて作庭したといわれる。四季折々の趣があり、毎年秋に行われるライトアップも美しい。
鳳翔台でお茶を
玄宮園内の「鳳翔台」は、藩主が客人をもてなすために使われていた宮殿。現在は茶室として利用されており、数寄屋風の座敷で風光明媚な庭園を眺めながら抹茶(和菓子付) 500円を味わえる。
【鳳翔台 DATA】
営業時間:9:00~16:00
休業日:無休
彦根城を借景に江戸時代の贅を尽くした名園
入り口は桜場駐車場からすぐにある
1987(昭和62)年、彦根城表御殿跡地に復元を兼ねて建てられた博物館。井伊家に伝わる品々や彦根藩に関する資料など約9万1千点を収蔵する。博物館の中央に建つ200年前の能舞台は、当時の風格を今に伝える。復元した大名の居室や庭、調度品の数々も見ごたえがある。
期間限定でテーマ展や特別展を開催
ゴールデンウィークに特別公開される国宝の彦根屛風をはじめ、さまざまなテーマ展や見応えある特別展、企画展など時々の展覧会も楽しみ。
藩の政庁と藩主の住居を兼ねていた表御殿
彦根城の内堀をゆったりと巡ることができる屋形船。江戸時代の絵図面や古文書から忠実に復元されたという舟から見上げる彦根城の天守閣や櫓、石垣や水門は壮大で、歩いて観光をするのとはまた違った風情が楽しめる。船内の観光ガイドもまた一興。
季節を楽しむ舟遊び
舟から眺める四季折々の景色は格別。春は満開の桜、初夏は新緑の柳、秋は錦秋の紅葉の下を遊覧できる。冬は要予約で、こたつに入って船内から見る雪景色も趣深い。
鮮やかな桜の下を遊覧
錦秋を感じながらの舟の旅
たねやとクラブハリエの複合店。季節の菓子や、地元彦根にちなんだ限定商品もそろう。併設する「美濠カフェ」では、季節ごとのスイーツが楽しめる。
城下町の趣を再現した美濠の舎
彦根城ならではのみやげも!
伊吹山の契約農家から仕入れたそば粉と伊吹山麓の湧水を使用し、かつて献上品だった味を再現する。旬の食材を用いた季節の創作そばが人気。滋賀の地酒もそろう。
天ぷら盛りそば 1490円
伊吹蕎麦使用の二八蕎麦 830円
古民家風の上品な店先
厳選した滋賀県産の米粉や北海道産小豆など素材重視の和菓子店。特製ホイップ入りの生どらも人気。
ひこどら(1個) 168円
定番の味
木の温もり感じる空間は、どこか懐かしい雰囲気。窓越しに四季折々の風景を眺めながら、手作りにこだわったランチやスイーツが味わえる。
(手前)レモンヨーグルトケーキ 450円
(奥)ベリーベリーラッシー 650円
神社の境内にあった休憩所を改装
とび太くんが目印の店
滋賀のおすすめケーキ店13選 美味しいケーキを食べるならこのお店!
関西のおすすめアスレチック31選!大人も子供も楽しめる!
滋賀のデートスポットおすすめ50選! 定番から穴場までをご紹介
観光情報を観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブック「まっぷるマガジン」。その取材スタッフや編集者が足で集めた「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をご紹介しています。