鎌倉観光はこれでOK!押さえておきたいおすすめ観光スポットと各エリアの特徴
歴史ある寺社を中心にさまざまな見どころが集まる古都・鎌倉。 首都圏から近く、基本的に徒歩で回れる気楽さで人気の観光地です。 こちらの記事では、観光に必要な情報をぎゅぎゅっと集めてみました! ...
長谷駅から歩いて7分の「力餅家(ちからもちや)」は、御霊神社の門前にあり、鎌倉エリアで最も長い歴史をもつ創業300年以上の和菓子の老舗店。長い年月を感じさせる、どっしりとした店構えも一見の価値があります。
のれんや看板など、歴史を感じさせる外観が存在感を放つ
「力餅家」の名物は、鎌倉のお土産の定番「権五郎力餅」。御霊神社に祭られている鎌倉権五郎景正にちなんで作られた自家製和菓子の逸品です。添加物を一切使うことなく、つきたての餅を餡でくるんだ、素朴で上品な甘みが魅力。力餅を求めて行列ができる店としても知られ、長年甘党をとりこにしてきました。
日持ち当日の「権五郎力餅」のほか、日持ちのする「求肥力餅」もあり、ほかにもカステラのような生地にあんこが入った「福面まんじゅう」など、店内には多彩な菓子が並びます。
面掛行列のお面の形の「福面まんじゅう」各180円
JR鎌倉駅西口の御成通り商店街にある「鎌倉小川軒 鎌倉本店」。世代を超えて老若男女に愛され続ける看板商品の「レーズンウィッチ」は、全国区の知名度を誇る鎌倉のお土産のひとつ。地元では日常のおやつや手土産としても親しまれています。
「レーズンウィッチ」は、上品にラム酒が香る少し大人の味わいのするクッキー。8年熟成のラム酒に漬け込んだ香り高いレーズンをほどよい甘さのバタークリームと合わせて、バターサブレでサンド。選別した品質のよいレーズンの香りと甘みがアクセントになっています。
ほかにも、バターサブレにアーモンドとカカオニブをトッピングした「鎌倉ビスケ」や、卵黄たっぷりのスポンジ生地をシュー皮で巻き上げた「シューロール」など、鎌倉のお土産に買って帰りたくなる洋菓子がたくさんそろいます。
「鎌倉ぷりん工房 かわいい娘たち~La・Chou・Chou~」は江ノ電長谷駅からすぐのところにある、湘南・鎌倉の食材を生かした手作りのプリン専門店。ガラス瓶に入ったかわいらしいパッケージのプリンは、鎌倉のお土産として大人気です。
「ぷりん」に使用する食材は、横須賀の牧場から直送される新鮮な牛乳や、三浦半島の養鶏場から届くブランド卵など、地元産のものを中心に使用。とろとろとなめらかな口あたりの濃厚なプリンが楽しめます。
オリジナルの「La・Chou・Chouぷりん」や「塩カラメルぷりん」をはじめ、フレーバーは常時10~15種類と豊富にそろいます。フランボワーズやマンゴーなどの果物や鎌倉野菜の味をしっかり感じ取れる季節限定フレーバーも登場。この店でしか購入できないプリンに出合えるのも魅力ですね。
店の外にはパラソルとベンチが設置。晴れた日はベンチに座って食べるのもいいかも
江ノ電由比ヶ浜駅から数分歩いた場所に立つ「麩帆(ふはん)」は、古民家を改装した小さな店構えの生麩専門店。笹の葉に包まれた「麩まんじゅう」を目当てに、行列ができることもある人気店です。
「麩まんじゅう」は、甘さひかえめの上質なこし餡を、きめの細かいなめらかな生麩の生地で包み込んだふんわりやわらかなまんじゅう。笹の葉のさわやかな香りがほのかに口に広がります。季節限定の商品も登場するのでチェックしましょう。
自家製の生麩は独特な食感で、のどごしが抜群。よもぎ、白ごま、黒ごま、あわなどの生麩も販売され、関東では珍しい商品とあって、鎌倉のお土産として好評です。
店舗の脇にある小さな窓口から商品を購入する
JR北鎌倉駅から歩いてすぐの鎌倉街道沿いに立つ創業100年以上の「北鎌倉 松花堂(しょうかどう)」。尾張徳川家へ献上した「あがり羊羹」の伝統を江戸時代から継承する老舗です。
職人が丹精込めて作る和菓子は、防腐剤、添加物を一切使っていません。「北鎌倉 松花堂」の看板商品の「あがり羊羹」は、鎌倉のお土産としても定評のある銘菓。「あがり羊羹」の“あがり“とは、“さしあげる”という献上の意味を表し、江戸時代に御用の品として徳川家に献上され、茶道羊羹として喜ばれました。
「あがり羊羹」は北海道産小豆を使用した豊かな風味とあっさりとした上品な甘味が特徴。水羊羹とも蒸し羊羹とも違うもっちりとした弾力と、とろけるような口あたりで、歴史の長さに裏打ちされたおいしさを実感することができますよ。
「あがり羊羹」以外にも、「小倉羊羹」「煉羊羹」、そして香り高い挽き茶を使った「挽茶羊羹」もあるので、味や食感の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
JR北鎌倉駅近くでアクセスの良い好立地。駐車場も完備
「豊島屋 本店」の商品ロングセラー「鳩サブレー」と言えば、鎌倉を代表する王道のお土産のひとつです。
「鳩サブレー」が誕生したのは明治時代。鶴岡八幡宮の境内にたくさんのハトがいたことから、「豊島屋」の初代がハトをモチーフにした商品を作ろうと考えたことをきっかけに、サブレーの形が生まれました。初代が外国人からもらったビスケットを参考に、当時珍しかったバターを使って試行錯誤を繰り返し、バターのほどよい甘みがクセになるサブレーを作り上げました。
本店限定のパッケージ
「鳩サブレー」の特徴でもあるサクサクの食感にこだわり、ベストな状態に保つため、季節を通じて日々焼き時間の調整を続けています。
若宮大路に面した本店では、「鳩サブレー」の本店限定パッケージを販売。ハトの形をした小さならくがんなど、店内に並ぶ数々の鎌倉らしいモチーフの和菓子は、喜ばれそうな鎌倉のお土産ばかりです。
大きな白い建物にハトのロゴが目印。創業は明治27(1894年)
古くから茶道が盛んだった鎌倉で、茶道とともに磨きをかけた和菓子を作り続けているのが老舗「大くに」。鎌倉駅東口から徒歩8分の小町大路の大町四ッ角交差点にあります。
「大くに」で提供される和菓子は、寺院の茶席でも愛用される逸品。上質な材料を吟味し、創業以来の製法でていねいに手作りされています。
鎌倉のお土産の定番にもなっている「麩の饅頭」は、北海道産小豆で炊き上げた自家製餡を生麸で包み、笹の葉で巻いたみずみずしい和菓子。生麩から青のり香りが漂い、どこか懐かしい素朴な味わいを感じさせます。
餡を生麩で包んだ「麩の饅頭」1個200円
それ以外も色とりどりの上生菓子、どら焼き、もなか、団子のほか、和菓子の餡を詰めた小さなあんぱん風の「あんぱん饅頭」など、遊び心あふれるオリジナル商品が並ぶのも魅力。桜を使った春の和菓子など、季節ごとに内容が変わる商品も楽しみですね。
繁華街の喧騒から少し離れた、大町四ツ角と呼ばれる交差点の角にたたずむ
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