【新潟】いつ行く!季節の見どころ&イベントをチェック!
人々の生活の営みと自然豊かな風景が、四季折々に移りゆく新潟。海や山の恩恵を受けた旬の食べ物に、伝統的な祭りやイベントなど、訪れる時期によって、さまざまな楽しみが待っている。...
お母さん自慢の手料理に舌つづみ
小さなテントで地元のお母さんたちが持ち寄った野菜を販売したのがスタート。郷土食のあんぶ(あんぼ)や十日町の特産品であるそばをいなりの中に詰めたそばいなりはオリジナル料理。
新鮮野菜と人気のそばが味わえるじろばたセット1000円
そば&うどんと一緒に地元食材を
十日町の豊かな食材を広めたいと始めた食事処。自家製へぎそばかうどんを選び、地元産の山菜と野菜の惣菜ビュッフェが付くシステム。バリスタ監修のそば入りのコーヒーも人気。
ブッフェランチ1680円。写真は食べごたえのあるへぎそば
モチモチ食感の餅は松之山名物
地元の銘菓や銘酒を扱う蔵造りのみやげ物店。名物のしんこ餅や温泉コスメが人気。
米粉を使ったしんこ餅(10個入り)850円は、餅の独特の食感が美味
田んぼがキャンバスに!
色の異なる稲を植えて作られる田んぼアート。十日町市松之山地区でも2015年から毎年行われており、特徴的な地形を生かした棚田アートとして親しまれている。「おにぎり」がテーマ。毎年変わるキュートなアートに、デザイン段階から携わる都会と地元の人々の交流イベントも話題になっている。
HP:http://tanbo.co.jp (おひつ膳 田んぼ)
写真は2019年のもの
【WHAT’S大地の芸術祭?】
①国際的なアートイベント
豊かな自然と人々の生活が共生する、越後妻有エリアで開催されるアートの祭典。国内・海外の芸術家による作品が屋内外に展示される。
②開催時期は夏~秋
2021年の会期は7月25日~9月12日。田畑や自然が最も色鮮やかになる、真夏から初秋にかけて開かれる。
③開催場所は越後妻有の6エリア
県南部に位置する十日町市と津南町の全域が会場。総面積は760㎢に及ぶ。6エリアにある各拠点施設や自然のなかに展示される。
※PHOTO BY ANZAÏ, HATORI Hiroshi, ISHIZUKA Gentaro, KIOKU Keizo, NAKAMURA Osamu, T.KURATANI, YANAGI Ayumi
柱状節理の岩と清津川の峡谷美を間近に見られるよう設けられた、全長750mの徒歩専用トンネル。不思議な写真が撮れる4つの見晴らし所など、全体がアート作品となっている。
『Tunnel of Light』マ・ヤンソン/MADアーキテクツ作
最奥部には水盤に風景が写り込み、円形の自然美が広がる
峡谷を望むトンネル途中の開口部もアート作品
水盤の周りに回廊がめぐらされた、モダンな建築デザインが特徴の芸術祭の情報発信拠点。2021年の開催にあわせて大幅にリニューアル。
『Palimpsest:空の池』レアンドロ・エルリッヒ作
キナーレ美術館の中庭にある水盤に、不思議な像が描かれる作品
雪国の農耕文化を紹介するアート作品を中心に、越後まつだい里山食堂を併設する拠点施設の一つ。周囲の田畑や森林がフィールドミュージアムになっているのもユニーク。
『花咲ける妻有』草間彌生作
草間氏が野外作品のお気に入りと語るのが、カラフルなこちら
『棚田』イリヤ&エミリア・カバコフ作
農作業姿の彫刻や稲穂の情景を詠んだテキストを建物から眺める作品
廃校になった小学校を絵本作家・田島征三氏が“空間絵本”として再生。敷地に足を踏み入れた瞬間から、おとぎの世界が広がっている。
『学校はカラッポにならない』田島征三作
木の実や流木、和紙などで作ったオブジェを館内各所に展示
河岸段丘が望める展望スポット。「窓から見える風景は“私の風景”となる」をテーマに、自然風景を切り取る窓枠が置かれている。
電話:025-763-2511(十日町市中里支所地域振興課)
開園:4月〜11月上旬、見学自由
所在地:十日町市桔梗原キ1463ー1
交通:JR越後田沢駅から車で5分
駐車場:20台
『たくさんの失われた窓のために』内海昭子作
「風を映すカーテンと窓枠」がテーマ。好みの角度で風景を眺めよう
夢の準備をしたら、スーツに身を包んで就寝。見た夢を翌日に「夢の本」に書くという不思議な体験ができる。
『夢の家』マリーナ・アブラモヴィッチ作
第1回芸術祭でお目見えした、夢を見るための宿泊体験型の作品
谷崎潤一郎の随筆『陰翳礼讃』に着想を得た、建物がアート作品になった宿泊施設。光が織り成す不思議な仕掛けが各所で見られる。
『光の館』ジェームズ・タレル作
デザイン性の高い建物が色鮮やかにライトアップされる
国内、海外を問わず、旅行系のメディアを制作するチーム。30年近くにわたって、旅行ガイドブックや旅雑誌などを制作し続けています。とくに箱根や千葉、新潟は、現地での広いネットワークを生かして多彩な情報を発信。各地をじっくりとめぐったからこそ見つけられた、知られざる穴場スポットも続々と発掘していきます。
さらに、それぞれ異なる趣味趣向を持ったメンバーが集まっていますので、多彩なジャンルの記事も手がけていく予定です!