山の辺の道・長谷・室生
山の辺の道・長谷・室生のおすすめのスポット
ガイドブック編集部が厳選した山の辺の道・長谷・室生のおすすめの観光・旅行スポットをご紹介します。参拝客を魅了する花々と大観音「長谷寺」、学業成就を願うならぜひ訪れたい「安倍文殊院」、藤原氏ゆかりの神社で紅葉観賞「談山神社」など情報満載。
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山の辺の道・長谷・室生の魅力・見どころ
日本最古の道など貴重な歴史遺産が集まるまほろばの里
古墳時代初期の大和王権が本拠としていたといわれる、奈良県東部の三輪山麓。山の辺の道はそのエリアを南北に貫く街道で、日本最古の道といわれる。沿道には、巨大古墳のほか、悠久の歴史をもつ神社や寺が鎮座する。長谷は、『日本書紀』や『古事記』などにその名が登場する万葉の里。飛鳥期創建の「長谷寺」を中心に寺社があり、歴史探訪に最適だ。室生は、『女人高野』として知られる「室生寺」とともに歩んできた地。宇陀松山城の城下町で、漆喰の壁と格子戸の古い町家が残る大宇陀も歴史を感じさせる街だ。
長谷寺
参拝客を魅了する花々と大観音
真言宗豊山派の総本山であり、西国三十三所観音霊場の第8番札所。朱鳥元(686)年、天武天皇の病気治癒を願って道明上人が建立。登廊や五重塔、京都の清水寺と同じ懸造の本堂など見どころ多数。ボタンや桜が美しい花の寺としても人気を集めている。


安倍文殊院
学業成就を願うならぜひ訪れたい
日本三文殊にも数えられ、学業成就の寺として知られる。獅子にまたがった本尊の騎獅文殊菩薩像は国宝であり、日本最大(7m)。鎌倉時代の名仏師・快慶の手による傑作である。また、境内には遣唐使・安倍仲麻呂、陰陽師・安倍晴明をお祀りしている。


談山神社
藤原氏ゆかりの神社で紅葉観賞
のちに天智天皇となる中大兄皇子と藤原鎌足が本殿裏山で大化改新にまつわる談合を行なったのが名前の由来。鎌足の長男が鎌足にゆかりのこの多武峰へと墓を移したとされる。静かな山中に浮かび上がる朱色の社殿が美しい。


法起院
西国霊場巡礼の開祖、徳道上人ゆかりのお堂
長谷寺へと向かう参道で出会う、こぢんまりとしたお堂。西国三十三所巡礼の開祖である徳道上人がその晩年を過ごした地で、現在は西国三十三所番外札所となっている。


桜井市立埋蔵文化財センター
古代の遺跡をもっと知ろう
大和政権発祥の地といわれる3世紀の大集落の跡・纒向遺跡を特集したコーナーや、小立古墳、上之宮遺跡など、桜井市内各地から出土した考古資料を展示している。古墳の表面や周囲に立てられた家形や鶏形など形象埴輪の復元展示は見もの。


桜井市立埋蔵文化財センター
- 住所
- 奈良県桜井市芝58-2
- 交通
- JR桜井線三輪駅から徒歩10分
- 料金
- 入館料=大人200円、小・中学生100円/特別展=大人300円、小・中学生150円/ (20名以上の団体は入館料50円引、特別展は大人200円、小・中学生100円、障がい者と同伴者1名入館料無料)
石上神宮
おごそかな雰囲気に包まれた古社
古墳時代の豪族・物部氏の総氏神。境内は深い緑に囲まれ、神さびた雰囲気。古代より朝廷の崇敬があつく、多くのご神宝を収蔵している。老杉に包まれた境内に建つ檜皮葺きの拝殿は、白河天皇が宮中の神嘉殿を寄進したと伝わる。


曽爾高原温泉 お亀の湯
曽爾の大自然と爽やかな高原の湯を堪能
ビール工房や米パン工房、各種レストランなどがそろう曽爾高原の複合施設。和風宿の趣を漂わせる温泉館には、豊富な湯量を生かした大きな露天風呂、石と木の2種が味わい深い大浴場を備える。


曽爾高原温泉 お亀の湯
- 住所
- 奈良県宇陀郡曽爾村太良路830
- 交通
- 近鉄大阪線名張駅から三重交通山粕西行きバスで45分、太良路下車、徒歩20分(10・11月は名張駅から三重交通曽爾高原行きバスで50分、曽爾高原ファームガーデン下車すぐ)
- 料金
- 入浴料=大人750円、小人(3歳~小学生)450円/
福神堂
長年愛される老舗の味を心ゆくまで堪能したい
三輪山の麓、大神神社参道沿いにある店は、梅雨を2回越し、熟成させた高級そうめんのみを使う。冷やしそうめん、にゅうめんとも通年いただけるが、夏の限定メニューぶっかけそうめんは、第1回桜井グルメグランプリ優勝を果たした逸品。
大宇陀温泉あきののゆ
家族の心と心が、いつもより近づくぬくもりを
奈良県下最高の美人湯とともに地域の魅力を伝える日帰り温泉。地元の有機栽培野菜がおいしい高原ファーム直営のレストランやバーベキュー施設があるほか、薬草や塩サウナなどアイテム浴も充実。


大宇陀温泉あきののゆ
- 住所
- 奈良県宇陀市大宇陀拾生250-2
- 交通
- 近鉄大阪線榛原駅から奈良交通大宇陀行きバスで20分、終点下車、徒歩15分
- 料金
- 入浴料=大人750円、小人(3歳~小学生)370円/入浴料(土・日曜、祝日、施設指定日)=大人800円、小人400円/フィットネスルーム利用料(大人のみ)=300円/
千寿亭
コシのある手延べそうめんを四季折々の多彩な味わいで
嘉永3(1850)年創業のそうめんの老舗「池利」直営の食事処。大和地鶏のだしで味わうつけ麺をはじめ、葛入りそうめん、トマト味噌にゅうめんなど工夫を凝らした豊富なメニューが楽しめる。手ごろな会席風のお膳も人気。
玄賓庵
謡曲「三輪」の舞台となった小さな庵
平安初期、俗事を嫌って三輪山麓に隠棲した玄賓の庵で、世阿弥の作といわれる謡曲『三輪』の舞台として知られる。かつては三輪山の檜原谷にあったが、明治の廃仏毀釈の影響で現在地に移された。

マルツベーカリー
60年以上続くパン屋さん
バニラクリームをたっぷり詰めたパピロや食パンにこし餡を挟んで揚げたアンフライなどオリジナルのパンが人気。レトロなパッケージもいい。
山辺の道 花もり
旅に華を添える自然豊かな食事処
かわいらしい店内で、春はいちご、夏は梅、秋は栗といった季節の素材を使うデザートが味わえる。挽きたてのきな粉で味わうお抹茶とわらび餅のセットもおすすめ。庭先を彩る季節の花々も楽しみのひとつ。


大野寺
春のしだれ桜と磨崖仏で知られる
「室生寺の西の大門」と呼ばれ、室生寺の末寺として崇敬を集めてきた。本尊は弥勒菩薩(秘仏)。また宇陀川対岸には後鳥羽上皇の勅願で作られた日本最大級の弥勒磨崖仏が刻まれ、遥拝所もある。春には見事な枝ぶりの小糸しだれ桜が咲くことでも有名。


平等寺
廃寺からよみがえった聖徳太子ゆかりの寺
寺伝では聖徳太子を開基とし、かつては大神神社の神宮寺だった。一時荒廃したが、現在は本堂や二重塔などが再興されている。聖徳太子作と伝わる本尊の十一面観世音菩薩や釈迦如来像、熱とり地蔵、聖徳太子像などを祀る。


西内酒造
明治初期より続く老舗
ドラマで老舗旅館のロケ地にもなった歴史ある蔵元は明治初期の創業。談山特製の生濁り酒は蔵元もイチオシの一品でおみやげにぴったり。